ああ、小菅村でのんびり暮らそう

集落に移住して、古民家ホテルを運営する夫婦の話

自分にとっての豊かさを、思い出させてくれる場所

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古民家を改装したホテルを開業することになり、経過をみせたいといって、ブログの更新をしないまま早くも半年が経ってしまった。

 

それくらい目まぐるしい毎日を過ごしていて、今まで現場でしか働いたことない自分にとって「ホテルをつくる」というのは全てが新しい挑戦。

 

まるで新卒時代に戻ったように手探りで前に進み、たまに分からなくなって逆戻りして、それでもちょっとずつ前へ前へ。

 

そんな感じで行ったり来たりを繰り返しながら少しずつ自分たちの理想とするホテルに向かって歩いている。

 

 

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では、自分たちの理想とするホテルはどんなものなのか?

 

今はまだ全てを話すことはできないけど、ひとつ個人的に提供したい価値として「豊かさの再認識」というものがある。

 

人それぞれ理想とするライフスタイルや大切に想う人がいて、そういった「大切なことを大切にする時間」のことを私は "豊かな時間" と呼んでいるのだけど、ストレスのかかる環境でゆっくりする時間もないくらい忙しい毎日を過ごしていると、意外と簡単に忘れてしまったりする。

 

これは東京のホテルで5年間働き、その後2年間のオーストラリア生活を経て、再び日本に帰国した際に感じた実体験。

 

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向こうでの生活は比較的ストレスなく時間もたっぷり使えたからだろうか、側にいる人のことを想ったり、空の青さや道端の花を見るだけで感動したり、裸足で土の上を歩いて足裏の冷んやりとした感覚を思い出したり、そんななんでもないようなことに「幸せだなぁ」と呟いていた。

 

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帰国して東京で過ごすことが多くなると、その感覚はあっという間に消え去った。

 

空は狭くなって、地面はコンクリートになり、立ち止まって花を見るくらいなら早く歩いて目的地へ行きたくなって、今まで送っていた友人への誕生日メッセージも送らなくなり、何だか常に急いでいる自分に気が付いた。

 

これはやばいなと思った。


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オーストラリアでのライフスタイルと日本のライフスタイル、どっちが正しいとかそうゆう話ではなく、ましてや東京ヤバいから離れた方がいいよとかそんなことが言いたいわけでもない。

 

ただ私はどちらの生活も経験した上で、オーストラリアで覚えたあの「豊かな感覚」は決して忘れたくない。

 

そして、何も考えずに過ごせばすぐに忘れてしまうことも分かった。

 

きっと一年もしないうちに、忘れたことすら忘れてしまう日がくる。

 

そうならないためには「豊かさの再認識」ができる場所があればいい。

 

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休みを頂いて、この一週間オーストラリアに行ってきた。


旅行ではなく、暮らしの旅。


家族のような大切な人たちに会い、門出を祝い、自然に癒される。


美味しいものを食べ、絶景を見て、感動する。

 

どれも忘れられない時間だったけど、実は一番印象に残っているのは日常の延長の何でもないことだったりする。


早起きして、いつものランニングの練習に参加して、いつものようにプールで泳いで、いつものようにコーヒーを飲むあの時間。


あの時間こそが一番の贅沢で、また来たいと思う理由なんだと気が付いた。


インパクトのある"瞬間"ではなく、一連の"ストーリー"にこそ価値がある。


山登りは景色が素晴らしいから感動するのではなく、自分の力で登った先にその景色があるから感動するのだと思うけど、たぶんそれと一緒。

 


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今回つくるホテルも、誰かにとってそんな場所になってもらえたらすごく嬉しい。


忙しく暮らしながらも、仕事だけの人生に疑念を抱いて、生活のバランスをとるためにライフスタイルを見直している人はきっといると思う。


チェックインして、美味しいご飯を食べて、ぐっすり眠る、だけではなく、滞在を通して何かひとつでも「いいなぁ」と心を揺さぶるものを用意できたら嬉しい。


「小菅村での滞在は、何だか大切なことを思い出させてくれる」と、第二の故郷のように毎年どこかの連休を利用して来村するのが当たり前になってもらえたら、これほど幸せなことはない。


ではまた、ぼちぼち更新します。

 

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古民家ホテルを運営することになりました、とある小さな村に移住します。

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「ひとみとリトリート施設をつくりたい」


ここ3年くらい、ずっと言ってきたことだ。具体的なプランはないけど、自分たちの頭の中にはビジョンがあった。根拠はないけど自信もあった。オーストラリアでの2年間はまさに「人生の夏休み」のような毎日で、様々な気付きに恵まれた。何で日本にいた時はあんなに働いてばかりいたんだろう。美しい自然に囲まれて、好きな人と好きなことをする生活ってこんなにも幸せなことなんだ。夢を叶えたら幸せになる、ではなく、今すぐ幸せになっていいんだ。そんな風に考えるようになった。


すると「日本に帰ってもこんな生活を続けたい。せっかくなら自分たちだけ楽しむのではなくて、大切な人を巻き込んでこんな生活がしたい。」という気持ちが芽生える。それならば宿泊施設を作ろうと、何となくのイメージだったものに理由がついてきた。

 

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そんな熱い想いをもって意気揚々と日本に帰国し、父親に罵倒され家出をしたのはまだ最近の話。この3ヶ月は本当に色々なことがあった。決してポジティブなことだけはなくて、珍しくかなり落ち込むこともあった。オーストラリアでの2年間は無駄だったのだろうか、遊び呆けていただけだったのだろうか、そんな風に考えたこともあったけど、やっぱり自分たちの信じた道は間違えてはいなかった。

 

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村全体がひとつのホテル

山梨県に、小菅村という小さな集落がある。多摩川の源流に位置し、人口は730人ほど。コンビニもスーパーもない。あるのは都心に近いとは思えないほどの大自然と、暖かい村民達だけ。そんな素敵な源流集落で、築100年以上の立派な古民家を改装したホテル事業がスタートする。私たちは、この古民家ホテルの運営を任されることになった。


「村全体がひとつのホテル」というコンセプトで、ホテルの中だけで完結するのではなく村全体の資源を活用する。現状は4室+2棟の計6室で、宿泊部門のスタッフは今のところ私とひとみのみ。レストランには小菅村の食材を最大限に活かしてくれる凄腕シェフが就任する。

夫婦で想い描いていた理想の暮らしが、想像していたよりも早く、そして理想以上の現実となって現れようとしている。ここ最近は、どうしようもなくワクワクしている。人間は強くイメージすると、本当にそれを実現する力が備わっているのかもしれない。


そして、古民家ホテル事業に参画するに伴い「株式会社さとゆめ」という会社の一員として迎え入れていただいた。偶然にも初出社は11月7日、30歳の誕生日だった。"夢"と"仲間"が誕生日プレゼントなんて、最高にしびれる。

 

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源流集落、小菅村に移住します

そんなわけで来年の1月から山梨県の小菅村に夫婦で移住します。多摩川の源流というだけあって、水と空気がとても綺麗です。沢わさびやジャガイモ、イワナやヤマメなどが採れて、真冬は氷点下10度を下回るような山の中の村。一時は消滅可能性都市と言われ、村の存続が危ぶまれたこともあるそう。それでもさとゆめが5年前から伴走して地域を盛り上げ、今では年間20万人の観光客が訪れ、移住者も年々増えているそうです。

古民家ホテルの運営マネージャーをするという大層な謳い文句でしたが、要するに私たちは、さとゆめが長い年月をかけて作り上げた村の人との信頼関係やビジョンに後から乗せていただいた形です。やると決めたからには今までの人生で培ってきた全てをこの空間に集約させて、世の中に解き放とうと思います。

 

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私たち夫婦の30代はこの村を舞台にはじまります。これからこのブログは小菅村での古民家ホテル事業をメインに発信していくことに決めました。ホテルができ上がっていく過程をみる機会って中々ないと思います。皆さんがワクワクするような発信を心がけていくので、応援していただけたら嬉しいです。

 

最後に、

 

宿泊業なのでお客様に満足して帰っていただくことが大前提ですが、少しわがままを言うなら、私たちのサービスを受けることで何か新しい気付きがおきて


「ここ、何だかすごく居心地がいい」

「こんなライフスタイルいいかも」

「そっか、もっと自分の好きなように生きていいんだ」


そんなことを感じてもらえたら本望ですし、そんな場所になるように想いをのせていきます。

どんなサービスが正解なのかは分かりませんが、自分たちが本当にいいと思ったものだけをひとつひとつ丁寧に詰め込んだホテル、2019年7月オープン予定です。

 

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挑戦はつづく。

最新の医学と、目に見えない世界の話

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健康のスペシャリストになりたい

そんな大層な夢を掲げてオーストラリア留学に飛び立ったのがつい二年半前のこと。その頃は目に見える、具体的な説明をすることが可能な、科学的な知識を求めていた。お客様と対面しながら、身体を動かすことで心身ともに健康になってもらえたらいいなと、現地ではパーソナルトレーナーの学校に入学して無事に資格を取得した。その学校では解剖学や栄養学、筋肉がつくられる仕組みやトレーニング方法について、基礎的な部分を学んだ。

 

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その頃にひとみはというと、そんな私とは真逆の方向に舵をとりだした。

 

「目に見えないものに可能性を感じる」

 

そんな感じでスピリチュアルや代替医療の世界に進んでいった。私も今でこそ精神世界のことも信じるようになってきたが、当時はスピリチュアルというと何だか怪しいイメージがあった。その怪しさの正体は説明の難しさにあると思っている。宇宙とか、エネルギーとか、波動とか、目に見えないフワッとしたものでまとめ上げられると、何だか腑に落ちない。特に理屈で考えてしまう私は「え?それはどうゆうこと…」となっていた。

 

今でも完全に精神世界を理解できた(全てを信じられるようになった)わけではない。それでも入り口に立つようになったきっかけは、ひとみの存在と、オーストラリアで様々なセラピーを体験したからだ。

 

レイキ、キネシオロジー、占星術、ボーエンテクニック、ナチュロパシー、ヒプノセラピー、オーラリーディング、数秘術、瞑想、エネルギー療法etc

 

一般の人には聞きなれないものも多いのではないだろうか。実は、上記のセラピーの中でスピリチュアルなものはほとんどない。れっきとした学問がほとんどだ。これらを体験しないまま疑っているのと、体験した上で疑うのとでは本質的に違う。何より信頼している友人・知人がおススメしていたりする。それなら受けてみようと片っ端から試してみた。

結果、どれも効果的で受けてよかったと思うものがほとんどだった。

そこで今回は、その中でも圧倒的だったものをひとつ紹介したいと思う。

 

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バイオレゾナンス医学

先日、静岡県のとあるクリニックでバイオレゾナンス医学というものを受けてきた。はっきり言って「今までのセラピーは何だったんだ」と思うほど、ダントツに狂っていた。いや、正確にはドイツ発祥のちゃんとした医療行為なのだけど、それにしてもぶっ飛んでいた。

 

バイオレゾナンス医学とは…

人間のそれぞれの持つ固有の周波数を整え、自然治癒力を引き出して身体の健康を整えていくトリートメントです。 ドイツでは幅広く医療機関で採用されています。物質は、分子のレベルまでみると微妙に振動しています。したがって、物質にはそれぞれ固有の周波数が決まっています。

人間の臓器にも、それぞれ周波数を持っていて、健康なときは本来の周波数を出しますが、不調になっているときは本来の周波数を出していません。周波数を調べることで、不調な臓器を特定し、さらにその原因まで特定していきます。

http://lavita-clinic.com/naturopathy/resonance/

 

つまりバイオレゾナンス医学では、あらゆる病気はエネルギーの滞りが原因であると考えられている。

 

私の診察の目的は「特に身体に悪いところはないが、30歳になる前に隠れた症状がないか見ておきたい」というものだった。

 

早速、施術が始まる。医師は謎のスティックを手にとり、頭から足に向かって、まるで指揮者のように棒を振っている。「心臓は大丈夫だけど、小腸がどうのこうの」「10,20,30…」という感じでブツブツと唱え始める。

 

すると「このカードを右手に持って」と言われる。

 

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こんな感じのカード

 

このカードは乳製品であったり、小麦であったり、そういったものらしい(うまく説明ができず申し訳ない)

 

身体が拒否反応を起こすカードをもつと、その部分の波動が乱れる。小麦粉だったら小腸に反応が出たりする。そのプロセスから身体に悪影響を与える原因物質を特定することができる。

 

今度は左手に、それに対抗しうるカードを持って反応を確かめる。右手に乳製品のカードをもって悪い反応が出たなら、どんなカードを左手にもてばその反応が消えるのか、それを確かめるためだ。

 

最後に、その対抗しうるカードを数枚重ねて首にぶら下げれば診察終了。

2,3種類の薬を渡されて、それ以外はカードの力でバランスを整える。早ければ一ヶ月くらいで反応は消えるようで、それ以降は食事制限をする必要はない。

 

