Gレコについて語ってみる その6
相変わらず天気悪いですねー。寒い上に湿気てると塗装してて塗料の渇きが悪いんですよね。効率良く塗れないとやっぱりストレスです。もう四月もそろそろ半ばなのにまだ冬を引きずっていて鬱陶しい事この上ないです。早く春らしい気持ちい日々を過ごしたいものですな。
さてそれではGレコ語りです。BFTの最終回のもやらねばですが間に挟むとややこしそうなのでこっち優先しました。
さて、月のトワサンガにて衝撃の事実を知ったベルリ君とアイーダさんですが、元々の目的であった
レコンギスタがトワサンガ全体の意思かどうか
について調べるという部分においては、ドレッド艦隊の行動が全てトワサンガ住民の意思であるかについてはラライヤ達のように武力制圧に反対する派閥も多いものの地球への帰還を希望している人々は多く、ドレッド艦隊のレコンギスタはトワサンガの多数支持の下で行われているのは事実みたいでした。
もう一つの目的でもあったのフォトン・バッテリーの出所についてですが・・・
実際にはトワサンガは中継地点だったことが判明します。
フォトン・バッテリーは金星のビーナス・グロゥブというコロニーで製造されており、金星からトワサンガまでクレッセント・シップという大型輸送艦で運ばれてきます。
さらにトワサンガからカシーバ・ミコシという輸送船によりキャピタルタワー頂上部であるザンクト・ポルトへと運ばれてキャピタルが地球上の各国へと分配するシステムです。
このフォトン・バッテリーを管理するのがビーナス・グロゥブのヘルメス財団という組織でした。ヘルメスといえば例のヘルメスの薔薇の設計図に関係してそうですね。
・・・
・・・
わかりにくっ!!
もう滅茶苦茶わかりにくいですよね。いちいち輸送艦に大層な名前をつけるし地名なんかも全然機能と関係ない名称のため、何がなんだか意味不明です。こんなもんリアルタイムで見てて理解しろって方がおかしいです。実際、富野監督側も混乱していたらしくて時々地名とか間違えてたりするみたいですし。これで子供に見せたい発言はそりゃ叩かれるってww
さて、トワサンガが中継点だとわかったのでじゃあ出所のビーナス・グロゥブに行こう!となったメガファウナはちょうどいいタイミングでトワサンガにやってきて戻るクレッセント・シップにくっついて金星圏まで行く事にします。
よくわからないGセルフの謎能力でいきなりエネルギー満タンになったクレッセント・シップはすぐに出航してビーナス・グロゥブに向かいます。
しかし、到着寸前になって突然ジット団と呼ばれる謎の武装集団にハイジャックされるクレッセント・シップ。
ジット団はビーナス・グロゥブの住人であり、地球圏への帰還及び武力制圧によるレコンギスタを提唱するキア・ムベッキ隊長の下に集った過激派武装集団です。少数メンバーながらヘルメス財団のお膝元だけあってG系MSを多数擁しており、劇中においては最強の戦力を誇ります。
タイトルのGはジット団のGだった!!
