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南京大虐殺と「百人斬り(の真相)」 まとめページ 

claw2004-10-02

↑クロウです。
この「お下品」で「こんじょーわる」なブログにようこソ。
「萌える反戦運動」と称しておきながら、まいにちまいにち殺伐とした文章ばかり書いている代表者・九郎政宗にかわって、今日はわたしがご案内いたしマす。
なお「クロウ」というのは本名ではなく、リバーベンドお姉さん(http://www.geocities.jp/riverbendblog/)と同様の、ハンドルネームとしてご理解くだサい。


ところで、本サイト『CLick for Anti War』では、2004年9月末から、本宮ひろ志せんせいの漫画『国が燃える』、それに週刊ヤングジャンプ編集部(集英社)を支持する立場でキャンペーンを開始していマす。

▼【提案】本宮ひろ志『国が燃える』に「グッジョブ!」を
http://d.hatena.ne.jp/claw/00010110
※事態の経過や各種リンクも豊富にそろえております。



でもまー、もうすでに70年ほども前のできごとですから、「えーでもボク歴史とかのことはよく知らないしー」というヒトも多いですヨね。
日本の政府も、文部省(当時)も、さらに最高裁判所も、「南京虐殺」があったことはとっくに↓認めているというのに・・・

▼外務省は南京事件での虐殺の存在を認めている。
※外務省で「南京事件」を検索すると・・・
http://www2.mofa.go.jp/
※たとえば「外務省報道官会見記録」平成11年5月14日より
>また、いわゆる南京事件については、その事実関係をめぐり種々の議論が存在していることは承知しているが、日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害あるいは略奪行為等があったことは否定できない事実であると考えている。いずれにせよ、過去の一時期植民地支配と侵略により多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたことを率直に認識し、戦争は二度と繰り返さず平和国家としての道を歩んで行く決意であることは従来より繰り返し申し上げている通りである。


▼在中国日本国大使館の南京大虐殺に関する見解 
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/jinfor6.html
>(イ)日本政府は、いわゆる「南京事件」に関しては、その事実関係を巡り種々の議論が存在していることは承知しているが、1937年の日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害あるいは略奪行為があったことは否定できない事実であると考えている。


▼磁石と重石の発見  
http://d.hatena.ne.jp/dokusha/20041003

・・・いまだに「なかった!」と言い張る人がいて、またそれを信じこんじゃう人がいるのも、つまりは「基本的な情報に触れる機会が不足している」からでしょウね。
ちなみに、サイト管理人・九郎政宗の祖父は、1937年当時、京都第16師団の兵士として南京攻略に参加していまス。戦争を知らない子供たちが、小林よしのりを真にうけて、「南京大虐殺は中国の捏造」などと言うのを聞くたび、九郎政宗は失笑を禁じえないようでス。
現実の戦争はマンガとは違いまス。虐殺も強姦も、それどころか略奪も拉致も監禁も虐待も被災死も餓死も発生するのが戦争デす。南京においても同じことが起こった・・・ということでス。ただ、年の若い人たちは、なかなかそういう現実を知る機会がないかも知れませン。


そんじゃあ、若い人が南京事件についての「基本的な情報に触れる機会」を作っちゃいまシょう!
ということで今日は、ネット上で利用できる、「南京大虐殺」や「百人斬り事件(の真相)」の基礎資料をご紹介したいとおもいマすー。
「このページも紹介してよ」というご意見があれば、コメント欄に書き込んでいってくださイね。
では、はじめマす。

「南京大虐殺なかったで厨」を百人斬りするQ&A



 まずは南京大虐殺に関する記録や史料についテ。「えー、南京大虐殺はなかったんじゃないのう?」というヒトたちは、下のサイトで示された文献をちゃんとチェックしてからにしたほうがいいと思いマす。内容は濃いけど、文章はやさしいので、「はじめてでも安心」デすよう?