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処方されたカードの入った袋

 

このバイオレゾナンス医学のいいところは、症状に現れていない状態でも治療を受けられることから、早期発見に繋がる可能性があることだろう。

皮膚にアレルギー反応がある人はその食材をとると症状にすぐ表れるが、そうでない人は表面には出てこず、気付かぬうちに内部で炎症を起こしている場合がある。その場合、溜まりに溜まった炎症に耐えきれず、臓器に異常が出てからでないと気が付けないことになる。それでは手遅れだ。

 

ちなみに私の診断結果は

・小麦

・乳製品

・酸化油

・生もの

が身体に悪さをしているとのことだった。まだ症状に出ていないけど、少し危険だよと言われてビビった。

 

思い当たる節はある。

オーストラリアでは毎日のようにパンとカプチーノ、そしてラーメン屋で働いていた一年間は月に20杯はラーメンを食べていた。だって太らないから。だってトライアスロン完走できるだけの体力があるから。

 

酸化した油が腰に溜まっていると言われた時は驚いた。慢性的な腰痛があったからだ。あまりにも治らないので、医者に申告することすら忘れていたのに、ピタリと言い当てられた。腰痛の原因が酸化した油なんて、誰が思うだろうか。

 

もちろんまだ診断を受けただけであって、実際に食事制限をして体質が改善されたわけではないから何とも言えない。まだその過程だが、今のところ腰の痛みは和らいでいる実感はある。引き続き経過をみていきたい。

 

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これからの時代は、何事もまずやってみようという人が生きやすい世の中になるのかもしれない。頑なに同じ場所に居続けることは、世界に置いてけぼりにされる可能性がある。もちろん、年月をかけて積み上げられた知識、伝統療法がベースになるべきだと個人的には思う。しかしここ10年でスマホや添加物やストレスなどで、新しい病気も出てきている。それならば、治療の選択肢が広がることは喜ばしいこと。必要なのは適切な方法を取捨選択する能力だ。芸能人のやっている健康法や、巷で流行りのスーパーフードを食べ続けたところで、あなたに必要なものでなければ何の意味もない。

 

私は何でも試す。

そしてどっちつかずになる。

自分のこの中途半端な感じが昔から嫌いだったが、最近は何だかしっくりくるようになってきた。理論派の気持ちも感覚派の気持ちもゆるくキャッチして、絶妙な塩梅で伝えることができるかもしれない。

 

健康の定義は日々アップデートされてきている。

これから先どんな仕事につくとしても、「心・体・魂のバランスの調和を整えること」は趣味として、生業として、自分にも大切な人にも伝えていきたいと思う。

 

ということで、私は年内は小麦、乳製品、揚げ物、生ものはあまり食べないようにしているということをやんわりとお伝えできたかと思います。(小麦は大好きだからたまには食べる)


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挑戦はつづく。

好きな人と、好きな場所で、好きなことをしたい。

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気がつけば、2年間のオーストラリア留学から帰国して早くも2ヶ月が過ぎていた。

 

同時に、家出生活からはまだ1ヶ月しか経っていないと思うと不思議な感覚だ。あの頃は楽しくもあり、苦しくもあった。「住所不定無職イェーイ」とか言いながら、「職業は何ですか?」と聞かれると恥ずかしくなってしまう。何てことはない、やってみたかっただけ、言ってみたかっただけだった。

 

それでも、小中高無遅刻無欠席のザ・真面目ボーイだった谷口少年は人生で一度も家出なんてしたことはなく、一週間帰らないというのは少しドキドキする経験だった。

 

Facebookにそのことを書いたら、何人かの方から「泊まってもいいよ」「飯なら奢るよ」などとメッセージがきた。帰国直後でお金もなかったので、ただただみんなの優しさが嬉しかった。

 

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Aさんは、私の生き方が羨ましいと言った。「今の仕事を辞めて、新しいことに挑戦したい。きっとそうゆう人は多いと思う。けど、辞めようにも次に何をするか決まっていないから辞められない。今の生活水準を落としたくないから躊躇してしまう。」

 

そうゆうものなのかと思った。

若くして年収1000万円プレーヤーの彼でもそんな風に思うのかと、不思議な気持ちになった。

曰く、「収入が増えると生活水準が上がる。最初は嬉しいけど、その生活にもすぐに慣れてしまう。収入が2倍になっても、牛丼のランチからハンバーグランチになるだけのことさ。それどころか、今度はもとの生活レベルに戻ることへの恐怖心さえ覚える。そうすると、身動きがとれなくなるんだよ。」

 

彼は「何だか満たされない。」とも言っていた。家なし金なし仕事なし状態だった私は精神的にズタボロだったので、まさか羨ましいと言われるなんて予想しておらず「そもそも幸せって何だろう?」と考えるようになった。今の話を聞く限りでは「収入」よりも大切なものがきっとあるはず。何でもシンプルに考えたい私はこう思った。

 

"好きな人と、好きな場所で、好きなことをすること"

 

これこそが私にとっては究極の幸せだ。

順番も大切だ。

まずは大切にしたい人がいる。

そして、その人との理想のライフスタイルを叶えられる場所を探す。

私たちでいうと、動物と植物に囲まれて地球を感じられるような生活がしたい。

最後に、その場所で好きなことをしたい。好きなこととは、やっていて楽しいこと。自分の個性を活かせること。

 

今までは逆だった。

 

まずは仕事があって、住む場所を指定されて、その中で大切な人に出会うという順番だった。

 

けれども、今となってはライフスタイルを選べない生活なんて絶対に嫌だ。

 

 

人それぞれ、幸せの基準がある。

自分がどんな時に幸せを感じるか。これがハッキリしている人は、精神的に成熟しているように思う。なぜなら自分を知り扱えているからだ。

 

どんな時に幸せを感じるか。

 

きっと成長するたびに細かい変化はあるかもしれないから、絶えず自分に質問しようと思う。家出生活で、普段はしないようなアツい話を毎晩のように語り合うことで、何だか大切なことに気がつけた。

 

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湯河原リトリート ご縁の杜

今は妻と2人で湯河原のリトリート施設で働かせてもらっている。

日本とオーストラリアで、それなりに違った職場を体験してきたが、正直こんなに働きやすい環境は今までなかった。スタッフも、お客さんも、みんないい人ばかりだ。思うに自分たちが楽しいから、お客さんも釣られて楽しくなるのだろう。ハッピーな環境には、ハッピーな人々が寄ってくる。

 

まずは自分を満たすこと。

すぐ側にいる大切な人を満たすこと。

そうすると、自然と周りに集まる人々も幸せになっていくんだと思う。

これも、この順番が大切だ。

 

ココロとカラダが整う宿 「湯河原リトリート ご縁の杜 - Goen no Mori -」 神奈川・湯河原温泉 (箱根熱海伊豆エリア) ビーガン料理

 

コンセプトは "本来の自分に還ること"

食事は全てヴィーガン料理で、シェフが野菜の声を聞いて作るのでメニューは一期一会。天然温泉に入り、朝は真鶴岬からみる日の出ツアー、その後は生命力を高める瞑想タイム。

 

年末まではこちらのリトリート施設で働いております。「野菜の声を聞く?何言ってんだ」という方もいれば、「何だか分からないけど面白そう」という方もいると思います。ピンときた方はご連絡お待ちしております。これからはそうゆう時代になりますから。

 

時に瞑想の講師もやっておりますので、みんなで自分を満たしちゃいましょう。会いにきてくれたら死ぬほど嬉しいです。

 

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※本番は服を着ています

 

そして年明けからは新しいことに挑戦するのですが、それに関して(おそらく11月中に)【重大発表】がございます。

人生最大のプロジェクトで、自分史上最高にワクワクしています。

「お世話になった方々に恩返しがしたい」という自分勝手な夢が叶えられそうで早く報告したいですが、乞うご期待ください。

 

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敢えて苦しいと分かっている道に進んで、ストレスを抱えながら生きていきたいとは思わない。もちろん、家族を養っていくためには仕方ないという想いもある。食べていくだけのお金を稼ぐ必要だってあるし、今はまだ言葉ばかりが先行して、行動に移せていないのも分かっている。でも、もう少しだけ挑戦してみたい。自分にしかできない何かがきっとあるし、もう少しで手が届きそうな気がする。

 

挑戦はつづく。

「お前の顔なんか見たくない」といわれたので、放浪することにした平成最後の夏

今年で30歳になるのだが、人生で初めて家出をすることにした。

 

家出の定義は分からないが、とにかく実家にいても居場所がなく、このままでは精神が崩壊してしまうと思い、少しの間だけ放浪することにした。今は東京にいる。

 

そもそも、もうすぐ30歳にもなるというのになぜ仕事もせず実家に暮らしているのかというと、海外留学から帰ってきたばかりだからだ。

 

オーストラリアで2年間、留学を経験してみて「何て素晴らしい国なんだ。願わくばこの国に住みたい」と感激し、帰国後は本格的に永住権を目指すつもりでビザコンサルタントともやり取りをしていた。が、色々と考えた結果まずは日本で拠点をつくりたいと考えるようになった。そんな経緯からオーストラリアに戻る戻らないで頭を酷使し、気付いたらスムーズに動けていない自分がいた。

 

決断してもすぐに迷いが生じ、あれもやりたい、これもやりたいとなり、帰国してから身動きがとれていない私を見かねて、昨晩、父親から真剣に説教をされた。

 

「お前の生き方は本当にそれでいいのか?今楽しいと思うことだけを追いかけて、将来のことなんか何も考えていない!家も持っていないし子供もいない!苦労して我慢して安定した給料をもらうことが大切なんだ!お前の友達がいまのお前を見たら、みっともないと思うだろうな!いいか、うちの遺産はお前には何一つ渡さないからな!家だってそこら辺の奴に相続した方がまだマシだ!お金も1円も渡さないからな!遺書にだってそう書く!長男という自覚がないのか!お前の顔を見るのも嫌なんだよ!」

 

 

 


「お前の顔を見るのも嫌なんだよ」

これにはさすがにグサッときた。

 

 

 


ただし、大体おっしゃる通りだ。どうやったら食べていけるのか、その見通しが欲しいのは親としては当然のこと。

それなのに私ときたら、将来のことなんて考えたってどうせ分からないと思ってるし、今楽しいと感じることに全力を投じたいと考えている。もちろん、やってみたいことはたくさんある。地域おこし協力隊も楽しそうだし、ニュージーランドワーホリも捨てがたいし、ヨガや瞑想の講師なんてのも魅力的だ。夢なら山ほどあるが「10年後にこうなっていたいから、これから5年はこう過ごして、それからは…」みたいなプランは苦手だ。せいぜい3年先までしか想像できない。これは軸がブレているからで、何とかしなければと思うものの、焦ってもビジョンは遠ざかる。

 

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それにしても、先日も似たようなこと(上記ブログ参照)を言われてかなり落ち込んだのだが、今回はさらに強烈だった。談笑しながら晩御飯を食べていたのに、突然スイッチが入ったように怒鳴りだした。せっかくのナポリタンが台無しである。お酒が入っていたせいもあるかもしれない。今にも飛びかかってきそうな勢いに、かなり圧倒されてしまった。

 

私の考える将来像について話そうとも思ったが、話を聞くつもりがない相手には届かない。否定する気構えの人に話しても、火に油を注ぐだけなのは分かりきっていた。落ち着いてる時に、しかるべき方法で伝えないと、伝わるものも伝わらない。

 

といっても、正直なところまだ具体的なプランはない。先に述べた通り、人生設計というものがほとんどできない。もう一度就職活動をして、サラリーマンになり、安定した生活を送るという選択肢だって当然ある。毎月決まったお金が入ってくる安心感は、何物にも代え難い。ただし、それは5年間のサラリーマン生活を経験して「少なくとも、今の自分には合わない」と思った。敢えて苦しいと分かっている道に進んで、ストレスを抱えながら生きていきたいとは思わない。もちろん、家族を養っていくためには仕方ないという想いもある。食べていくだけのお金を稼ぐ必要だってあるし、今はまだ言葉ばかりが先行して、行動に移せていないのも分かっている。でも、もう少しだけ挑戦してみたい。自分にしかできない何かがきっとあるし、もう少しで手が届きそうな気がする。

 

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9月から、憧れだったリトリート施設で働かせてもらえることになりそうだ。私たちが将来やりたい事業で、コンセプトが素晴らしく、帰国後すぐに連絡をした。実際に宿泊して、お志事体験もさせてもらって、ここで働きたいと思った。まずはここで地に足をつけて、自分たちのやりたいことをやって、お客様のためにもなるという素敵な循環を実現したい。父親の求める「名の通った会社のサラリーマン」ではないかもしれないが、それよりも、少数精鋭の気心知れたスタッフたちと「本来の自分に還れるような場所を提供したい」という共通の理念のもと、真剣かつ軽やかに働いてみたいと思った。

 

どこに価値を感じるかは人それぞれだ。世間様にどう思われているのかは分からないし、有名人でもないし、まだまだ社会の役にも立てていない。それでも、自分を必要としてくれる人がいる。この場所なら自分を満たし、誰かの心も満たせるかもしれない。

 

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父親から怒鳴られた時は、悔しいけど何も言い返せなかった。自分の無力さに絶望したし、30歳目前にしてこの有様はなんだろうと自分を責めようとした。人間なんて脆いものだ。

誰かに話しを聞いてほしいと思い、妻に電話で「今にも物を投げられそうで怖かったよ」と話すと、ころころと笑いながら「ドンキーコングみたいだね」と言って笑わせてくれた。続けて「お父さんだって本心ではないよ。お酒のせいでスイッチが入っちゃったんだよ。私たちは大丈夫。」と励ましてくれた。

この言葉にどれだけ救われたか。


きっと、同じような悩みを抱えている人もいるのではないだろうか。いまの生活に何か違和感がある。けれど、どうしたらいいのか分からない。


そんな人にこの文章が届くといいなと思う。同じような悩みを抱えている人はたくさんいるから。

 

みんな悩んで、分からなくなって、それでも必死に前に進もうとしている。だから自己啓発本が売れるんだろう。

 

誰だって最短距離を最速で進めればいいのだろうけど、変化の多いこの時代、未来をみるのは困難だ。それよりも、寄り道だと思うことが、振り返ってみた時にベストな選択肢だったという可能性に賭けたい。

 


まとめると、これから東京で一週間ほど放浪しますが、家出ビギナーなものでどなたか手を(宿を)差し伸べてくださる方がいたらとてもうれしいです…!!