ビーナス・グロゥブでも異質な存在である彼らは戦力が整ったため、いよいよ行動に移そうとしていた矢先にクレッセント・シップを乗っ取りにきたわけですがここに乗っていたベルリ達とは当然ながら敵対することに。
ベルリ達としてはビーナス・グロゥブの統治者であるラ・グーなる人物に会って事の真相を問い質したいのですがジット団側としては地球側のベルリ達が気に食わなかったのか
理由はわからないけどとにかく襲ってきます
いや、このジット団がなんでここまでメガファウナに執着したのかは本当にわけがわかりませんww
Gセルフで出撃したベルリに対してジット団の創設者にしてリーダーの
キア・ムベッキ隊長
はG系MSのジャイオーンを駆って自ら出撃しますが・・・
このジャイオーン、デザイン的にはまさしくラスボスを務めてもいいぐらいの迫力があります。ガンダムタイプのMSに巨大なクローアームを背負わせた異形さは本当にかっこよく、迫力もあるのですが・・・
乗ってる人がポンコツでしたww
キア隊長、もう姫様と同レベルぐらいなポンコツ親父でして・・・全然ラスボスの風格はなく、天才ベルリ君にいいように振り回されてしまい、自慢の巨大ツメも全く役に立つどころか・・・
自分達のコロニーの海の底に大穴を開けてしまいます
この辺がもうほとんどギャグにしか見えなかったんですがコロニーから海水が流出してしまい、このままではビーナスグロゥブの住人に大被害が出てしまうため、キア隊長はジット・ラボから持ち出した巨大MAをドッキングさせてコロニーの穴を機体で塞ぎ、自分は水圧で死亡してしまいました。
なんかかっこいいシーンみたいに描きたかったのかもしれませんが・・・自分で位置把握もせずにでかいツメ振り回して大穴空けた挙句ですのでなんともはや・・・むしろこれぐらいの水圧にすら耐えれない事に突っ込み入りまくりでしたね。
さて、お笑い集団ジット団の追撃をかわしたベルリ達はようやくラ・グーと会見します。
彼によってフォトン・バッテリー供給と引き換えに地球の技術制限を行う事で愚かな滅亡戦争を起こさないように管理している真実を知るベルリ達。
しかしながら争いの無いままではやがて人類が衰退すると考え、あえてヘルメスの薔薇の設計図を持ち出してトワサンガや地球圏に伝えることで戦争を引き起こして淘汰しようとした人物がいた事も告げられます。
それがクンパ大佐でした。
彼は元はビーナス・グロゥブの人間でヘルメスの薔薇の設計図を持ち出してトワサンガに渡り、その後はキャピタルにてアーミーを設立、裏でアメリア等にも設計図を流しており、今回の戦争を引き起こした人物でした。
・・・って本当に書いてても難解ですなこりゃ。
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Gレコについて語ってみる その5
寒いですなぁ。今日は久しぶりに午後から日が差しており、ようやくこの異常な寒さも去ってくれるかな・・・って感じの日でしたね。ここんとこは完成記事とかあまりないですが一応、制作とかしておりまして現在はブロックヘッドの塗装してるんですが寒すぎたり雨が酷くて湿気が多い日はちょっと避けてますからなかなか進み悪いです。ほんとこの冬は鬱陶しいです。4月までしつこく居座るなって感じですよね。
さてそれではGレコ語りであります。
ややこしい話だと簡潔に・・・ってわけにいかないですね。
ささっとまとめるつもりが長文になっちゃいましてごめんなさいです。
さて、ドレッド艦隊が現れたとこまで書きましたね。
この唐突に現れた第三勢力「ドレッド艦隊」についてですが彼らは月の裏側のコロニー群であるトワサンガの勢力です。
いわゆるRCではコロニー政策は失敗に終わりましたが各サイドの残党が集まってできたのがこのトワサンガであり、大規模なコロニー勢力として残っているのは彼らのみという感じですね。
現在、トワサンガの実権を握っているのがこのドレッド艦隊を率いているノウトゥ・ドレッドです。戦艦に乗ってる一番えらそうなセンターハゲのおじさんですね。
唐突に出てきたドレッド艦隊ですが彼らは過酷な宇宙での生活に疲れ、地球への帰還を望んでいますが宇宙世紀時代からのハイテクを継承しているトワサンガとしてはスコード教の技術統制により文明が退化している地球人類に頭を下げるのはプライド的に許せず、自分達が武力により制圧・支配しようと考えています。
これがタイトルであるレコンギスタです。
これはいわゆる富野造語ですが元の意味はスペイン語のレコンキスタ(再征服)でしてまあキがギになってるだけで劇中での意味も同じ再征服って思っていいでしょう。
序盤の方からちょこちょこ出てくる宇宙からの脅威とはこのトワサンガのドレッド艦隊によるレコンギスタってことでした。
さて、ここまで争っていたキャピタル・アメリアに加えてドレッド艦隊が出てきたため、三つ巴となるわけで・・・ただでさえ意味不明なのに更に情報量が増えてわけがわからなくなります。
同じ地球人同士・・・ということで形式的に一旦休戦するキャピタルアーミーとアメリア軍はともにドレッド艦隊との交渉に入りますがそれぞれ自分達の主張のみ繰り返すだけ・・・
ここに着て突然ラライヤ回復!
