2014年9月19日、OCLC ResearchがLinked Dataを使用したサービスやプロジェクトについての国際的な調査の結果を公開しました。2014年7月7日から8月15日に行われたものとのことです。15か国から122の回答があり、76のLinked Dataについてのプロジェクトやサービスについて記述されているとのことです。25のプロジェクトではLinked Dataを使用しており、4がLinked Dataを発行し、47のプロジェクトではどちらも実施しているとのことです。
OCLC Researchのブログでは、以下の主要な調査結果が公開されているようです。
・Linked Dataのプロジェクトやサービスを導入した主要な2つの理由は、他の情報源からのデータを活用して自身のデータを拡張すること、利用者により充実した経験を提供することである。
・最もよく活用されている4つのLinked Dataの情報源はid.loc.gov、DBpedia、GeoNames、VIAFである。
・データをLinked Dataの形式で公開する主な理由の2つは、ウェブ上のより多くのユーザにデータを顕在化させること、Linked Dataとしてのデータセットで何ができるのかを示すことである。
・1億トリプル以上の4つの主要なデータセットは、WorldCat.org、WorldCat.org Works、Europeana、The European Libraryである。
・実装担当者から提供されるアドバイスの多くは準備やプロジェクト管理に関するものである。
HangingTogetherのブログで、6回にわたって調査結果を紹介する記事が連載されています。
Results from OCLC Research International Linked Data Survey for Implementers Now Available(OCLC Research, 2014/9/19)
http://www.oclc.org/research/news/2014/09-19.html
OCLC Linked Data Research
http://www.oclc.org/research/activities/linkeddata.html
Results of Linked Data Survey for Implementers
http://oc.lc/0bglX7
※回答データがExcelで提供されています。
Linked Data Survey results 1 – Who’s doing it(hangingtogether.org, 2014/8/28)
http://hangingtogether.org/?p=4137
Linked Data Survey results 2: Examples in production(hangingtogether.org, 2014/8/29)
http://hangingtogether.org/?p=4147
Linked Data Survey results 3–Why and what institutions are consuming(hangingtogether.org, 2014/9/1)
http://hangingtogether.org/?p=4155
Linked Data Survey results 4–Why and what institutions are publishing (Updated)(hangingtogether.org, 2014/9/4)
http://hangingtogether.org/?p=4167
Linked Data Survey results 5 – Technical details(hangingtogether.org, 2014/9/5)
http://hangingtogether.org/?p=4256
Linked Data Survey results 6 – Advice from the implementers(hangingtogether.org, 2014/9/8)
http://hangingtogether.org/?p=4284
参考:
OCLC Research、Linked Dataを利用したサービスやプロジェクトについての調査を実施、結果をブログで紹介
Posted 2014年9月2日
http://current.ndl.go.jp/node/26929