 

無性に人が恋しい。皆さんがどんな考えで生活しているのか、色んな人の考えを聞きたい。有名人の書く本に載っている成功体験ではなく、身近な人の地に足のついた体験談を聞きたい。

この少年のまま育ってしまった、甘ちゃんの世界観を広げて欲しい。

 

一緒にこれからのことについて、おしゃべりでもしながら丁寧に考えてみませんか?

 

 

好きなことだけして生きたい、というのはなぜ許されないのか。

最近、気になっている人がいる。

坂爪 圭吾さんという方だ。

ざっくりと説明すると、「彼女に振られる」→「ホームをレスする」→「誰か泊めてくださいとお願いをする」→「謎に声がかかりまくる」といった生活を続けている人だ。

家なし、仕事なしなんて面白い人だなと思ったら、私もほとんど同じであることに気が付いた。

 

この「ホームをレスした話」が面白い。何せ自分もホームをレスするだろう人間だ。(ホープはレスしない!)

根底的な部分が少し自分と似ているような気がして、彼のような生き方は楽しそうだなとも思った。

彼は自分を殺してまで生きたくないという。また、自殺者が年間3万人いて、鬱病患者が100万人もいるこの国に適応する必要なんてない、という。私はウンウンウンウンウンと首がもげるほどに頷いた。

 

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さて、ブログに書いたこの記事(愚痴)が予想以上に反響があり、たくさんの友人からご意見を頂戴した。

 

記事内に、「そんな思いをしてまで生きたいとは思わない」的な言葉を書いた。そんな思いとは、やりたくない仕事をやって、ストレスを抱えながら生きていくこと。


読み返してみて、これはまだ本心ではないなと思った。


たぶん、私はどうしようもなく生きたい。一人だったらそうは思わないかもしれないけど、大好きな人がいる。それだけで、ストレスでも何でも跳ね返せちゃう気がする。そんなことより2人で長生きしたいなと思う。


「自分を殺してまで生きたくない」というのは坂爪さんの言葉で、自分の言葉ではなかった。ただ、希望を失ったまま生きるのはやっぱり辛いだろうなと思った。

 

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この記事(愚痴)を書いている時の心境は、自分の抱えたストレスやモヤモヤをどこかに発散したいという気持ちで書き殴っていた。

そしたら何だかスッキリして、みんなの意見も聞いてみたいと思いFacebookに投稿してみた。

投稿してしばらくすると、だんだんと後悔している自分に気付いた。

よくよく考えたらFacebookの友達には父と同じ世代の人たちもいる。みんな人生を謳歌している大好きな大人たちだ。その人がみたらどう思うか。もしかしたら叱られるんじゃないか。そんなことを考えていたら続々とコメントやメッセージがきた。


不安とは裏腹に、その全てが思いやりのある、熱のこもった本気の言葉ばかりで、私はすごく暖かい気持ちにさせられた。同時に「あぁ、そうだよな。この人たちの言う通りだな」と思った。


父親に対して、ごっそり抜け落ちていた事実があった。


大学まで卒業させてくれて、ここまで育ててくれたという事実だ。

「今」だけを切り取ると確かに納得できない部分がある。やりたいように、やらしてくれよと思う。

しかし、「今まで」で捉えると違ったものが見えてくる。


私を育てるために苦労して、家族のために家や車を買い、自分の趣味にかけられるはずのお金を学費に投資して、そうこうしていくうちに身動きがとれなくなったのかもしれない。みんながそうしていたし、それが正解。そんな時代だった。

きっと色んなストレスを抱えながら、自分を満たすことより、家族を満たすことにエネルギーを注いできたのかもしれない。

その結果、自分のことしか考えていない(と思われている)私との間に、理解しあえない壁ができてしまったんだと思う。もしかしたら好きなことだけして生きたいというのは、高度経済成長を支えてきた人たちからしたら、未知の世界なのかもしれない。私にとっても未知だ。分からないものは否定したくなるものだ。

 

 

 

あの記事はいつか消すかもしれない。

けれども、コメントやメッセージをくれたみんなのおかげで、父親への感謝の気持ちが生まれてきた。

それまでは「もう家族なんてどうだっていいや」とやさぐれていたけど、思いとどまらせてくれた。

 

で、将来は何をやりたいか?

もちろん変わらず、リトリート施設をつくりたい。

理由は二つある。

一つ目は、ひとみとの理想の暮らしがまさに、リトリートライフだからだ。自分たちのつくるリトリート施設に、自分たちが住みたいと考えている。


二つ目は、恩返しがしたい。

私たちはたぶん、ものすごく人に恵まれている。後輩も、同年代の友達も、人生の大先輩も、両親だって、みんながみんな本当にチョー素敵な人たちだ。

この人たちから受けた恩を返すためにも、私とひとみの想いを形にしたホテルを誕生させたい。もらってばかりだから、返していきたい。

できるかどうかなんて分からないけど、やりたい。

好きなことに没頭して生きたい。

 

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そんな無職の独り言でした。


挑戦は続く。

私「将来リトリート施設をつくりたい」父「ふざけるな」

約2年間のオーストラリア生活が幕を閉じた。久しぶりの日本は、じめっとしていて、否が応でも「あぁ、帰ってきたんだな」という気持ちにさせた。


昨晩、父親と二人で夕食をとる機会があったので、思い切って胸の内を明かすことにした。何でホテルを辞めて海外に出たのか、オーストラリアで何を学んだのか、結婚式を開きたいこと、これからどんなことをしていきたいのか。

父親との会話なのに"思い切って"という表現は不自然に感じる人もいるかもしれない。しかし我が家での私の存在は宇宙人のようなもので、やることなすこと理解してもらえない。もはや、その類の話は何となくタブーな空気さえ流れているので、話すのには勇気がいるのだ。

 

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http://toryurbanretreat.co.nz

 

結婚式をやりたい

開口一番、父はこう言った。

「就職していない人間は結婚式をする資格はない。やるなら勝手にしろ。おれは出席はしない。無職の息子の父親なんて、相手のご両親に合わせる顔がない。第一、そんなことしたらご先祖様から怒られる。そんなんでよくお嫁さんを幸せにするなんて言えるな。お父さんが若い時だってそうやってお袋から言われて、その通りにやったんだ。」


これはやばいなと思った。

ジャブのつもりで放った結婚式の話から、いきなりヒートアップしている。

私たちとしては、結婚式を開くことで「ぼくたちは元気にやっています。オーストラリアではこんな経験をしました。これからはこんなことをやっていきます。とにかく、ひとみさんを幸せにします。」

みたいなことを宣言して、安心してもらいたかった。

あとは恥ずかしいけど、両親への手紙みたいなものを書いて、普段は決して言えない感謝の気持ちを述べようと思っていた。が、もうなんだかそれどころではなくなってしまった。

 

仕事はどうする

仕事の話になった。引き続きイライラしている父は、ただでさえ大きな目をさらに見開いてこう言った。

「とにかく正社員になって、安定した給料をもらって、年金や社会保険を払えるようになることが第一だ。お前はこの2年間オーストラリアで遊び呆けていたんだから、その分のツケが今から回ってくるからな。それでも今ならまだギリギリ間に合うかもしれない。何でもいいから給料のいい会社に正社員として入社しなさい。お父さんなんか辛くて苦しい会社を辞めずにここまでやってきたんだ。お前の同級生だってきっとみんな同じだ。辛くて出勤するのが嫌で嫌で仕方がなくても、何とかやってる。耐えるとかじゃなくて、それが当たり前。当たり前!当たり前!!当たり前!!!それを辛いと思うようなら、社会人としてもうやっていけない。」


かなりやばいなと思った。自分が辛い会社員を過ごしたんだから、全国民が辛い経験をしていると信じ切っているようだった。我慢することが努力することだと考えているようだった。

 

何を言っても無駄かもしれない。もう完全にイメージの世界で話している。経験上、このタイプの人とは対話ができない。

 

けれども、相手は父親だ。避けては通れない。

 

そうだ、夢を語ろう。未来を語ろう。

私は将来、妻とやりたいと思っていることを、勇気をもって打ち明けた。

 

リトリート施設をやりたい

「はい?夢をみるのも勝手だが、現実をみなさい。その施設を建てるのにいくらかかる。ちゃんと考えているのか。しっかりした会社で正社員にならないとお金を借りることもできないぞ。お父さんは間違っても貸さないからな。それに、もう30歳になるんだから後がない。お父さんなんて、有給も使えず、ボーナスもカットされて、鬱っぽくなりながら、それでもここまでやってきたんだぞ。それなのにお前はいつまでも夢ばかりみて。いいか、世の中金だからな。何だかんだ言って最後は金だ。金だ金だ金だ金だ…」


この辺りで私はもう完全に諦めた。


父の話をまとめるとこんな感じだ。

「正社員になって、国にお金を納めて、嫌でも何でも仕事をしなさい。会社に行くのが嫌でも、鬱っぽくなっても、みんな同じなんだから、そうしなさい。」


話の途中、生きるとはなんだろうという問いが芽生えた。

私はそもそも、そんな思いをしてまで生きたいとは思わない。この世に生を受け、美しい妻に出会い、今とても幸せだ。もうこれ以上は何もいらない。あとは地球と友達を大切にしながら、死ぬまでゆっくり過ごしていきたい。願わくば、そんな場所(リトリート施設)をどこかにつくりたい。


でも、それは叶わぬ夢だという。

そんなことより、安定したお金を稼いで、辛いことを我慢して暮らせという。誰もが通る道だという。

 

本当は、オーストラリアで永住したいからもう一度オーストラリアに行こうと思う、ということを伝えるのが今回の趣旨だったのだが、これ以上続けると父は高血圧で倒れてしまうかもしれないと思い諦めた。


家族とは何か。ある人はいう。

「家族とは切っても切れないものだ」と。

だとしたら、何とも辛いなと思う。

どうしようもなく近い存在で、第一関門のように目の前に立ちふさがり、何をするにも許可が必要。

私が将来子どもを授かったら、自由に生きて欲しいと思う。好きに生きなさい、けれど、辛かったらいつでも帰ってきなさい。そんな感じがいいなと思った。

 

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類は友を呼ぶというが、私の周りの大好きな人たちには、何だかハッピーでヒッピーな雰囲気の人が多い。だから忘れてしまっていた。

これが現実、これが日本。


誤解はして欲しくないので言うと、私は両親が好きだ。こんな息子をずっと育ててくれて、いつだって真剣に向き合ってくれる。今回、父親に言われたことも、納得できる部分があったのも事実だ。


同時に、強く決意した。

 

私は、妻とリトリート施設をやりたい。父親にも泊まってもらって、何かを感じてもらいたい。もう結果で示す以外の方法も見当たらない。

そして、こんなにストレスにまみれた現代社会で生活する日本人にとって必要な場所だと改めて実感した。

 

※リトリート施設とは

直訳すると、退却・避難・隠れ家など。そこから派生して、日常生活から離れることで自分と向き合うことができる場所のこと。

 

挑戦は続く。

幸せは伝播するということを教えてくれた、一人の女性

幸せそうに生きている大人たちと過ごす時間は、格別に心地いい。

何というか、これでいいのだ、という気持ちにさせてくれる。

 