これまで幼児退行していたラライヤがいきなり完全復活します。実は彼女はドレッド軍に所属しており、偵察任務のためにGセルフに乗って地球圏にやってきたのが判明。しかも本当はトワサンガ内でのドレッド家に反抗するレジスタンスで軍に潜入していた・・・というこれまたややこしい立ち位置でした。
・・・って別にキーマンでもなんでもなかった肩透かしww
1話から登場していた謎の美少女・・・とくれば物語の全てを司るようなキーマンだと予想されていましたが突然回復したかと思えばそれほど重要なキャラでもなかったというww
Gレコ版のエウレカさんだと思ってた人多数でした
まあ、かわいいのでほとんどの方が許されてましたがwww
さて、ザンクト・ポルトでの会見では状況が見えてこないのでベルリ達は直接トワサンガに行って自分達の目で真実を確かめる事にします。ラライヤがレジスタンスである事もあり、トワサンガも一枚岩でなくドレッド艦隊のレコンギスタだけが彼らの意思なのかというのも知りたい・・・と言った感じですね。
また、フォトン・バッテリーはトワサンガから運ばれてザンクト・ポルトで受け取り、更にタワーを伝って地球上に降りているため、バッテリーの出所を確かめるのも目的でしょうか。
月に行く意味がわからないというのが放送直後にネットで非常に目立ちましたが多分理由としてはこんなとこだと思います。僕も見た時点じゃ意味不明でしたけどねww
こいつら何やってんの?状態でしたしww
割とあっさりトワサンガに到着するメガファウナ
富野監督はGレコをあちこち行くロードムービーと言っていましたがいかんせん何をやってるのかわからないままうろついて話の最後に行くぞー!、次の回でいきなりはい着いたー!って感じなので旅情感とかはないんですよねぇ。
ロードムービーとしてはやはりファーストガンダムとか無印SEED(これはファーストのオマージュですけどねw)、複数勢力が絡み合う政治劇ならZガンダムの方がやはり描写は優れています。Gレコは尺を考えずに詰め込みすぎた感ありますね。
トワサンガではラライヤの所属するレジスタンスのリーダーに迎えられるベルリ達。
そこで彼らからベルリとアイーダの出生の秘密を教えられます。
彼らはかつてトワサンガにおいてドレッド家と実権を争ったレイハントン家の遺児であり、
アイーダとベルリは姉弟でした!
まあ序盤から薄々そうではないかという伏線はありましたのであまり驚いた人はいなかったかな?
Gセルフに乗れる・同じ金属プレートのネックレスを持っている・・・などで割と富野監督としてはわかりやすく描写していたのでこれは隠すつもりはなかったんでしょうね。
むしろ、予想外だったのは彼ら二人をドレッド家の追っ手から匿い、地球圏へと亡命させたのが
キャピタル・アーミーを設立したクンパ大佐
だったことでしょうか。
ここまでの全ての黒幕みたいな悪役然したクンパ大佐ですが実はもともとトワサンガの人間でしかも自分達の命の恩人。
更にベルリとしては陣営を飛び出してまで尽くしてきた初恋の人が姉だったのにショックを受けます。
デレンセン殺したときよりよっぽどショックそうなのが・・・
恩師殺しても次の回にはヘラヘラ笑ってたのに今回の姉さんショックについてはその後も数話に渡ってうじうじ引きずっています。ここ、普通は逆じゃないだろうか・・・?