▼『半月城通信』 http://www.han.org/a/half-moon/
南京事件60周年(1)、犠牲者数
http://www.han.org/a/half-moon/hm043.html#No.287

>家永教科書裁判を支援する目的で1984年に発足した南京事件調査委員会に参加して、南京事件の研究に取り組むようになってから13年になる。
>日本ではこれまで南京事件の事実を否定ないし過小に見ようとする主張が、政治的意図をもって展開されたため、南京大虐殺論争がセンセーショナルな様相を呈した結果、歴史学の分野では、このテーマを研究することを敬遠する傾向にあった。そのため、南京事件を歴史研究のテーマにして、歴史学的に論ずる作業が十分なされてこなかった。
>近年になって、わたしが証言に立った家永教科書裁判第3次控訴審では、南京事件記述にたいする文部省検定を違法とする判決が出され(93年10月)、文部省が最高裁に抗告しなかったため、さきの最高裁判決で国側の敗訴が確定した。現在では、高校の日本史教科書と中学校教科書のほとんどに南京事件が記述されるようになっている。
笠原十九司著『南京事件』(岩波新書,1997)

南京虐殺60周年(2)、ラーベの日記(1)
http://www.han.org/a/half-moon/hm043.html#No.288
南京虐殺60周年(3)、ラーベの日記(2)
http://www.han.org/a/half-moon/hm043.html#No.289
南京虐殺60周年(4)、米国の論調
http://www.han.org/a/half-moon/hm043.html#No.290
南京虐殺60周年(5)、捕虜の処置
http://www.han.org/a/half-moon/hm044.html#No.291
南京虐殺60周年(6)、中国の主張
http://www.han.org/a/half-moon/hm044.html#No.292
南京虐殺60周年(7)、南京レイプと慰安所
http://www.han.org/a/half-moon/hm044.html#No.293
南京虐殺60周年(8)、虐殺の背景
http://www.han.org/a/half-moon/hm046.html#No.303
南京虐殺(9)、「ニセ写真」
http://www.han.org/a/half-moon/hm067.html#No.440
南京虐殺(10)、死体の行方
http://www.han.org/a/half-moon/hm067.html#No.441
南京虐殺(11)、黒客事件
http://www.han.org/a/half-moon/hm067.html#No.442

・・・「在日韓国人としてさわやかに生きたい」というスタンスから、ネットで発言された内容を整理して収録しテおられるサイトです。
基本的には朝鮮・韓国の歴史や日本との関係についてのサイトなのですが、南京大虐殺のおはなしもありまス。冷静な論調、大量の文献資料の提示、どこをとってもスばらしいですよ?
・・・たとえば中国の示す「犠牲者30万人」という数字にしても、そういう主張があるということは知っていても、いったいどういう文献で、どういう論拠からそう主張されているかは知らないひとが多いデすよね。でも、このヒトはそういうのをちくいちチェックして、議論の流れを検証していくのデす。(ご本人は研究者ではないようなので、犠牲者数に関しては断定は避けておられマす。)

・・・インターネットで、うンざりするほどよく見かける「南京大虐殺なんて無かったんでしょ?だって***なんておかしいじゃん」というご意見。
じつは、この「***」の部分に入る「素朴な疑問」というのは、とうの昔に明らかになっていることがほとんどデす。
「素朴な疑問」を連発して、ほかのみなさんを困らせないように、まずここを読みましょウね。

▼アンチ『ゴー宣・戦争論』FAQ @日の出講芸
http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/anti_faq.html
同、参考資料 南京大虐殺事件 (被害者推計、日本側・中国側の記録、第三国の報道など)
http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/antigo.html


▼南京事件 小さな資料集
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8503/
「犠牲者数」は?日本人は「南京事件」をどう見たか?捕虜の試し斬りはあった?マギー証言やスマイス報告をめぐる議論は?民間人殺害命令はあったのか?城外と農村部の住民被害はどうなってる?日本軍の暴行記録は「49人」か?またその中身は?「通州事件」が発生した事情は?等々。           

(以下のサイトは、けっこうよかったんですけど、今は再建中です。)

▼南京事件FAQ
http://www5.tok2.com/home/JOHNVOID/nankin_faq.html
「日本軍が30万人も殺せるはずがない」「虐殺があったら市民は南京に戻らないはず」「民間人には証明書を出していた」「そんなに一度に殺せるわけがない」「南京事件を報道したメディアがないのはおかしい」「日本人の記者が虐殺を見てなかったのはおかしい」「そんなに殺したのなら、死体はどこへいったのか。おかしい」等々。