世間的に見れば自分はもう立派な大人だけど、彼ら彼女らから見たらまだまだ子供だ。だからこそ大人がキラキラしている世界は、子供ながらに嬉しい。彼らが、子供の時の感覚を忘れずにもっているからだろうか。

 

自分が歳を重ね、同じような年齢になった時に、同じように子供心を忘れずにいられるだろうか。そう考えた時に、インタビューをして記録に残そうと考えた。また彼らの人生観や経験をシェアすることで、日本で生活をしている人々、特に高齢者の方に、何かこう、海外でこんな生活をしている人がいるよ、人生はもっとわがままに生きていいんだよ、ということを伝えたいと考えた。

 

そんなきっかけで始まったこのインタビュー企画もすでに3回目。

今回はトライアスロンの大会に応援で来ていた方にインタビューをしてきた。

彼女の名前はロビン。圧倒的にチャーミングなオーラを醸し出し、初対面で僕たちを虜にした。

 

 

それでは、どうぞ。

 

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自分が接して欲しいように、人に接するのよ

ロビンとは、トライアスロンの大会で出会った。彼女は友人の応援が目的で、ぼくの妻も私の大会を応援に来ていたので、そこで知り合い、一緒に応援をするようになった、という流れだ。

 

写真を見れば伝わってくるかもしれないが、綺麗で、チャーミングな女性だ。お酒が大好きで、応援中も、レース翌日も、誰よりもお酒を飲んで、誰よりも楽しんでいたという。

 

彼女は言う。

 

「人生を楽しむ秘訣?そうね、今を生きることよ。過去や未来ではなく、今、この瞬間を、思いっきり満喫すること。そのためには、健康であること、そして良き友が必要になるの。だから、人に対しては良く接した方がいい。お互いを尊敬し、自分が接して欲しいように接するといいわ。」

 

その通りだと思った。シンプルなことだからこそ、意外とないがしろにしている人も多いのではないだろうか?

特に "今を生きる" のは簡単ではない。いつだってスマホに目を落としては、過去の出来事でタイムラインが埋まり、それをスクロールして追いかけている自分がいる。他人に目を奪われ、過去に起こった嫌なことや、いいことに捉われて、未来のことを想像する自分がいる。

 

ロビンは続ける。

 

「ネガティブとポジティブは分けて考えないでいいの。それらは表裏一体で、嫌なことがあればいいこともあるし、その逆もしかり。いちいち考えたって仕方のないことだし、それらは既に過去のことだから。そんなことより今を生きること、新しい毎日を楽しむことよ。」

 

これも真実だと思った。嫌なことはトラウマになる。落ち込むし、また同じ失敗をするのではないかと怯える。

いいことは前向きにさせてくれる。けれども、浮かれたり、過去の栄光にしがみつく人もいる。

たぶん、大切なことはニュートラルでいることなんだと学んだ。自分という存在は常にアップデートするものだ。他人にも時間にもお金にも左右されず「自分はこうゆう人間である」と、堂々としていればいいのかもしれない。

 

 

▽ロビンに出会ったアイアンマンケアンズの記事はこちら

www.shunya-hitomi.com

 

 

何人かの方にインタビューをすることで気付いたことがある。幸せに生きる秘訣に正解はなく、けれども共通点はあるということ。今のところ「自分を満たしてあげること」「今ある幸せに気付くこと」「ニュートラルでいること」などだろうか。

複雑な世の中には、シンプルな何かが必要なのかもしれない。

 

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余談だが、ロビンは現在水族館で働いている。商品を進めるのがとても上手で、ロビンがチケットなどを販売するとすぐに売り切れになるそうだ。きっと、人との間に壁を感じさせず、誰とでも無条件の愛情を持って接してくれるその優しさが、そうさせているんだと思う。

 

幸せに生きている人は、出会う人すらも幸せにしてくれるのかもしれない。

 

【後編】アイアンマンケアンズ 〜諦めない、ゴールで待つ妻に会うまでは〜

いよいよ、ケアンズ後編!

 

 

▽前編はこちらから

www.shunya-hitomi.com

 

 

荒波のスイムパート

前日に知り合ったニュージーランド人のベテラントライアスリートから、こんなアドバイスをいただいていた。

 

「いいかシュン、アイアンマンが初めてなら、スイムは後方からスタートするといい。ひとつは、バトルに巻き込まれないこと。もうひとつは、他の選手たちのスタートを見るのもアイアンマンの楽しみ方のひとつだからね。あれは感動する光景だよ。」

 

このアドバイスの通り、スイムはかなり後方からスタートした。自分の泳力なら、おそらく真ん中が妥当なところだが、今回はこの作戦が大当たり。

まず、緊張して心拍数が上がってしまっていたので、落ち着かせる時間が欲しかった。そして、後方からスタートして多くの選手を抜くのは単純に気持ちよかった。良くも悪くも「調子がいい」と思い込むことができた。

実際、肩はよく回るし、呼吸も乱れない。疲労もほとんど感じなかった。

 

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向かい風の往路を終え、いよいよ追い風の復路だ。スピードあげるぞと意気込んだものの、波は決して進行方向に流れてはいない。

感覚的には、小刻みに左右に流れているイメージ。よって、真っ直ぐ泳いだつもりが気がつくとコースアウトする、この繰り返し。

 

スイムアップ後、手元の時計をみると1時間20分が経過していた。

 

調子がいい割にタイムは普通だったが、楽しく泳げたのでよしとする。

 

 

目標 01:20:00

結果 01:19:54

 

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腰痛と強風のバイクパート

アイアンマンレースにおいて、もっともタイムに影響するのがこのバイク。目標としては30km/hで180kmを完遂したかったが、そう甘くはなかった。

 

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最初の30km地点までは嘘のようにペースがあがる。サイコンをみるとアベレージ33km/hと表示されているではないか…!!

 

「序盤は飛ばしすぎないように」というアドバイスを師匠からいただいていたのだが、無理だ。気持ちよすぎる、飛ばしてしまおう。

 

すると

 

30km地点を過ぎたあたりから腰に違和感を感じる。徐々に違和感は痛みに変わる。

過去に効果のあった「腰と会話する」を試みるも、今回は反応がない。

「どうしたんだい?」

「そうか、このポジションならどうだ?」

 

 

 

…だめだ、完全に無視である。

 

練習は本番のように、本番は練習のように。やはりこの言葉は真実だったのだ。

 

そこから先はよく覚えていない。

 

身体を直立姿勢にし、強風の影響を真正面から受けながら果敢に挑んでいる選手がいたとしたら、わたしだ。

 

アベレージペースはすでに30kmを切っている。

痛い、痛いとつぶやきながら、残りの150kmを少しずつ、だが確実に進んでいく。

 

余談だが、180kmという距離はブリスベンからバイロンベイまでの距離だ。日本なら東京から静岡くらいだろうか。

それを、腰痛を抱えたままこぎ続けるというのは、言葉以上に辛いものがある。

 

少し、本当に少しだが「諦めたい」と思うこともあった。

 

けれど、そんな選択肢は当然ない。

 

例え脚が攣ろうが、タイヤがパンクしようが、はなから完走以外は眼中にない。

なぜなら、妻がゴールで待っているから…!!

 

150kmを過ぎたくらいからだろうか。だんだんと腰痛がおさまってきたので、再びDHポジションで速度をあげる。

 

ゴールに近づくにつれて、歓声が湧き上がる。バイクフィニッシュした時の安堵感といったら、それはもうすごかった。

これから42.195km走らなければいけないというのに…

 

目標 06:00:00

結果 06:39:27

 

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お腹ごろごろランニングパート

いよいよ最後の種目、ランニング。走り出すとひとみがいるではないか。

 

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バイクで随分と待たせてしまって申し訳ない気持ちと、それを上回るほどの大好きな人に会えた嬉しさで、体力は全回復。ひとみからの第一声はこうだ。

 

 

「しゅんやー!みんなしゅんやのレース心配してくれてるけど、誰も期待なんかしてないからー!」

 

 

 

ん?

 

 

空耳だろうか。

 

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「誰も期待してないからー!」

 

スイム3.8kmとバイク180kmを終え、すでに8時間が経過している。そして、これからフルマラソンを走ろうというところで「誰も期待なんかしていない」とは。励ましなのか、それともバイクが時間かかりすぎて気分を害したのか。

 

いや、きっとこう言いたかったんだ。

 

「人のことは気にせずに、自分のレースに集中していいんだよ」と。

 

 

 

ひとみの叱咤激励を前向きに捉え、自分のペースを淡々ときざむ。

 

今年のケアンズは14kmのコースを3周回だ。普段は周回コースは嫌いだけど、アイアンマンとなれば話は別。応援が密集したコースを走り続けられるのは、応援好きの自分としてはたまらない。

 

最初の一周はキロ6分で走りきる。うん、悪くない、お腹の調子以外は。

 

どうもトライスーツが濡れてしまったのか、お腹のあたりが冷やされて胃の調子が悪い。ここで、レース直前に用意しておいたあるアイテムが役に立つことに。

 

ででーん

 

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https://goodsshops.exblog.jp/16895423/

 

断熱アルミシートである。

DAISOに行けば必ず売っている。これを切りとり、バイクのサドル下と、ランのトランジションエリアに置いておいたのだ。

これをお腹にかぶせると、どうだろう。

防風機能があり、保温効果もある。

少し邪魔だけど、お腹がゴロゴロしたまま走るよりははるかにマシだ。

 

食べ続けながら運動するトライアスロンにおいて、胃腸が弱ると致命的だ。このアルミシートは大きな収穫だった。

 

 

そんなこんなで、二周目はキロ8〜9分ペース

 

さすがにもう、脚が上がらない。

しかし、周回コースなのでゴール地点あたりを通るたびにひとみに会える。それだけを楽しみに、何とか前に進む。

 

そしていよいよ最終ラップ。

 

 

実は、レース前にひとみがサプライズでビデオレターを用意してくれていた。

大好きな人たちから、心のこもったメッセージを受け取り、素直に感動した。

レースに向けて、食事管理やマッサージをしてくれて、せっかくのデートの日でも練習を優先することもあり、ひとみにとっても大変な2ヶ月だったに違いない。

 

なのに、ビデオレターまでつくってくれるというのは、感動を通り越して尊敬というか、もう神さまだ。

 

 

そのビデオレターの中に、こんなメッセージがあった。

 

「Shun, Run really fast from the last 7km.」

 

最後の7kmを、かっ飛ばせ。

 

最後の14kmはかなりタフだったが、頭の中ではずっとこのことだけを考えて走っていた。

 

「最後の7kmは絶対に飛ばしてやる」

 

スポーツにおいて、意識や意地は大切な要素で、強く念じることで本当に実現できたりするものだ。

 

いよいよ迎えた35km地点。

 

ずっと我慢してきたコーラを口にする。

一時的なものだが、身体が軽くなる。

(コーラはつまり、砂糖とカフェインなので、一時的に集中力が増したり、身体が軽く感じたりする。これは血糖値が急上昇するからだが、その後は急落するので一気に疲労や眠気を感じる。序盤は飲まない方がいい。自分は今回、最後の7kmから解放した。)

 

2km地点ごとのエイドステーションでコーラを補給し、キロ5分30秒ペースを目標に飛ばす。みんな疲れ切っているから、どんどん抜いていく、気持ちいい。

 

最後はニュージーランド人と中国人とランデブーするも振り切り、いよいよフィニッシュラインへ。

 

ドキドキ

 

たった数十メートルのレッドカーペットの上を、大声援の中、駆け巡る。

 

ゴールにはひとみがメダルをもって待っている。

 

13時間も待たせてしまった。

 

最後は、濃密な数十メートルだった。

想像できるだろうか?