実際の所だとこのトワサンガでのエピソード辺りで一気にここまでの謎とか伏線回収して怒涛の展開・・・!なんですがいまいち盛り上がらなかったのはやはりここまでの展開がもう全然わけがわからなかったので種明かしされてもわからないって感じだったからじゃないでしょうか。僕も姉弟判明ぐらいはまあわかりましたがそれ以外のは?状態でした。
正直、こうして後から色々調べて書いてて再確認できたりしたのたくさんあるしww
ネットではリアルタイムでちゃんと解説してた人もいてましたが凄いなぁ・・・と本気で思いますね。
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Gレコについて語ってみる その4
Gレコ語りであります。
一応主人公ベルリの位置→キャピタル出身だけど海賊部隊に事実上の移籍、海賊の戦艦メガファウナが主人公の乗艦となりますね。
ヒロインはアイーダとノレド、そしてラライヤ?、ライバルキャラにマスク、一応現時点では味方にクリム・・・という図式が整いました。
さて、海賊に身を置いたはいいもののいまいちこの海賊部隊、何をやるのか曖昧です。
本来ならバッテリー強奪だのやってりゃいいんですが主人公の所属部隊が略奪ってのは印象悪いからかそういう描写もなく、さりとてアメリアに戻る事もないままキャピタルテリトリィをウロウロ飛び回って襲ってくるマスク部隊との戦闘・・・が続きます。ベルリはデレンセンを殺した直後はすこし落ち込んでたけどすぐに立ち直って軽口叩いており、視聴者側としては目的が見えてきません。
しばらくこういうのを繰り返した後、ベルリはキャピタル側と海賊=アメリア側での言い分の食い違いに疑問を持ちます。
キャピタルとしては地球人類の科学発展はやがて巨大な破滅戦争を呼び起こす・・・これは宇宙世紀で実証済みですね。
コロニー落としや核攻撃などはもちろんの事、そもそもが人類による環境破壊や資源浪費で地球がもたなくなったから宇宙移民政策が始まった経緯を考えると科学技術やエネルギーを一定量に制御する事で人口も増やさず、あくまでも地球環境を維持しつつ人類も存続させるというのがキャピタル=スコード教の方針です。
対してアメリア側はキャピタルが全てのエネルギーや富を独占しているため、事実上の支配を受けているため不満である、しかも戦争中のため多くのエネルギーや兵器が欲しいというのもあります。
まあ建前はともかくとしてはやはり最大の理由としては後者でしょうね。
現行においてのキャピタルから分配されるエネルギー等を独占できれば戦争だってし放題です。要するにキャピタルにとって代わりたいという国々はアメリアに限らず多く、アメリアクラスの大国がヘルメスの薔薇の設計図をもらったら野望を実行に移す・・・ってことですね。
また、アメリアが軍拡したい理由として序盤の方からちょこちょこ出てくるワードである宇宙からの脅威というのもあります。
全く説明がありませんので結局何の事なのかイマイチわかりませんが一応、アメリアやキャピタル・アーミーなど軍拡に励む理由には地球上での紛争だけでなくこの宇宙からの脅威に対抗するためというのも関係しているようです。
さて、今回の騒動の元になっていますのがフォトン・バッテリーです。
現状における地球人類の生命線とも言えるエネルギー源ですがこれは同時に地球上では生産できません。
ブラックボックス化されているようで使用はできても解析や生産できないためアメリアを始めとする国々は一定数の供給を受けるだけ。しかもキャピタルの人間にとっても宇宙から降りてくるだけでどこでどういう風に製造しているのとかは上層部の人間以外は知りません。
例の宇宙からの脅威にしてもバッテリーの製造元にしてもですが物語の謎は宇宙にあるということですね。
そこでベルリ達メガファウナ一行は事の真相を確かめるためにキャピタルの偉い人=母や法皇に会いにいこうとしますが・・・アメリアがいよいよ強行手段に出てタワーにクリム率いる戦艦サラマンドラを旗艦とする艦隊を派遣、対するキャピタル・アーミー側も出撃して本格的に戦闘となります。
ここで開戦という描写がないのは問題
すでに両陣営の間で本格的な艦隊戦、MS戦まで行われており、もはや完全な戦争勃発状態にあるのですが何故かベルリ達を始めとする登場人物達はここまでの小競り合いの延長程度にしか考えておらず、呑気に軽口を叩いています。
視聴者側としてはいよいよこの辺りから平和が崩されてしまい、再び戦争が始まったのか・・・!と思わされたのに何故か出てくる人物達に悲壮感が全く無い。
ファーストガンダムのホワイトベースのようなピリピリ感もなく、まるでピクニックでも行くようなベルリ達に視聴者は一体この宇宙戦争はなんなの?いつもの小競り合いと同じ?となってしまうんですよね。
戦闘の結果、タワー上層部であるザンクト・ポルトがクリムたちアメリアに占拠されてしまいます。
あっさりとアメリアの勝利かと思いきや突然そこに謎の艦隊が現れてアメリア艦隊を砲撃してきます。
この謎の艦隊こそが月の裏側にあるトワサンガからやってきたドレッド艦隊です。
いわゆる宇宙からの脅威=このドレッド艦隊みたいですね。
各サイドによる大規模なコロニー政策は失敗したものの、一部コロニーや月面都市などは残っているようで、トワサンガという月の裏に存在するコロニー勢力です。月面にも都市などがあるかもですね。
しかしここムーンレイスでいいでしょ!