(内容を見たければ、グーグルキャッシュでどうぞ。おおよその内容は以下のとおり)
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060121#p1


・・・「本宮は捏造写真であると証明された写真を資料にして、しかも書き直して漫画に使った」というヒトがいマすね。
その写真が「捏造であった」という根拠はなんでしょウか?まずは以下のサイトをご覧くだサい〜。

▼問答有用掲示板
http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=30102&range=1
※『国が燃える』で「捏造」呼ばわりされた写真の鑑定投稿。比較対照用の写真つき。
この鑑定では、別の写真をもとに「これはマフラー等を首にまいた日本軍兵士であろう」という説です。


▼the掲示板
※ 「これはマフラー等を首にまいた日本軍兵士であろう」という説その2。比較対照用の写真つき。
http://pic4.ten.thebbs.jp/1089644978/x1341


▼笑い顔の謎 @『南京事件の真実』
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/ryojoku.htm
※この鑑定では、以下の資料を参考しつつ、「女性の服を奪った日本兵であろう」という説です。
>南京での敵の蛮行目撃記   筆者不詳      『漢口大公報』1938年2月7日付  
>(捕らえられた)二日目の早朝、私はまた洗面用の水をはこばされたが、敵兵の一人が水を裏庭に運ばせ、また室内に運ばせた。よくのみ込めないと、彼は蹴ったり殴ったりしてわからせた。私は室内に運ぶしかしようがなかった。部屋に入るやいなや、二人の女の同胞が一枚の毛布に体を隠し、凶悪そのものの顔つきをした二人の「皇軍」将校が、それぞれの女の服を来、向き合って獰猛に笑っているのが見えた。私は素早く水桶を放し、頭をふらつかせながら出ていった。

・・・ということであれば、本宮せんせいの漫画が、あの写真を参考資料に使うことはまったく問題がありませんし、「軍服を描きなおした」ことに関しても、それは「事態をより正確に説明するための情報の再構成を行った」ということにすぎないわけデす。どんな服を着ていようが「中のヒト」は同じなのですから、「中のヒト」の属性を明示する服装をさせたほうが、読者に対しては親切というものデす。


 なお、写真という資料のあつかいについては、次のようなことに注意しなければなりませんデしょう。

▼歴史家はなぜ、写真を歴史資料とはしないのか@『南京事件の真実』
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/zanshu_hen.htm
>1.写真はその場で起こった事象のうち、空間的、時間的にほんの一部分を切り取ったものであり、かならずしも事件全体を表現しているわけではない(記録空間、時間の限定性)。例えば安全区で日本兵が子どもらにお菓子を配っているのを日本人カメラマンが撮影する間、別の日本兵は女性を強姦していたが、日本の記者はそちらの方は一枚も取らなかった事例をマッカラムは報告している。

>2.写真はその映像の中に現れている人物、物体、事象が誰であり、何であるかについて確定的な情報を常に与えているわけではない(対象指示能力の欠如)。写真に現れているものが何であるかという、対象指示能力については文献資料の方が優れている。

>3.写真映像は誰が見ても一定の見方、読みとり方しか出来ない場合もあるが、多くはもっと多様な解釈を許している(写真の多義性)。それに対する判断は彼らがすでに得ている知識・経験によって少しずつ異なる。

>したがって、写真単独が持つ歴史資料としての資料価値は決して高くない。写真資料は資料の由来を示す文献に裏打ちされて始めて写真内容の解釈が可能となる。さらに他の文献資料および包括的な歴史像と対照させてはじめて正しい解釈が可能になることは他の文献的資料と同じである。にも関わらず、一般人は写真の訴えかける力のために単独で決定的な証拠になりうると考えている人が多い。

・・・こうなると、日本軍による捕虜殺害や強姦の写真については「捏造」と言いきる人たちが、当時の新聞が報じる「平和を取り戻した南京」の写真を疑いもなく受け入れるのは、ちょっとフシギです。


「百人斬り」事件・・・「実は二百人斬ってました」?!