愛する妻と抱き合うために、たったそれだけのために13時間も走り続けたのだ。

 

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空腹で食べるご飯が、どんな高級食材より美味しいように。

 

衰弱しきった身体に、笑顔で待つひとみ。

 

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「ゴールする時、どんな気持ちだった?」と何度も聞かれたけど、ふさわしい言葉がみつからない。

 

色んな感情が混じるが、何というか、とてつもない幸福感に包まれてフワフワしている感じ。

 

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無事に、オーストラリア最後の大勝負を達成することができた。

 

目標 05:00:00

結果 04:45:34

 

ゴール目標 13:00:00

総合リザルト 13:00:24

 

レース後

課題もたくさん見えたけど、それ以上の満足感で満たされた。そして、ここにくるまでの道のりは決して一人では乗り越えられなかった。

 

あえて個人名を出すと、ボディケアと3種目の技術的アドバイス、そして恩師を紹介してくれた石さんご夫妻。ここから全てが始まりました。

 

共に練習をしてきたUQトライアスロンチームのみんな。みんな本当に速かった。

 

トレーニングスケジュールから練習方法から、何から何まで教えてくれた恩師のたかしさん&ジョーご夫妻。二人のおかげでトライアスロンをもっと好きになりました。

 

Facebookでずっと応援してくれた仁さん&美智さんご夫妻。帰国したら、早く会いたいです。

 

ビデオメッセージをくれた皆さん。

お兄ちゃんのような存在の石井さん。また一緒にトレーニングしたいです。

 

大好きなカップルのユキちゃんとディアス。エネルギーいただきました。

 

大親友のいずとクンクン。次はいつ会おうかね。

 

短い間だけど一緒に住んで、たくさんの思い出をつくったなおとさん、なつさんカップル。これからの活躍が楽しみです。

 

誰よりも長く、律儀なメッセージがとてもひろきさんらしかった。早く飲みたいね。

 

シェアメイトのりさちゃんとまきくん。ちはるさんと冨永さんを紹介してくれたのもりさちゃん、人を繋げる才能があると思う。

 

ライバルであり大先輩のキッシー。遠くにいながらも、いつも刺激と安らぎを与えてくれます。

 

いつも影ながら応援してくれる秦野マネージャー。一緒にまたランニングしたいですね。

 

人生の道しるべを与えてくれた、弘太郎大先生。トライアスロンを初めたきっかけも、この方だった。

 

愛してやまない、須郷さんご夫妻。第二の両親のように慕っています。

 

谷口家のみんな、いつかレースを見せてあげたいな〜。

 

 

 

そして、ひとみ。

 

 

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感謝してもしきれない。

もともと大好きだけど、普段やらない経験だからこそ、お互いのことをもっと分かり合えた思う。

何度もいうけど、これは二人で勝ち取ったゴール。

こんな経験は人生でなかなかできるものではないし、完走そのものより、トライアスロンを通して大好きな人たちと関われたこと、新しい仲間ができたこと、何かひとつのことに挑戦する喜びを思い出したこと、夫婦での想い出ができたこと、それらの価値の方が大きいと思う。

 

スポーツって素晴らしい。

夫婦って美しい。

少しでもこの気持ちをシェアできていたら嬉しいです。

 

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以下、備忘録(読まなくてよい)

 

【スイム】

・荒波でブイが見えず、何度かコースアウトしてしまった

→色や個数も事前に把握しておく。速そうな人についていく


・ゴーグルの曇り止めを海で洗ったらジャリジャリになった

→手持ちの綺麗な水で洗おう


【バイク】

・最初からDHポジションで飛ばしすぎて30km地点で腰に違和感。50km地点で腰に激痛が走り、左脚が痺れてきて、その後の130kmは地獄でしかなかった

→腰が完治するまでDHポジションは封印。次にバイク買う時はレース用ではなくオールラウンドなモデルを選ぶ。ヒルクライムやロングライドでロードバイクの技術向上を図る。TTバイクは10年早い、買っても使いこなせない。TTポジションはローラー台を買ってその上で練習する。本格的な体感トレーニングを日常トレーニングに取り入れる


・ケイデンスをぶっつけ本番で導入

→80回転を意識したが、感触的にはレースペースを維持しやすかった。今後はもっとケイデンスを使いこなし、いずれはパワーメーターも導入する


・おにぎりが受け付けなかった

→レース中に米は合わないかも。その他のドライバナナ3本、ピーナッツハニーサンド4個、オレンジハイドロジェルは飲みやすかった


・特製はちみつドリンクが失敗だった

→ジェルが濃いので、普通の水が良かった。途中で捨ててエイドの水ボトルを活用。そっちの方が良かった


・鼻水がとまらない

→これはもうどうしようもない?


・どれだけ食べて、飲んだらいいのか目安が分からなかった

→お腹がゆるくなりやすいので、ドリンクを抑えてたくさん食べた。果たして補給が上手くいったのか不明


・180kmが果てしなく長く感じた、おしりも痛かった

→いっそ、ビブショーツをスイムの時から着てた方がロングは快適かも。ランも上着を着替えて走れるし。トライしてみる


【ラン】

・いきなりお腹が冷えてやばかった。その後、ずっと胃腸がゆるい感じだった

→アルミシートを引いて対策、何とかもってくれたけど、気になって仕方ないので次回はラン用に上着に着替えることを推奨。もしくは補給の問題か


・バイク後、ひざの痛みあり

→すぐに引いたから良かったものの、バイクの乗り方をチェックする必要あり


・14kmから失速、21km以降は脚がパンパンで上がらなかった

→ブリックランの練習量を増やす必要あり、20km以上とか。クッションがあって転がる靴をロングでは使用してみたい。カーフコンプレッションを導入する


・ゼッケンベルトにジェルをつけるのがスマートではない

→フラスコ2個付きのベルトを買う(ちなみにジェルは出来ればバイクのものとは味を変えたい)


・ドリンクを飲むとすぐにお腹に溜まってゴロゴロする

→その理由で補給にすごく気を使ったので、原因を追求する必要あり

 

【トランジション】

コナを狙わない限り、そこまで焦る必要はない。それよりもレースを快適に走るための服装を用意し、ちゃんと着替えることが優先 ex)ビブショーツ、エアロバイクジャージ、ランニングトップなど

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T2: 00:06:38

【なんで社会貢献なの?】健康ひろめ隊の目指すところ

 

「豪華クルーズに無料招待します

そして未来型の社会貢献へ」

 


という質問家マツダミヒロさんの投稿に衝撃を受け

 


▽マツダミヒロさんってどんな方?

www.shunya-hitomi.com

 

 

 

これ面白そうじゃない?やってみる?

 
 
 
 

よし、やろう!やってみて考えよう

 

 

 

という軽すぎるノリから始まりました

 

そして信頼のおける友人ひろきさんを誘い

お仕事の立ち上げなどで忙しい時期にも関わらず

 一発返事でOKをいただき

 

鍼灸師 兼 アスレチックトレーナーのひろきさん

パーソナルトレーナーのしゅんや

セラピストのひとみの3人で

「健康ひろめ隊」を結成しました

 

私たちにとって「社会貢献」というと大きなことに感じます

自分が成長して、仕事も安定し

落ち着いた人がやることだと思っていました

 

ですが、今回のプロジェクトを良い機会に

自分達でもできることがあるならやってみようと

クルーズに乗れても乗れなくても

やることに意義があるね!となりました

 

その最初のステップとしてミヒロさんからの質問

「身近にある問題は?」について3人で話し合いました

社会という大きな枠を狭めて考えるとまず身内、家族のことになります

 

身近な問題で、将来大きくなるであろう問題として出てきたのは

「高齢化社会」でした

 

 

 

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さて、皆さんのご両親は何歳でどんな性格ですか?

 

私ごとになりますが、私の両親は60歳と68歳です

母はまだ働いていますが、父は8年前に定年退職をしました

両親は病気もなく元気ですが、社交的ではないので友達もおらず

趣味も運動の習慣もなく、父親は外出が嫌いなので基本的に家にいます

ちなみにお酒が好きで毎日飲んでいて、喫煙の習慣もあります。性格も頑固

 

文書にしてみると極端に引きこもりで暗いイメージになってしまいますが 笑

 

基本的に冗談を沢山言ってきたり面白く、大好きな両親です

愛情を持ってここまで育ててくれてきたことに感謝をしています

 

ですが、一人っ子で海外にいる私からしてみると、老後の両親が心配で仕方ないのです

 
まだまだ自分自身やりたいこともあり、実家に落ち着くつもりもありません

 

 

 

正直、年齢というものはあまり関係ないと思っています


高齢者の方でも社交的でパワフルで

面倒を見てくれる家族もいて

元気な方は問題ないと思います

 

 

でもそんな人ばかりなのでしょうか?

 

それこそ私の両親みたいな人は目立たないので、表には出てこないけれど

そんな方々も沢山いると思います

 

 

50代〜60代の親世代が70歳、80歳と年齢を重ねた時

面倒を見るのは誰なのでしょうか?


ホームヘルパーさんや介護士さんだけで足りるのでしょうか??

 

 

そんな時、正しい健康の知識を知りそれを実践していて

自分の人生を楽しむ方法を知っている

心身共に元気!そんなご老人が増えたら...?

 

本人も周りのご家族もHappyですよね?

 

 


メンバーの3人は、それぞれの分野で健康のエキスパートなので、身体と心は密接に繋がっていることを経験上よく理解しています

 

いくら巷で人気の健康法を試したところですぐに健康になるわけじゃない

完璧に健康的な生活をしていても、心が健やかでなければどこかに不調は出てくる

その逆もしかり

心が健康でも不健康な習慣ばかりしていたらどこかに不調は必ず出てきます

 

要は健全な思考や習慣の積み重ねが大切なのです

 

 

 

オーストラリアで現地のご高齢者の方々を見ていると

そもそも年齢を重ねることって悲しいことではない

むしろ深みを増して楽しくなっていくものだと感じます

 

お洒落をして、カフェで仲間と楽しそうに会話をするご老人グループ

 

かっこいい自転車に乗ってヘルメットやサングラスをかけ

グループライドをするお爺ちゃん集団


若者に混じって元気に泳ぐご老人達


手を繋ぎ仲睦まじくデートをするご老人夫婦


ビビットカラーのド派手な仮装をしてマラソンレースに参加するお婆ちゃんグループ

 

 

 

もちろんオーストラリア全員のご高齢者の方々がそうではないです

でも、そのようにパワフルな方が多いのは事実です


日本にも、その様に元気に過ごしているご高齢者がいるのもわかっていますが

楽しそうに過ごしているオーストラリアの方々を見ると

年齢って関係ないなってつくづく感じます

 

確かに関節が、、とか骨が、、腰痛が、、など問題は出てきますが

それでも気の置けない仲間や友達、家族と仲良く楽しく過ごすことは

何よりのスパイスになります

 

そんな場所や空間、コミュニティがあるだけで、人生に彩りが増すのでは...?

 

 

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https://www.pinterest.com.au/pin/338755203201635744/

 

 


皆さんは

「介護、高齢者、高齢化社会」

というキーワードを聞いた時どんなイメージを持ちますか?

 

マイナスのイメージが出てきませんか?


私達は、そんなマイナスのイメージを払拭したい

 

「アンチエイジング」ではなく

エイジングそのものを受け入れ、人生の深みが増し

そこに幸福感を感じるようになりたい

 

 

そんな理由から、私達にできる小さなことから始めようと決意しました

 


現在、高齢者の方はもちろんですが

5年後10年後には高齢者と言われる年齢になる方々にとっても

良い習慣を知り、癖をつけておくことが鍵となります

そう簡単に人は変わらないので

 

そうなった時にそれを実践できるコミュニティみたいなものがあったら

素敵だなぁと思いました

 

今はまだ漠然としていますが、キーワードは

「 健康 ×高齢者 ×若者 」が融合するコミュニティです

 

実際に需要を知るべく、日本の皆さんにはアンケートを取り

オーストラリアの方々には人生を楽しむ秘訣のインタビューを実施しています

 

 

▽第1回目インタビュー記事はこちら

www.shunya-hitomi.com

 

 

▽第2回目インタビュー

www.shunya-hitomi.com

 

 


もう既に楽しくてワクワク

こういう時って次から次にアイディアが出てきてやめられない

 

何事も原動力は「 楽しむこと」

自分達が元気で楽しんでいるから

家族や身内、もっと周りの人達を幸せにすることができると思います

 


そして他のグループの社会貢献の活動報告もFBグループ

未来型社会貢献プロジェクト:Life Startup

から見ることができます

 

素晴らしい活動が沢山あり、感動します

私が関心ある分野もあって実際に応援しているグループもあります

よろしければ見てみて下さい


さて、皆様の暖かい応援やアドバイスが必要です

時々目にかけていただけたら嬉しいです

少しずつインタビュー記事も更新していきます

 


これからの私たちの活動に乞うご期待下さい〜☺️

 

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一年前。オーストラリアの大自然でのランニングの後に。最高のメンバー

生まれてはじめての社会貢献【ライフスタートアップ】始動しました

 

「自分さえよければ、それでいい」

 

自分を楽しませるのは得意だけど、反面、どこか自己中心的な部分もあった20代前半

 

そんな自分にとって、社会貢献というのは少しハードルが高かった

なぜなら、見ず知らずの人々に、無償で、何かを提供するという経験は今までなかったから

 

どこか、入り込めない、信じきれない部分があって、今まで見て見ぬ振りをして過ごしてきました

 

そんな自分を変えたい

 

どこかの偉い人がやっているのをパソコンから眺めるのではなく、今度は自分が主人公になって活動したい

そんな時に「Life Startupプロジェクト」の話が舞い込んできました

 

しかも、ちょうど「日本がこんな社会になったらいいな」という内容の記事を書いた直後のことだったので、ご縁を感じたのもあります

 

www.shunya-hitomi.com

 


提案してくれたのはいつものように妻のひとみから

 

 

 

これ面白そうじゃない?