はっきり言ってここまで全く伏線らしい伏線がなく(言ってたかもしれないけど会話がわかりませんからねぇww)、アメリアとアーミーがドンパチやってた所にいきなりセンターハゲのオッサン率いる月艦隊が現れて???状態になります。
ただでさえ大量のキャラや用語に溢れている中にさらに新勢力を出す・・・しかもこれもまたトワサンガだとかドレッド艦隊だとか初めて出てくる言葉で混乱するんですよね。
宇宙世紀ガンダムではグラナダやフォン・ブラウンがあり、ターンエーではムーンレイスという月勢力のワードがあります。
Vとターンエーの間のお話ならばムーンレイスの前身みたいな勢力として描けば盛り上がっただろうしミッシングリンク埋めにもなって既存ファンを喜ばせたんじゃないかと思うのですが・・・
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Gレコについて語ってみる その3
Gレコ語りであります。
ぱぱっと説明しようとしたら案外長くなっちゃいましたね。まあ難解だからいちいち語句やらキャラの説明していかないと意味不明なままになっちゃうわけだから仕方ないかなぁ・・・
海賊部隊の戦艦メガファウナに身を寄せる事になったベルリですが・・・
ガールフレンドのノレドに幼児退行しているラライヤまで一緒についてきてしまいます。
ベルリはオールマイティでイケメンのいいとこボンだけに女の子からもモテモテなのですが特に積極的だったのがノレドですね。ベルリの方はあくまで友達としか見てませんがこちらは好き好きなのでベルリがアイーダに一目惚れしたのを警戒して無理やり付いてきた感じです。
メガファウナは海賊部隊ですが実質的にはアメリア軍の遊撃部隊ですので乗ってるのはドニエル艦長を始めとしたアメリア軍人がほとんどです。
また、アメリアのズッキーニ大統領の息子であり、自他共に天才と称されるクリム・ニックも登場します。
能力的にはあながち天才も誇張ではないのですがいかんせん自信過剰な言動も多いのでギャグキャラみたいな扱いもありますね。軽い感じですが結構政治家気質な所もあってベルリの能力を知って軍にスカウトしたりしてきます。
一方、キャピタル側ではアイーダ奪還時に次々と襲ってきた海賊=アメリアのMSによる被害や脅威を理由にアーミーの権限が拡大、これに伴って防衛部隊=ガード、 軍隊=アーミーというのが明確になってきます。
いわゆるこちらから攻めて戦争ができる=軍功で出世を目論んでガードからアーミーに入る者も現れ、ベルリとガードの養成学校での同期にして兄貴分だった(ベルリは飛び級しているので年下)ルイン・リーもその1人でした。
彼はいわゆる被差別階級である「クンタラ」の出身でその事に強いコンプレックスを抱いており、アーミーにおいては能力や戦功次第でクンタラ出身者でも出世できる前例を作るべく、仮面をかぶって「マスク」と名乗り、部隊を率いて海賊やアメリア軍を叩くべく戦闘に参加します。
キャピタルテリトリィをフラフラ飛び回るメガファウナ(ここらへんがよくわかりにくい)に対して当然ながらマスク率いるキャピタルアーミーからの攻撃が何度も起こり、メガファウナ側は実質的な戦力としてはクリムぐらいしかいなかったので(アイーダは全く役に立たないので)仕方なくベルリはGセルフで出撃してかつての兄貴分と戦うのですが
お互い気付いてるのか気付いてないのかわからない
互いになんか喋りながら戦いますが何言ってるのか意味不明ですww
終盤でわかってきますがマスクの方はどうも最初から気付いていた(Gセルフ乗れるの限られてるからね)ようですが彼(ルイン)は表向きではベルリの良き友人として接していたもののその実、生まれに恵まれたベルリには劣等感や妬みを感じており、攻撃するのに躊躇はなかったみたいですね。