・・・「『国が燃える』は、あたかも「百人斬り」があったかのように描いているからけしからん!」というヒトがいマす。

http://yanagi774.easter.ne.jp/ronsetu/shuuei640929.html
>現在、でっち上げの「百人斬り」で処刑されたご遺族が名誉回復を掛けて毎日新聞、朝日新聞を相手取り裁判を闘っている最中である。

これもヘンな話デす。
『国が燃える』では「百人斬り」などという言葉は出てきていませんし、実在の人物を思わせる人名も登場しマせん。
「便衣兵への見せしめ処刑」という名目で、捕縛された中国人の殺害が競争のように行われていた描写があるばかりデす。
この人たち↑は、漫画の内容をむりやり実在の人々に関連づけようとしてませンか。そのほうがむしろ故人の名誉毀損にあたる気もしマす。
ちなみに、実際に行われている裁判は、新聞報道による「名誉毀損」があったかどうかを問うもので、「百人斬り」の事実認定を問うものではありまセん。
ありませんけドも、「百人斬り」に関するいろんな新資料が、こんな風に出てきたりしていマすよ〜。

▼事実.com http://web.sfc.keio.ac.jp/~gaou/jijitu/


・この裁判はどういう裁判なのか
http://web.sfc.keio.ac.jp/~gaou/jijitu/abst.html
・裁判で示された新資料:本人が自認していた話を報道して「名誉毀損」が成り立つか
http://web.sfc.keio.ac.jp/~gaou/jijitu/sato_shogen.html
・裁判で示された新資料:本人の手紙
http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=27727&range=1

南京入城まで百五斬つたですが、その後目茶苦茶に斬りまくつて二百五十三人叩き斬つたです、おかげでさすがの波平も無茶苦茶です、百や二百はめんどうだから千人斬りをやらうと相手の向井部隊長と約束したです、
戦友の六車部隊長が百人斬りの歌をつくつてくれました・・・(中略)・・・まだ極楽や靖國神社にもゆけず、二百五十三人も斬つたからぼつぼつ地獄落ちでせう

・当時の部下による手記
http://andesfolklore.hp.infoseek.co.jp/intisol/hyakunin2.htm

>このあたりから野田、向井両少尉の百人斬りが始るのである。野田少尉は見習士官として第11中隊に赴任し我々の教官であった。少尉に任官し大隊副官として、行軍中は馬にまたがり、配下中隊の命令伝達に奔走していた。
この人が百人斬りの勇士とさわがれ、内地の新聞、ラジオニュースで賞賛され一躍有名になった人である。
「おい望月あこ(※2)にいる支那人をつれてこい」命令のままに支那人をひっぱって来た。助けてくれと哀願するが、やがてあきらめて前に座る。少尉の振り上げた軍刀を背にしてふり返り、憎しみ丸だしの笑ひをこめて、軍刀をにらみつける。
一刀のもとに首がとんで胴体が、がっくりと前に倒れる。首からふき出した血の勢で小石がころころと動いている。目をそむけたい気持も、少尉の手前じっとこらえる。
>戦友の死を目の前で見、幾多の屍を越えてきた私ではあったが、抵抗なき農民を何んの理由もなく血祭にあげる行為はどうしても納得出来なかった。
>その行為は、支那人を見つければ、向井少尉とうばい合ひする程、エスカレートしてきた。
>両少尉は涙を流して助けを求める農民を無残にも切り捨てた。支那兵を戦闘中たたき斬ったのならいざ知らず。この行為を連隊長も大隊長も知っていた筈である。にもかかわらずこれを黙認した。そしてこの百人斬りは続行されたのである。
この残虐行為を何故、英雄と評価し宣伝したのであらうか。マスコミは最前線にいながら、支那兵と支那農民をぼかして報道したものであり、報道部の検閲を通過して国内に報道されたものであるところに意義がある。