期間的(6〜8月)にもちょうどいいし、やってみる?

 
 
 
 

う〜ん、、

よし、やろう!!

やってみて、考えよう

 

 

 

 

今年30歳になる自分にとって、いい経験になるのは間違いない。とりあえずやってみて、後のことはやりながら考えよう

そんな調子でスタートしたこの企画

 

では、そもそもライフスタートアップとは何なのか。なぜ今回ぼくたちがこのプロジェクトに参加したのか

その理由と、このプロジェクトの目的についてお話ししたいと思います

 

 

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※FBページより拝借

 

 

 

Life Startupプロジェクトとは

未来型社会貢献と呼ばれる、このプロジェクト

発足者は「質問家」のマツダミヒロさんと、『時間とお金と場所に縛られずに僕らは自由に働く事ができる』著者の伊勢隆一郎さん

 

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http://mahoq.jp/profile/

 マツダ ミヒロ


『魔法の質問』主宰。「1人でも多くの人が自分らしく生きていく世の中を作る」ことをビジョンとして掲げ、そのためのツールとして ”質問” を活用。現在は ”SHITUMON” を世界に広めていくために、いろんな国を駆け巡っている

 

 

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https://note.mu/ryuichiroise/n/nb84b38153341

伊勢 隆一郎

 

有限会社ライズクリエイティブの代表取締役。「日本の未来となるような場所を生み出すこと」をビジョンとして掲げ、淡路島を始まりの街に指定。ラボアイランドAWAJIと名付け、教育・食・エネルギー・経済の4つの柱で様々な新しい試みを実験中

 


このLife Startupプロジェクトは、1200名以上からなるグループが3人一組でチームを作り、日本各地、世界各地で身近な課題を提起し、解決していくプロジェクトです


…というと、何だか壮大な挑戦に聞こえますが

 

身の回りの小さな課題を見つけ
それを解決していくことで
世の中が少しづつ良くなる

 

大きな仕組みやシステムを変えることではなく
目の前にあるものに
地道に取り組んでいくことで
結果的に大きく変わることもたくさんある

 

つまり
目の前の誰かが困っていたら
それを解決することをする、仕組みを作る
それだけが社会貢献だと思っています

 

とミヒロさんは説明しています

ぼくはこの言葉に深く共感

それくらい小さなことからなら、始められそう、やってみたいと思いました

 

総勢400チーム以上が参加し、それぞれの課題をみつけ、仲間と協力しながら解決していく

 

当然、似たような課題に取り組むチームも多く、Facebookで情報をシェアしながらお互いを応援しあったり、協力し合いながら活動してます

 

例えば「地方の若者が減り、高齢者ばかりが増え、何だか元気がない」という問題があったとします

その問題に3人チームで取り組むのですが、同じ課題に取り組むチームが他の場所で活躍していたら

 

「どんな方法で地域活性されたのですか?」


「ぼくたちにアイデアがあります。よろしければシェアしましょうか?」

 

「隣の地区ですし、もしよければ講師として招かせていただきませんか?」

 

など、リアルタイムで情報を交換できる

目的は同じで、そこに競争はないので喜んで協力しあえる

まさに「未来型社会貢献」

 

多くの世の中の課題を解決しつつ

新しい生き方と働き方をし

成長を続ける人生


今までにない方法で、これから当たり前になっていく(といいな)と思います

 

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https://www.shescribes.com/10-easy-ways-save-planet-care-garden/

 

日本と海外の社会貢献のイメージ

さて、冒頭で「社会貢献はハードルが高い」というお話をしましたが、これはぼくに限らず、そう考える人は少なからずいらっしゃるみたいです


でもこのプロジェクトに参加してみて、少しづつ意識が変わってきています

そもそも、自分の考える ”社会貢献” の範囲が限定的すぎた

 

どういうことかというと、現在オーストラリアで生活しているのですが、募金とか、困っている人を助けるとか

そういうことはもう呼吸するかのように行われていて

「ああ、そうか。これはもう社会貢献なのか」と気づかされました

 

社会とは

「世の中との関わり」であり

「自分と誰かの関わり」でもある

 

その社会に貢献するということは、例えばこういうこと

 

重たそうなスーツケースを抱えている人が、階段を登ろうとしている時に手を差し伸べる

商品を購入する時に、地球に優しいかどうかの基準で選ぶ

貧困で困っている国に、募金をする

 

なんだ、自分もやっていることだ

別に、お金が間に入らなくたっていい

感謝の気持ちを循環させることなんだ

 

そう考えると、そんなに肩に力を入れる必要はない

目の前の人を大切にすることが、立派な社会貢献に繋がるんです

 

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https://fit-toushi.jp/topic/5549/

 

ぼくらの描く未来

このプロジェクトには1200名以上が参加しています

その人達が、目の前のたった10人を喜ばせるだけでも、12000人の人達に届けることができます

 

そして、どのチームも本当に素敵な活動をされています。こんなにたくさんの人が、自分の手の届く範囲で、精一杯の貢献をしている。そのことを知れただけでも、このプロジェクトに参加して良かったです

 

 

さて、ぼくらの描く未来ですが、これはズバリ「誰もが、より暮らしやすい世界をつくること」なんじゃないかなと、勝手に思っています

 

そう考えると、仲間は多ければ多いほどいい

なので、この記事を読んだ方がプロジェクトに興味をもって、応援してくれたら嬉しいです

もっというと、これからはみんなに応援されるような生き方をしていきたいです


そしてこのプロジェクトのビジョンでもあるように、8月末のゴールで「はい、終わり」ではなく

持続可能な活動をして、他の仲間と何かの縁で繋がっていけたら素敵だと思います

 

最後に、伊勢さんの言葉で締めたいと思います

 

これからの時代

「生き方」と「働き方」は

切り離して考えるのではく

融合して作るものだと思う

公私の別け隔てはない時代だからだ

 

それができれば

応援されて

コミュニティーも出来て

情緒的な価値を産み出すこともできて

体験をシェアすることもできて

違うステージにいける

 

もっと、自由で楽しい多くの人と

つながれる人生が待っている

楽しいと思うこと、好きなことをしながら

それをみんなで一緒に

楽しむ世界が待っている

 

そして、もしかしたらあなたは

今の自分には遠い世界と

思うかもしれない

 

でも、それは違う

 

今は本当にチャンスだし、

大切なのは、知ることなんだ

知らないから描けないだけだと思う

60歳になって、定年退職してから

社会貢献をするのもいいけれど

今、やった方が良くないですか?

 

 

 

 

 ▽ぼくたちのチーム【健康ひろめ隊】のプロジェクト内容は、ひとみの書いたこちらの記事が分かりやすいです

 

www.shunya-hitomi.com

 

日本人はどう見られているか気にしすぎ?50代になりますます輝く女性にインタビュー

2回目のインタビュー記事です

 


▽前回はこちら

www.shunya-hitomi.com

 



第2回目のインタビュー相手は50代のオーストラリア人女性
今回も質問は至ってシンプルで
「あなたにとって、人生を楽しむ秘訣は何ですか?」
おしゃべり好きな方だったため、話がどんどん広がっていき
今回もとても有意義な内容になりました



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Julie Bray

オーストラリアの田舎町で生まれ育ったジュリー。ゆったりとしたブリスベンでさえ、彼女にとっては「忙しい街」だという。趣味は、大切な人との時間を過ごすこと



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ニュージーランドのホビット村にて

 

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ジュリーから妻へのギフト。いつでもオーストラリアを思い出せるようにと

 

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ジュリーとわたし

 

忙しいことから離れて自分の時間をもつこと

忙しいこともあるし、仕事のことや色んなことを考えすぎてしまうこともある
ストレスは溜まるものだと思うの
だから、気持ちを静めること
大切なのは「ストレスや忙しさから切り離した時間をもつこと」よ

 

私にとってそれは、1人で過ごす時間なの。でも家族や友達との他愛もない時間も大切に楽しんでいるわ

短い人生を不幸せに過ごすのはもったいない
今この瞬間を感じてみるの。そして家族や友達と一緒に過ごすこと

 

もっというと、日常の些細なことに目を向けることでストレスから離れることができる
鳥の鳴き声が美しかったり、花が綺麗に咲いていたり
青い空を見上げたり、雲の形が変わっていくのを眺めていたり
そういったことに気付いて、目を向けてみるの
慌ただしく生きていたら、そんな些細なことには気付くことができないわよね


私もイギリスに住んでいた頃は周囲の人々が忙しく過ごしていて、気が付いたら私も同じようになっていたの、環境って怖いわよね
でも、オーストラリアに帰ってきたらまるで正反対、人々があまりにもマイペースにゆったりと過ごしていてびっくりしたわ

その時に分かったけど、ゆったりとした時間で生きていると多くのことに気付き、感謝できるの


人生は常に幸せなことばかりではないから、落ち込むことも悲しくなることもあるわ。これは当たり前のことよ

だからいつも全てを完璧に、大きな幸せばかりを追い求めるのは違うと思うの
何も大きな幸せでなくていい
幸せは日常の中にある些細で小さなことでいいの

それに目を向けて、感謝をすること
それが私の人生を楽しむコツね

 

年齢はただの数字

私の父親はもう80歳を超えてるんだけど
木を切るために、チェーンソーを背負ってハシゴを使って木登りを始めたの
さすがに危ないと思って止めたけど、彼は自分が年寄りだなんて
これっぽっちも思っていないの
常識で考えたら「年寄りには危ない」と思うようなことでも
年寄りだという自覚がないから、常識が通じないのよね 笑
でも、それってすごく大切なことだと思うの
◯◯歳だから出来て、◯◯歳になると出来ないっていうのはただの思い込み
それは人によって違うし、年齢でブレーキをかけてしまうのはもったいない
だから、年齢なんてただの数字だと思うの
色々な人に話を聞いていて感じるのは、アジアの人々は周りからどう見られているかを少し気にしすぎなのかもしれないね
自分はもうこんな年齢だから、こうであるべきだ、とか
でも、そんなことは全く気にしなくてもいい
私なんか、気分によって自分が何歳か変わっちゃうくらいよ
元気な日は18歳で、とある日は40歳で、疲れている日は80歳、みたいにね 笑
繰り返しになるけど、どう見られているかなんて気にしなくていいの

 

リタイヤした後は、第二の人生

退職した後の人生って、新たな人生の幕開けだと思うの
でも残念なことに、会社員時代を引きずってしまう人が稀にいる
会社で重要な存在だったとしても、社会で重要とは限らないじゃない?
社内である程度の役職がついていて、社員から尊敬されていたのに
会社から外に出たら誰も自分を尊敬してくれない
そうなってしまうと、その壁を乗り越えることが難しくなる
新しいコミュニティに属することができなくなってしまう
そうなってしまうとすごく孤独よね


だから、大変かもしれないけど、時間をかけてでも解決する必要がある
例えば、身近な人がサポートするとか、子供と遊ぶとか、方法はいくつかあると思うけど
私が思うに、リタイヤした後はまた新しい人生がスタートするっていう意識が大切だと思うの。第2の人生ってやつね
今までの自分と、これからの自分は違うのだから、比較しても無駄なの
それなら、「60歳からは新しい人生がスタートするぞっ」ていう方が、何だかワクワクしない?

