英語圏の出版最大手であるペンギンランダムハウスグループが、これまでグループ内で複数方式あった図書館向けのライセンスモデルを2016年1月1日から統一することを発表しました。
2012年に米ランダムハウスと英ペンギングループが合併して誕生したペンギンランダムハウスグループにおいては、合併前のペンギングループに属する電子書籍とランダムハウスに属する書籍とで異なるライセンスモデルが採用されており、ランダムハウスの電子書籍は一度ライセンスを購入すると永続的にアクセスが保障された一方、ペンギングループの電子書籍は一年ごとのライセンス更新が求められました。新たなモデルでは永続アクセス型に統一されるとともに、各タイトルの価格も引き下げる方針とのことです。
Penguin Random House Announces New Ebook Terms of Sale for Libraries(Library Journal、2015/12/3付け)
http://lj.libraryjournal.com/2015/12/technology/ebooks/penguin-random-house-announces-new-ebook-terms-of-sale-for-libraries/
Penguin Random Houseグループ、公共図書館への電子書籍ライセンスを「永続型」に統一、同時に価格も引き下げ(hon.jp DayWatch、2015/12/4付け)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=6995
参考:
大手出版社の米ランダムハウスと英ペンギングループが合併へ
Posted 2012年10月30日
http://current.ndl.go.jp/node/22199