・・・さて、この裁判の一審判決は以下のとおりデす。

▼「百人斬り」報道、旧軍少尉遺族の損賠請求を棄却 (@読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000004-yom-soci
>1937年に旧日本軍が中国の南京へ侵攻した際、2人の少尉が中国兵を競って切り倒す「百人斬(ぎ)り競争」を行ったとする記事で名誉を傷付けられたとして、少尉の遺族が毎日新聞社(当時の東京日日新聞)、朝日新聞社、柏書房の3社と、本多勝一・元朝日新聞編集委員に計3600万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が23日、東京地裁であった。
>土肥章大裁判長は「真偽について見解が分かれ、歴史的事実としての評価は定まっておらず、明白な虚偽とは認められない」と述べ、請求を棄却した。原告は控訴する方針。
・・・
>判決は、初めて百人斬りを報道した東京日日新聞の記事について、<1>2人が記者に話したことが契機となった<2>1人は報道後、百人斬りを認める発言をしたことがうかがわれる――などの点から、「虚偽、誇張が含まれている可能性が全くないとはいえないが、記者の創作とまで認めるのは困難」と判断した。


▼元将校遺族の請求を棄却 「百人斬り」訴訟で東京地裁 (@朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0823/TKY200508230181.html
>原告側の「死者への敬愛追慕の情を侵害した」との主張について、判決は「表現行為が違法となるのは『一見して明白に虚偽』である場合」との基準を示したうえで、記事は「両少尉が記者に百人斬り競争の話をしたことがきっかけで掲載された」などと認定。「本多氏が論拠とした関係者の著述なども一概に虚偽とは言えない」などとして、書籍の記述が「一見して明白に虚偽だとはいえない」と判断した。
>原告側の「死者や遺族の名誉を棄損した」との主張についても、「死亡によって名誉などの人格権は消滅する」「記述は遺族の生活状況などについて言及していない」などとして退けた。
>〈原告側代理人の話〉 明白に虚偽だとの証明を原告に求める不当な判決。控訴して争いたい。
>〈朝日新聞社広報部の話〉 当社の主張を認めた判決と受け止めています。



それにしても、ネットの上でたまたま見かけたページ(たとえば↓コレ)を信じ込んで・・・

▼『国が燃える』捏造事件?
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/8312/page044.html

・・・「南京大虐殺なんか中国の捏造だ!」とかゆー人もいタりします。


実際に資料の原典にあたったわけでもなく、当事者の話を聞いたわけでもなイのに、
どうしてそんなに自信満々なんでしょうか
・・・?


せめて、ネット上に存在する基本的な資料には、最初に目を通すようにしましょウよ。
そうすれば、
「ああ、グースさんのサイトが『百人斬り裁判』の資料↓を引用してないのは・・・
http://web.sfc.keio.ac.jp/~gaou/jijitu/sato_shogen.html
http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=27727&range=1
・・・『民間人殺害の事実があった』『本人も人を斬ったことを自慢してた』ということを、必死で隠しているんだなあ」と、
すぐにわかっちゃうワけです。

・・・すべての歴史資料には、人間が記録したものである以上、欠落や誤謬や矛盾が含まれています。だからこそ、複数の資料をつきあわせて、事象の全体像を構成しなければなりまセん。
 この機会に、グースさんのページを練習台にして、「『虐殺なかった派』のみなさんが何を隠そうとしているのか」をチェックしてみてはいかがでしョうか?



▼あるインタビュー
>(南京大虐殺について)最近の新聞などで議論されているのを見ますと、なんだか人数のことが問題になっているような気がします。辞典には、虐殺とはむごたらしく殺すことと書いてあります。つまり、人数は関係ありません。私が戦地で強いショックを受けたのは、ある青年将校から「新兵教育には、生きている捕虜を目標にして銃剣術の練習をするのがいちばんよい。それで根性ができる」という話を聞いた時でした。それ以来、陸軍士官学校で受けた教育とは一体何だったのかという懐疑に駆られました。
>また、南京の総司令部では、満州にいた日本の部隊の実写映画を見ました。それには、広い野原に中国人の捕虜が、たぶん杭にくくりつけられており、また、そこに毒ガスが放射されたり、毒ガス弾が発射されたりしていました。ほんとうに目を覆いたくなる場面でした。これごそ虐殺以外の何ものでもないでしょう。
>しかし、日本軍が昔からこんなだったのではありません。北京駐屯の岡村寧次大将(陸士十六期・東京出身)などは、その前から軍紀、軍律の乱れを心配され、四悪(強姦、略奪、放火、殺人)厳禁ということを言われていました。私も北京に行って、直接聞いたことがあります。
・・・三笠宮崇仁(聞き手 中野邦観・読売新聞調査研究本部主任研究員) 


