エアー、添付ファイルのZIP暗号化とWebダウンロードを切り替えられる誤送信防止システムの新版


 株式会社エアーは20日、誤送信防止システムの新版「WISE Attach 2.1」を発表した。

 WISE Attachは、送信ボタンを押してしまった後でもメールや添付ファイルからの情報漏えいを防止する誤送信防止システム。メール本文や添付ファイルのZIP/AES暗号化機能や、あらかじめ設定した条件と一致したメールの配信を一時的に遅らせる機能、許可されないあて先や送信者のメールをブロックする機能などを搭載している。

 今回の新版では、暗号化適用などのルールの条件設定に使用できる項目として、件名、メールサイズ、メールアドレス数を追加。また、条件一致時の動作として、メールのあて先を強制的にすべてBccへ変換する動作が可能になった。この機能を利用すると、あて先アドレス数が指定を上回った場合、強制的にBcc変換したり一時保留したりできるので、Bccで送るべきメールをCcで送ってしまう、といったミスを防ぎやすくなっている。

 さらに、あて先やサイズなどの条件に応じて、添付ファイルをZIP暗号化して送信するか、いったんメール本文から分離してWebダウンロード用URLを送信するかを自動で切り替えられる「WISE Attach FULLエディション」が新たにラインアップされた。従来版は「ZIPエディション」として継続提供されるので、ユーザーは必要に応じていずれかのエディションを選択することができる。

 加えて、送信者ツールの操作性の改善も行われた。

 価格は、200ユーザーまでの場合、ZIPエディションが55万2000円(税別)、FULLエディションが110万4000円(税別)。

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(石井 一志)
2012/7/20 14:28