こうしてガンダムシリーズでいう仮面ポジのライバルキャラも出てきていよいよ本格的に動き出すか・・・!?と期待したのですが・・・
マスク弱い
いや、これは彼が弱いんでなくてベルリが強すぎるんですね。
マスクやクリムは当初の設定画とかOPやEDでの見た目からはシャアやシロッコみたいな強敵っぽいイメージがあったのですがいざ実際に戦闘になるとベルリが最初から滅茶苦茶強く、全然強敵でもなんでもないのです。
むしろ死なないように手加減してもらってます
これにより・・・
目的不明でふらふら飛んでるメガファウナ
↓
発信機でもつけられてるのか毎回マスク部隊が襲ってくるがベルリが強すぎて全然ピンチにならない
↓
ポンコツ姫が毎回出しゃばろうとしてむしろマスクより迷惑
みたいなのを毎度繰り返します。
やはり数字とかでもこの辺から段々と視聴者が離れていってしまっていますね。
更にここでダメ押しとなる事件が起こります。
キャピタルガードにおいてベルリ達の教官だったデレンセン大尉がベルリ達を救出するためにMSにてメガファウナを襲撃してきたのに対してベルリはGセルフで応戦しますが・・・
デレンセンはあくまでもベルリ達は海賊に捕まっていると認識しており、まさか自分の意思で行ったとは思っていませんのでGセルフには別の人物(アイーダ)が乗ってると思って本気で攻撃してきます。
MS教官を務めていただけあってベルリにしてもデレンセンは手を抜けない強敵であり、最後は彼を撃墜してしまうのですが最後の瞬間にお互いの存在を認識し合い、デレンセンは皮肉にも助けに行った相手に殺されるという最後を迎え、ベルリは自分を助けにきた相手を殺してしまったというショッキングな事実に落ち込むのですが・・・
結局、1話ほどですぐに立ち直って軽口を叩いており、これが視聴層からはかなりのブーイングでした。
これは尺が短いため、何話も悩むシーンを入れられないという事なのでしょうけれど普段の言動とも相まってとにかく軽薄なキャラにしか見えないんですね。一応、基本的にはできるだけ不殺みたいな感じですがそれもキラとかバナージみたいにショッキングな事件を経て悩んだ末に見出した道でなく、単に殺すのは嫌で技量的に余裕あるからやってるだけなのでゲームとか遊び感覚で戦ってるように映っています。
この辺はZZのジュドーのように当初は軽薄な言動が多いキャラが段々と精神的に成長して真面目に考えるようになる・・・みたいにして欲しかった所はありますね。
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Gレコについて語ってみる その2
さてさてGレコ語りの続きですね
・・・大気圏突入してきたMSですが経緯は不明ですがキャピタルとアメリアの海賊部隊の戦闘に巻き込まれ(もしくは争奪戦?)、操縦不能状態に陥り、高高度で放り出されたパイロットの少女はキャピタルガードに回収されますがMSの方は海賊部隊に拿捕されます。
その後日、キャピタルガードの練習生である少年ベルリ・ゼナムは宇宙での訓練中にキャピタルタワーを襲ってきた海賊部隊と交戦、この際に先日拿捕された謎のMSを鹵獲します。
このMSがGセルフですね。
更に乗っていた海賊のパイロットはアイーダ・レイハントン(スルガン)という美少女でベルリは彼女に一目惚れしてしまいます。
このベルリ君、母親はキャピタルタワーの運行長官(事実上のトップ3ぐらい)であり、自身もあらゆる面に優れた天才肌・・・と生まれも能力も最高クラスのエリートです。何をやっても人並以上にこなせる反面、坊ちゃん育ちで世間知らずな面もあるため、知らず知らず妬みや恨みを買っている事も・・・。