▼以上、『日本人の著作に見る「南京事件」』↓より。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8503/nihonjin.html

・・・





(以下、適宜情報を追加していきます。)



一兵卒の見た南京事件:軍事郵便と祖父の記憶

・・・九郎政宗からのお勧めはこちらデす。

▼小池善之『南京大虐殺と軍事郵便』
http://www1.vecceed.ne.jp/~swtamura/asaba.htm
※静岡県磐田郡浅羽町に残されていた軍事郵便。第三師団第二陸上輸卒隊に所属していた人が残した手紙。
1937(昭和12年)、天津にて。

>[今いるところは天津であるが、毎日天津より南西の二十里位の所の列車警備に行くのですが、実弾がビューと音立てて走って来るのですこぶる気持ちが悪いよ。(中略)天津でも毎日毎日便衣隊が我々の手に捕われるのですが、道路上で皆銃殺してしまいます。幾日も幾日も置いて紫色にくさった様を見て、初めは食事もとれませんでした。しかし今は何とも思いません。故郷の方でも相当騒いだことでしょう。天津の戦いは、大きな建物は我が空軍の為に全部破壊されまして見るも哀れな姿です。今いるところは金坊という会社である。此の会社でもやられて非常なる損害を受けたそうです。]・
>[このころは毎日、保定永定河近くに自動車にて残兵狩に出ています。今いる自分等のところから近いので、自分等の夜も安心するように毎日出ていくのです。毎日五人や十人くらい殺して帰ります。中には良人も殺しますが、何分気が立っているので、いる者は皆殺しす。哀れな者さ、支那人なんて全く虫だね。]

同年、第十軍(柳川兵団)に転属し、天津から中支へ。杭州湾から上陸し南京に向かう。

>[自分等のいるところは此の城外である。城外でも揚子江の沿岸で中国銀行。家は五階であるが、三階までは焼けている。自分等のいる隊は乙兵站部で、隊長は青木少佐であって良い人です。兵站部は食糧等の分配をして各部隊にやるところである。揚子江を船で来る全全部の荷物が自分等の所に来るのです。沢山な荷物を五十人足で歩哨に立つのでなかなか苦労は多いよ。去年の三十一日まで支那兵の捕まえたのを、毎日揚子江で二百人ずつ殺したよ。川に、手を縛って落としておいて、上から銃で撃ったり刀で首を切ったりして殺すが、亡国の民は実に哀れだね。まるで鶏でも殺すような気がするよ。十二月二十七日の夜は、兵站部に食糧を盗みにきたので七人捕まえて銃剣で突き殺したが面白いものだったよ。全く内地にては見られない惨状だよ。](1938年1月の年賀状)

(九郎政宗註:太字で示した殺害方法は、祖父に聞いた話と酷似している。私の祖父の場合、「捕虜」を数珠つながりに縛って川に放り込んだという。彼らは放置しておいても溺死するのだが、死に切れない者には銃弾が打ち込まれ、浮かんできた者には刀で斬りつけた。また、暴れださないように手足を針金で縛ったこともあったという。上記の手紙の事例といい、こういう方法が当時は一般的だったということなのか。)


・・・ついで、日本軍占領後の南京の状況。

>[平和になった南京市には南京市民が続々と帰ってくるよ。来てもだね、夜が来ても寝るところも無し。此の寒さにふるえて死んでいく者も一日に何百人ですよ。哀れな支那人ですね。]・
>[俺達の居る南京地方は、此の頃は暖かになりました。一週間前は雪が降っていたが、此の頃は毎日春だよ。襦袢一枚で毎日暮らしているよ。もう支那兵の死人が暖かになって腐るので、悪臭が鼻を切るように匂ってくるよ。全く戦地だね。揚子江の隅には死人の山で□の如くだよ。一寸内地の人が見たら驚くね。腐ってどろどろになって居るよ。]・

※詳細については、「南京事件を追う」(『静岡県近代史研究』第24号、1998年)、あるいは『浅羽町史』通史編(2000年3月刊行予定)。
※以上のコンテンツは『田村貞雄のページ』http://www1.vecceed.ne.jp/~swtamura/index.htmより。