 

 

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ジュリーと妻、とても仲良し

 


▽インタビュアーよりコメント
オーストラリア人らしい、自由で愛嬌のあるジュリー
元々この方は妻のマッサージに指名で来てくれていたお客様なのですが、話しているうちに仲良くなり、今では妻に対して友達のように接してくれています。会えば笑顔でハグをして近況を話したり、頻繁にメッセージをやりとりしている仲で、妻のことを「My lovely friend, Hitomi」と呼びます。年齢差は23歳

敬語が無い文化というのもありますが、それにしても年齢差を感じさせずに接してくれます。帰国間近の妻に今までのお礼にとメッセージ付きでギフトをくれたり、決して流暢ではない私達の英語に対しても、全く壁を感じさせずに会話をしてくれる気遣いと心の暖かさを感じる方です

 

お話を伺っていてドキッとしたのは、「ゆったりと生活していると、いろいろな物に気付き、感謝できる」ということ
日本にいた時は、日常の風景に目もくれず忙しい会社員生活を送っていたことを思い出しました
現在はオーストラリアに住み、太陽が綺麗であることに感動し、鳥のさえずりで目を覚ますという幸せな生活を送っているけれど、日本に帰って周りの人々が忙しく生活していたら、自分も忘れてしまうかもしれない
そう考えると、このゆったりとしたペースを守れる場所でずっと住みたいです
また、私ごとですが両親が今年で60歳になります
帰国したら、「60歳からの人生はどんなことしたい?」と聞いてみようと思います。

 

【前編】アイアンマンケアンズ 〜どん底から鉄人まで〜

遡ること昨年の11月


忘れもしないアイアンマン70.3ウェスタンシドニー

ミドルディスタンスの大会はこれが2回目で、初めての大会は愛知のセントレアでした


トライアスロンを始めてまだ2年目の頃で、初任給で買ったアルミロードバイク、10万円でお釣りがくるようなエントリーモデルでしたが、当時の自分にとっては人生で一番大きな買い物でした

 

▽そんな、トライアスロン初心者のぼくが臨んだセントレアは
合計 05:15:39

 

スイム→0:37:46
バイク→2:55:17(T1&T2含む)
ラン→1:42:36

 

充分すぎるタイムです
もう少し工夫すればすぐに4時間台にいけると確信しました

 

あれから4年…

 

▽ウェスタンシドニーの結果がこちら
合計 06:55:35

 

スイム→00:46:56
バイク→03:18:20(T1&T2含む)
ラン→02:44:21

 

同じ距離ですよ?
あまり練習していないとはいえ、1時間半以上も遅くなるとは思いませんでした
それに、初心者の頃にあれだけのタイムが出せたので
「まあ今回も大丈夫だろう」という余裕がありました

 

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走る気なし

 

ゴール後にひとみに「完走おめでとう」と祝福してもらったけど、心なしか元気がないのが伝わってきました
そりゃあ、そうです。応援する方だって大変
この時に誓いました
「絶対に次はアイアンマンのレースに出て、かっこいいところを見せてやる」と

 

準備編

まずは腰痛を完治させる必要があったので、3月に予定していたアイアンマンニュージーランドは辞退
目標を6月のアイアンマンケアンズに定めます

 

年が明け、軽めに練習をスタートするも腰痛は一向に良くならず
でもトレーニングしないとアイアンマンは完走できない
まさに悪循環でした
だましだましトレーニングを続けている内に早くも4月

 

見かねた神様からのプレゼントでしょうか、ここで恩師に出会います

 

ブリスベンで活躍されている日本人トライアスリートで、現地のトライアスロンクラブに所属し、かなり本格的に練習を積んでいるTさん
奥さんもトライアスリートで、日本の大会では優勝することもしばしば。まさに鉄人夫婦

Tさんにトレーニングスケジュールを組んでもらい、それに従うことだけに注力しました

 

▽大まかなスケジュールがこんな感じ
月曜日:バイク40km(ヒルクライム)、スイム2~3km
火曜日:ラン20~30km(インターバル or LSD)
水曜日:スイム3~4km、バイク or ラン少々
木曜日:バイク20km(スプリント)
金曜日:OFF
土曜日:ロングライド(100~180km)
日曜日:OFF

 

し、しんどい…

 

もちろん仕事も(それなりに)していますからね

 

ほとんどトレーニングしていない状態で、このスケジュールを突きつけられた時は「ウッ」となりました

 

同時にワクワクしました

 

「そうか、これをやればアイアンマンになれるのか」と

 

ケアンズ到着

一気にケアンズ編です

 

そう、この2ヶ月は淡々と練習をこなしました
21:00就寝の4:30起きは、もはや習慣になっていました
冬のブリスベンで、朝5:30からのスイムレッスンに毎週参加
体脂肪率は5%まで落ちました

 

だいたいスケジュールの80%を完遂し、調子はピーク、身体も嘘みたいに軽いです(ただし、いつも寒いです)

 

最後の一週間はテーパリング期間といって、練習は40%くらいに抑えます

 

アルコールやカフェインも断ち、リラックスした雰囲気でレース前を過ごします

金曜日にケアンズに到着し、ホテルにチェックイン

 

▽今回ぼくらが選んだホテルはこちら

The Hotel Cairns

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Hotels.com

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Booking.com

 

立地(シャトルバスに近いという基準)、コスパの良さ、バスタブあり、広めの室内ということで即決


悪くありませんでしたが、次回はキッチンと、大きめのプールやジムがあるアパートメントに泊まりたいです


※Gが発生したので2階の部屋に移動させてもらいました。ホテル選びでは、あらかじめ上階希望すると良いかも

 

タイレストランで昼食を済ませて

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フライドライス、美味かった


会場へ向かいます
さすがにアイアンマン、EXPOが充実していて、手ぶらで来てもレース参加できそうなくらい

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沈む夕陽が美しかった

 

夕食はパスタパーティでカーボローディング(美味しくなかったし、家族は入れなかったので評価は悪い)

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こんな感じ。日本人多し

 

レース前日

朝食は大好きな、ピーナッツバタートーストwithバナナ

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写真はイメージです


レース当日の朝食もこれにするつもりなので、慣れさせるためにもこのチョイスです

 

その後はランバッグを預けたり、バイクを預けたりして、バイクチェックインのためにシャトルバスでパームコーブへ。こちらがスイムスタートの会場にもなります

 

昨日、今日とバイクメカニックにバイクをみてもらうも、何だかちょっとしっくりこない
梱包の仕方が悪かったか、組み立てが悪かったか、何にせよもう少しメカニックの知識をつけなければ自分で何もできないと反省。メカニックも大量のバイクをみるので、そんなにちゃんとみてくれません

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TREK1.7 10年前のフレームに20年前のホイール

 

さて、レース前日の昼食は大切で、ここでたくさん食べておきたいところ

 

が、

 

リゾート地のためか高級レストランばかりで食べたいものが見当たらず


13:00、15:00、17:00と3回に分けてランチとディナーを摂ることに
これは失敗で、ほんとはビッグランチとライトディナーにすべきだった。次回は安く大量に食べられる場所を決めておきたい

 

もろもろの準備を終えて帰宅、バスタブにマグネシウムソルトをいれて、筋肉を弛緩させる


その後はひとみのスペシャルオイルトリートメント
もう、何度ひとみのマッサージにお世話になったことか
これがなければ、ここまでこれなかった
いつも通り、寝る前にマッサージをしてもらい、そのまま眠りにつく
20:00くらいからマッサージ始めて、たぶんすぐに眠ったはず
心地よすぎる、天国だろうか

 

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明日は腰痛がきませんように

 

レース当日

3:00に起床
ゆっくり動きながら、身体の動きをチェックする


うん、いい感じ


白湯を飲み、トイレを済まし、朝食を摂る
いつもやっていることを、淡々とこなす
絶対に、普段やらないことはやってはいけない

 

レーススタートは8:00頃で、会場には5:00前に到着。早すぎたか。。

 

ささっと最終バイクチェックを済まし、ドリルランをしながらウォームアップ

身体、心拍が暖まったあたりでひとみが到着。最後にウェットスーツを着て試泳を少々。大丈夫、肩もよく回るし、呼吸も苦しくない

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試泳。馴染み出しもしっかり

 

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レース前の緊張感。好き

 

 

 

ゆっくりと過ごしつつ、緊張感もただよわせながら、いよいよレーススタートの合図が近づく…

 

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この後、まさかこの海に苦しめらることになるとは...

 

 

▽応援者の視点は妻の書いたこちらの記事を。感動した、涙がでた、と評判です

www.shunya-hitomi.com

 

後編へ続く。

 

 

 

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備忘録(次回のアイアンマンをより快適に過ごすため)

 

【準備編】
・3泊4日だと少し寂しい
→4泊5日は欲しいところ。大会の2日前に現地入りして、2日後に帰るイメージ

 

・空港到着後、タクシーの運転手のバイクの扱いがひどかった
→もう触らせない、もしくは高級品と強調する

 

・バイクのギアシフトがいつもよりスムーズではない気がした
→梱包、組み立ての技術。メカニックがいるとはいえ、自分でメンテナンスできる技術が必要だと痛感

 

・前日の食事が予定通り食べられなかった。ランチ盛り盛り、ディナー少なめのはずが、ランチをたくさん食べ損ね、ディナーを代わりに多くしてしまった
→時間、量を決めておく。練習の時から1日を通して本番用の食事を意識する

 

・サランラップ、ハサミは何かと必須アイテム

 

毎週サーフィンをする牧師さんに聞いてみた、人生を楽しむための秘訣とは

オーストラリアに住む人の幸福度は高い。しかも、年齢を重ねるごとに輝いている印象がある。そう、あくまで個人的な印象だ。「年齢を重ねるごとに輝いている人が多い国ランキング」があるわけでもない

 

そこで、これから2ヶ月かけて、実際にオーストラリアのシニア世代の方(50歳以上対象)にインタビューを開始することにした

 

質問は至ってシンプルで

「あなたにとって、人生を楽しむ秘訣は何ですか?」

その答えを掘り下げていくことで、何か新しい発見があるかもしれない。それでは早速、一人目のインタビューを行っていきたい

 

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John Moore

 

Moore Park Baptist Church

牧師 / バリスタ / サーファー / アーティスト

 

1958年オーストラリア生まれ、バプテスト教会の牧師。バプテストとはキリスト教プロテスタントの一教派で、個人の良心の自由を大事にする。愛妻家で、趣味はサーフィン

 

▶︎インタビュー&文:タニグチ シュンヤ

▶︎現場写真:ひるま ひとみ

 

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59歳には見えない


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暗闇の教会


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バリスタだからコーヒーだって作っちゃう

 

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こちらがカフェスペース


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最近描いた油絵だそう

 

 

自分の心のタンクを満たすこと

 

 “いいかい、人間の心にはタンクがあるんだ。そこのコーヒーカップを見てごらん。穴が空いたら中身が漏れてきてしまうだろ?人間も一緒で、辛いことがあって穴が空くとタンクの中身が減ってきてしまう。そうしたらまた注がなくちゃいけないんだ。何故ならそれが空になると周りが見えなくなってしまうからね。

 

では、どうやったらタンクに水を注げると思う?

それは、自分にエネルギーを与えることだ。自分の時間をもつこと、と言ってもいい。それは孤独とは違う。

ぼくの場合はサーフィンをすることなんだ。海水に潜って泳いだりしていると、心にエネルギーを与えられるんだ。好きだからやっていることだけど、海水に浄化作用があるということは科学的にも証明されているんだよ。後は、料理をすることと、毎日の瞑想も欠かせないね。

 

人と過ごす時間は常にエネルギーを消費するんだ。ひとみはマッサージの仕事をしているね?マッサージはすごく人に尽くす仕事だから、そればかりやっていたら自分のタンクが空になってしまう。

いいかい?

大切なことは、自分のタンクを満たす方法を知ることだ。

自分は何者なのか、どこからやってきたのか、どうしたら幸せを感じるのか、向き合ってみるといいよ。”

 

 

妻が大事にしていることを知ること

 

“この写真を見てごらん、これがぼくの妻だよ。どうだ、すごく綺麗だろ?ぼくは妻のことを心から愛している。

昨日の話なんだけど、妻が家に帰るなりすごく不機嫌だったんだ。

その時ぼくはどうしたと思う?

アクセサリーをプレゼントしたんだ。特に理由はないけど、贈り物をする。それがいいんだ。誕生日とか記念日だと予想できちゃうからね。

何より、妻はプレゼントをもらうことが大好きなんだ。

いいかい、パートナーと良好な関係を保つ秘訣は5つある。

 

一つ目はTouch[スキンシップ]

二つ目はGift[贈り物をすること]

三つ目はTime[時間を共有すること]

四つ目はAccess of Service[家事や掃除をすること]

五つ目はKind Words[優しい言葉をかけること]

 

これはぼくが考えたことではないけどね 笑

でも、真実だと思うんだ。

妻にとっては[贈り物]と[家事や掃除]が最優先なんだ。

ぼくはそれが分かっている。

だから車を洗っただけで、ものすごく喜んでくれるんだ。

人によって大切にしているものは違う。だから、本人から話してもらうしかない。

相手のことを知ろうとすること、耳を傾けることが重要なんだ。”

 

 

The Havenというカフェのコンセプト

 

“ここの空間は素敵だろう?友人のアイデアで、教会にカフェを併設したんだ。

名前は『The Haven』

サーフィン用語で「安全な場所」という意味なんだ。

波に囲まれていながらも、そこだけは平穏なポイント、そういった場所が海にはあるんだ。

現代社会はストレスが溢れている。そういった人たちがニュートラルでいられる場所をつくろう、そんなコンセプトでこのカフェをオープンしたんだよ。

コーヒーとデザートを用意しているんだけど、お金は払わなくても大丈夫。ドネーションスタイルなんだ。

払いたいと思ったら、払いたい金額だけ払ってくれたらいいし、別に払わなくたっていい。

疲れてるときだってあるだろうし、今にも壊れてしまいそうなときだってある。

そう考えるんなときはここにきて、何も考えずにコーヒーを飲んで欲しい。

ここは、愛の循環で成り立っているのさ。

 

しゅんもひとみも、今日でここの家族の一員になったからね。またいつでも帰っておいでよ。”

 

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集合写真。向かって左のコリンはなんと97歳…!!