ニュースもおさえときマしょー。


・・・ユニセフが米軍のサマラ市民殺害に抗議を行っていマす。

▼米軍とイラク治安部隊 サマラで大規模掃討 武装勢力109人を殺害 - 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000010-san-int
>一方、サマラの病院の医師は、戦闘で女性や子供を含む民間人少なくとも四十七人が死亡したとしている。
▼子供や女性ら3人死亡か 米軍、ファルージャ空爆 - 共同通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000038-kyodo-int

・・・軍による虐殺は何によって起きるのでしょウか。
おそらくは「死の恐怖」と「焼けつくような焦燥」によって、です。
もちろん、第一の原因は、「派遣するには適当でない場所に軍を派遣した、政府指導者の政策ミス」でス。
第二の原因は、「現実を無視した、軍の指導者のおおざっぱな命令」デしょう。
すると、現場に派遣される兵士には何が起こルか。
歓迎されていないことが明らかな「敵地」で、迫り来る死を感じ取りながら、さりとて命令に反して逃げることもできナい。
恐るべきストレスが発生するでシょう。
あまりにも大きなストレスの存在は、生命の存続をおびやかしマす。
ストレスから逃れるべく、恐怖と焦燥を目に浮かべながら、兵士は虐殺を開始する。
笑っているように見えるとしても、それは笑いではないように思わレます。


▼<米テレビ討論>イラク市民の間でも高い関心 - 毎日新聞 - 海外
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000154-mai-int
>古本市場に来ていた歯科医のナイム・ダラジさん(46)は「ニュースを見たが、2人はイラクを利用して自分の勝利を狙っているだけだと思った。イラクでは連日、子どもが死んでいるのに2人がその責任を感じているとは思えなかった」と憤慨していた。
>また、大学院で歴史を学ぶアブドラフマン・カザスさんは「ブッシュ(米大統領)の発言はうそばかりだった。これだけ、イラクがめちゃくちゃになっているのに、まだ、自分のやったことを正当化しようとしていた。私はブッシュに謝罪を求めたい」と述べた。
>古書店主のアブドルハッサン・アハマドさん(58)も「イラクでは市民が連日、死んでいく。それにどう対応するのかの答えが聞けなかった」と残念そうに語った。
>アラビア語衛星放送「アルアラビーヤ」のコメンテーターを務めるサアド・ハッサニ氏は「イラクが主題にはなっているが、米国人のためにイラク問題をどう扱うかということであり、イラク人のために何をするかという視点ではない。だから、一般のイラク人は冷めた見方をしているのではないか」と分析した。

・・・イラク市民とブッシュ大統領がテレビ討論したほうが面白そうデす。

▼自衛隊派遣で影響懸念 防衛庁、英国対応を注視 - 共同通信 - 政治
>政府は1日、ブレア英首相の与党・労働党がイラク戦争をめぐり国連安保理決議の有効期限が切れる2005年12月以降の撤退の可能性に含みを残す声明を採択したことについて、自衛隊派遣への影響が出ることに懸念を強めている。

・・・はっきり言えばいいノに。
「イギリス軍がいなくなって、米軍に守られることになるのは怖くてイヤだガクガクブルブル」と。

▼ザワヒリ副官とほぼ断定 「日本攻撃」声明でCIA(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000013-kyodo-int
>米中央情報局(CIA)当局者は1日、国際テロ組織アルカイダが「日本攻撃」などを呼び掛けた録音テープを分析した結果、声明を読む人物はアルカイダのナンバー2、ザワヒリ副官本人である可能性が「極めて高い」ことを明らかにした。
>中東の衛星テレビ、アルジャジーラを通じて同日放送されたテープは、世界各地で日本や米英両国などの関連施設を攻撃するよう、イスラム教徒の若者に呼び掛ける内容。「アフガニスタンやイラク、(ロシアの)チェチェン共和国で占領軍に参加している」ことを攻撃理由に挙げた。

・・・事実とすればヤな感じですが、CIAの声明が真実である(あるいは、真実でない)可能性は、誰がチェックすればいいのでしょウか?


「テロに負けない国より、テロに遭わない国を」(江川達也)

それではまタね。'ila-l-liqaa'!

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう」
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」