 

 

▽インタビュアーよりコメント

インタビュー記事は今回が初めてだったのですが、いきなりすごい方にお会いしてしまいました。趣味がサーフィンの牧師さんというだけでインパクトが大きかったです

カフェは近所の方で賑わっていて、まさに家族に会いにくるような感じでスッと入ってきて、スッと帰っていく。コンセプトの通りストレスが全くなく、誰も携帯やパソコンは見ずに、終始会話に花を咲かせていました

 

ジョンから教わった人生を楽しむコツをまとめると、「自分を大切にすること」「家族を大切にすること」そして「出会う人たちを大切にすること」です

 

あと、仕事のメリハリをつけている点も注目でした。火曜日が休みで、日曜日が一番忙しい日。残りの5日間は休みではないけど、リラックスしながら仕事をしているんだそうです。この日もカフェでお客さんと混じって会話を楽しんでいましたが、「これも仕事のうちだからね」と嬉しそうに話してくれました

 

▽センス溢れるHPはこちら

http://www.moorepark.org.au

【妻は観た】アイアンマンケアンズ応援レポート

長い長い1日が終わりました


私にとっても、すごく貴重な体験だった「IRONMAN」

本番までの道のり、体験したこと、感じたこと【妻の視点ver】を記録に残したいと思います


長〜〜いので興味のある方だけどうぞ♫

 

今回の大会はトライアスロンとは呼ばず、トライアスロンの種類の中でも距離が1番長いアイアンマンと呼ばれるレース

 

完走するとIRONMAN(鉄人)という称号が得られます。挑戦するだけでも凄いことなのに、それを完走するとなると普通のトライアスロンとは桁違いの練習の量とマネジメント力が必要です。そして目標タイムを目指すとなると、フィジカル面と大きな物から小さな物まで準備をする為の膨大なお金と精神力が必要になります
(注)あくまで私の視点です

 

今回旦那が目指したのは後者の方。オーストラリア生活最後の思い出にと本人が決めたことなので、応援することにしました

 

3月末に素敵なご縁があり、その方との出会いが旦那のIRONMAN完走への道を加速させました。そこから本格的なトレーニングの追い込みが始まり約2ヶ月間、ほぼ毎朝4:00〜5:00起きでBrisbaneのトライアロンクラブの練習に参加。年齢や性別あまり関係無く強い人が多くて、ペースについて行くのに必死だったそうな。でもそんな環境がより本人のモチベーションや体力upに繋がったのだと思います。かなり充実感を感じている様子でした


練習期間中、夫婦揃ってIRONMANという強者の先輩方と、本番の為の練習としてマラソン大会に出場したり、旦那の仲間のトライアスリート達とのディナーに参加しました。その中には、IRONMAN常連でトップ10入りする程の実力のあるスポーツ栄養学士の女性のお話も聞けたりもしました


そして8年間続けてきた私の職業(マッサージ)も身体のリカバリーに活かせたみたいで良かった。もちろん食事はとても大切なので、なるべくアスリートにとって栄養になるものを毎日作る。基本的には旦那の意見を聞きながら、私も出来る限りのサポートさせてもらいました


もちろん私だけでは無く他の方からのサポートも沢山ありました
旦那(以下、谷口選手)は色んな試行錯誤を重ねながらあっとゆうまに本番当日

 

前日の夜には、マッサージとアロマでゆっくり体が休まるように、そして当日の為のイメージングのお手伝い。
最後にサプライズで色んな方からいただいた応援ビデオメッセージを見せ、何故か本人は泣かずに私が感極まって泣くという始末に^_^;

でも凄く喜んでくれたみたいでバッチリ本番モードに


応援ビデオメッセージ、FBコメントや個別にメッセージで応援してくれた皆さん、ありがとうございました❤️

 


大会当日の朝、普段の大会では緊張知らずの谷口選手からも、さすがに緊張感が伝わってきました

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まずはスイム3.8kmから

 

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朝日が昇り始め海面に照らされた風景は物凄く綺麗でしたが、風で波が荒く、海が濁って砂色一色。まさに劣悪なコンディション

 

スイムを終えて上がってきた他の選手を見たらその過酷さが伝わってきます。出てきて3回も続けて嘔吐している選手がいたし、男性は皮膚が黒いからわからなかったけど、女性は顔も砂まみれで黒くなってヒゲが生えてるみたくなっていました。沢山、砂まみれの海水も飲んだことだと思います。。

 

荒波➕海中で前が全く見えない状態で3.8kmも泳ぐなんて凡人には信じられない状況です。それにも関わらず果敢に向かっていく理由は、もはや本人達にしかわからないでしょう

 

この話は後から聞いた話だけど、この大会のこの海で過去に数回、スイム中の選手が亡くなっています。知らなかったから普通に応援していたけど心配性の私は、知っていたら恐らく大会出場を反対していたと思います

 

谷口選手は幸い、スイムは調子が良かったみたいで自身予想タイムのなんと5秒差!ほぼピッタリ時間に出てきました。
そしてハイタッチ!!笑顔を見せてくれて一安心(^^)

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無事にささっと着替えを終えてバイクを見送りました
いってらっしゃーい!!

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なんせバイクの距離が180kmだから、1箇所で応援し続けるのは不可能。バイクを終えて帰ってくるポイントまでサポーター専用のリムジンバスで1時間かけて移動

 

そして自身予想のバイク所要時間が6時間半だったので、事前に購入しておいたVIPチケットで美味しいバイキングとフリードリンクを堪能。VIPは$140と少しお高めだけどそれだけの価値はあります


・VIP専用エリアでのフリードリンク、朝、昼、晩と内容の変わるバイキング
・ゴールの間近にエリアが確保されているので近くで観戦を楽しめる
・応援する選手の通過地点とタイムが定期的に携帯のメッセージに来る
・何よりも旦那がゴールした時に私が直接フィニッシャーメダルとタオルをかけられる(通常はボランティアの人が行なう作業で、そのエリアは関係者以外立ち入り禁止)

★これが後にミラクルを起こすことに★

 

VIPエリア↓

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同じ境遇で知り合いの先輩奥様と、そのお友達と3人でVIPエリアにてランチをして、会場近くに予約していたホテルに戻って爆睡。そしてまた会場に戻ってくる余裕の時間がありました

 

その他大勢の選手はバイクパートで戦っているにも関わらず、トップ集団(プロの選手)は既にランパートの42.195キロを完走間近。ひょえー


せっかくの機会なので見学しました。ただただ、同じ人間のできることと思えないタイムでした
1番分かりやすいマラソンのタイムで例えると、スイム3.8km、バイク180kmを終えた後にトップの選手はフルマラソンを2時間30分で完走しています


日本で有名なボストンマラソン優勝者の川内優輝選手のフルマラソンのタイムが2時間15分

 

はい、もはや人間離れしている速さですね。ちなみに男女共にニュージーランドの方が1位でした

 

他の選手のゴールシーンもしばらく見ていましたが、ゴールした後に観客席側にいるパートナーに膝まずいてプロポーズしている選手も。なんとそんな光景を2組も見ました。そして司会者が仲介に入り会場は大盛り上がり!!
最高にハッピーな瞬間が観れて涙。感動しました

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一方、バイクは終わり間近しか見れなかったけど、バイクの形もバリエーション豊富で見ていて楽しいし、皆んなのスピードが速いこと速いこと。。


そしてバイク180kmを終えた後、皆んなの着ているウェアが、汗の塩分で真っ白になっていたのが印象的でした

 

そうこうしているうちに携帯の途中経過のお知らせが来たので、見やすい位置にスタンバイ。谷口選手がバイクを終えて帰ってきました

 

ん?どうやら顔が少し引きつっている様子。。そりゃそうだよね!!ここで余裕だったら中々凄いもんです

 

そして次は、谷口選手お得意のラン42.195km!!
さぁいよいよラストパートです

ここでもハイタッチ!!

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本人がレース中にハイタッチできたら嬉しいと言っていたので、ここぞとばかりに見つけ次第ハイタッチしました
私は当日、全身蛍光ピンクの服装だった為、大勢の人がいるのにかなり見つけやすかったみたいです

 

Runパートは3周、同じコースを回ってゴール!!だから沢山応援できるチャンスがありました。とはいえ、1周の距離が約14キロだから1時間半おきとかにしか見れないんだけども

 

谷口選手が10キロ、20キロと経過するごとに通過地点のお知らせメッセージが来る
⬇︎
その瞬間にVIPエリアから飛び出して見えるポジションに向かい、無我夢中で応援
⬇︎
そしてハイタッチできたらまたVIPエリアに戻るの繰り返し

 

その度に、VIPエリアで沢山のケーキと美味しい食事を食べながら。彼はこの大会で大量にカロリーを消費し、私は大量にカロリーを摂取するという真逆の行為をしていました

 

そんなこんなで、谷口選手がラン38km地点を通過したメッセージが来たので、ゴール間近の関係者専用エリアで、完走者メダルと大きなタオルを持ってスタンバイ。もう辺りはすっかり暗くなり、昼間とは打って変わって寒い寒い


DJが大きなスクリーン前のステージにいて、大音量のイケイケ音楽も流していたので、私もノリノリで寒さを紛らわせながら待機

 

選手が映し出される大きなスクリーン
を見ていたら颯爽とゴールに向かって走る谷口選手が登場

 

「That is my husband!!!!!!」


と叫び、ゴールの間近に待機

さぁ、いよいよ


いよいよ、、、


いよいよ!!!!!!

 

 

 

谷口選手

ゴーーーーーーーーール!!!!!!

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そして長い長い1日を終えたしゅんや選手をぎゅーーーーーーーーっ!と抱きしめました

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これには理由があり、まだ明るいうちに私が見学していたトップ選手のゴールシーン。優勝者のパートナーの女性が、ゴールでその選手を思いっきり抱きしめる姿を見てかなり感動したので、旦那がゴールした時は抱きしめようと思い、真似してみました

 

さすが大きな公式大会、色んなアングルで待機するカメラマンと本格的な大きな撮影機材があり、後日IRONMAN当日の様子が10分程度にまとめたダイジェストムービーにしてホームページや、アワードパーティにて放映されます

 

さて、やっと長い1日が終わりました
お見事、本人が宣言した時間通りの完走!!素晴らしすぎる遂行力

本人にしか分かり得ない、達成感と感動を味わえたことでしょう
谷口選手も私も涙を流すというよりも、喜びに溢れ過ぎて笑顔が止まりませんでした

 

さて、これだけの距離を完走すること自体凄いことですよね?


今回のIRONMAN in ケアンズ。完走できた人は約1000名。様々な理由で完走できなかった方達は約200名


ハーフIRONMANというIRONMANの半分の距離の大会も同日に行われましたが、それを合わせると約3600名の選手たち

順位やタイムは結果として残りますが、皆んなが威嚇しあうような雰囲気ではなく、あくまで己との戦いとして、完走後はお互いを尊敬し合っている姿も伺えました

 

色んなドラマがあり、出会いがあり、時間の密度が濃すぎる1日。忘れられない、かげがえのない経験です


何よりも出会い


IRONMANの大会は今回初めてになりますが、オーストラリアに来てからは3度目のトライアスロン大会出場


去年の11月、シドニーにてハーフIRONMANの大会に出場しています。そこで出会った日本人の先輩ご夫婦がとても素敵な方達で、今回の大会の時もご丁寧に応援の連絡をしてくださったりと繋がりがあります

 

そして今回は、また違う素敵な先輩ご夫婦の方(旦那様がIRONMANで奥様がサポート)とそのお友達との出会いがありました

 

知り合いがいなければ、1人でするはずの応援も、一緒に応援させていただいたことで楽しさが倍増。本当にお世話になりました

大会で出会い、仲良くさせていただく方達は、年齢関係なしに分け隔てなく接して下さる心の暖かい方達ばかりで
人としてのあり方を学びます
また旦那さまのサポートをしている奥様達の姿勢も勉強になることばかりです

 

 

 

最後に貴重な体験に巻き込んでくれた旦那に感謝します
好きでやっていることと言えど、一つのことをやり抜く姿がかっこよすぎ。心から尊敬します

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〜後日談〜
旦那がゴールした姿とその際に私が思いっきり彼を抱きしめた姿がなんと、公式IRONMANのダイジェストムービーに映っていました…!!
計6分ほどのムービーですが、当日のレースの様子がわかるようになっています
今回のIRONMAN完走者は約1000人いて、このムービーの中に顔が判別出来るほどにメインで映っているのはごく僅かです
私が一緒に応援していた先輩奥様とこんな会話がありました


私:「旦那がゴールした瞬間のシーン、後から購入できないですかね?」


奥様:「うーん、写真はあるけど動画は無いんだよねぇ」


私:「そうですかぁ。。ゴールの瞬間の動画、欲しいなぁ。」


→翌日、公式ダイジェストムービーに映ったことを知る。

 

★ミラクルが起きました★

 

ありがとう!!

IRONMANの神さま!!