鹵獲したGセルフは何故かベルリとアイーダ、そして以前保護された少女であるラライヤ・マンディにしか動かせません。ちなみに、ラライヤは酸素欠乏症で一時的に幼児退行してしまい、情報などは全く不明なまま。解析するにも動かすために暫定的なパイロットとなったベルリはアイーダを救出するために襲撃してきた海賊部隊のMSを撃墜しますがこれに乗っていたのがアイーダの恋人だったカーヒル大尉であり、この事をアイーダに責められて負い目を感じ、彼女を逃がして自分も海賊部隊に身を置くことに・・・
・・・ここの部分がまず非常に曖昧なのですが要するに
主人公が惚れた女のためにあっさりと所属勢力を鞍替えする
という点が批判の的になっています。
富野作品ではダンバインのショウなんかも似たような理由でドレイクを裏切っていますがこれはいきなり連れて来られた上にどう見ても悪党揃いなドレイク軍に嫌気が差していたため、反乱軍のマーベルに惹かれて裏切る経緯は割と理解できます。
しかしベルリの場合は特に現状に何ら不満もなく、しかも母親や友人達にも恵まれたキャピタルをあっさりと裏切っているのでただただ軽薄な面ばかりが目立つわけです。
一応、フォローしておくとあくまでもベルリはキャピタルを裏切ったり亡命したつもりでなく中立の立場を気取っている点です。
建前としてはスコード教の信徒にしてキャピタルガードの一員たる自分としては教えに反した軍隊であるキャピタルアーミーの台頭は疑問であり、敵対する海賊側の視点でも物を見るために・・・ということですね。
もちろん根底としては惚れたアイーダの気を引きたいというのがあり、好きな女の傍に居たいから送っていった海賊部隊の戦艦メガファウナに留まりますが一応あくまでキャピタルの人間だから海賊部隊=アメリア軍からの勧誘(ベルリのパイロット能力+Gセルフの戦闘力は単機で戦局を左右できるほどだったので)は全て断わっています。
ただし、キャピタル側からの襲撃に対しては出撃して撃墜していますので裏切り者と言われても仕方ないような行動はしています。
キャピタル内でもアーミーとガードでは反目し合っており、互いにいい感情はないためガードのベルリがアーミーに対しては不信があって同胞とは感じていないという点はあるのですがそれでもやや関係のよろしくないアメリアのしかも強奪を行っている海賊部隊に比べたらよっぽど近い存在のはず。にも拘らず彼は女の尻を追いかけてあっさり裏切り、終始へらへら・・・と物凄く印象が軽薄なんですね。
戦闘においてのベルリはほぼ無敵に近い強さで敵味方ともに彼に匹敵するパイロットは最後まで出てきません。
Gセルフの性能の高さも伴ってまったく苦戦らしい苦戦もなく、常に余裕なんですがこれがまた更に彼の印象を更に悪くしています。
MS戦を行い、実際に死人も出しているのに彼自身は戦争をしているつもりはなく、敵対勢力の海賊部隊に身を置いて同胞を軽口叩きながら落していくという様は視聴者から見ると一体こいつは何なんだ?と映るんですね。
中高生ぐらいがゲーム感覚で同級生をいじめて殺してしまい、後で遊びのつもりだったと大した反省の色も見えないみたいなイメージを持つ人も結構いたようです。
富野監督としてはここはもう少し違う意図があったんだとは思いますがとにかく会話が意味不明な上に主人公は軽薄な天才というイメージばかりが伝わってきます。
更にヒロインであるアイーダさんですが・・・
まず彼女はアメリア軍ではアイドル的存在で姫様と呼ばれていますが将軍の娘なので正確にはお姫様ではありません。
要人の子女で容姿や性格などから国民的アイドルとして姫様扱い・・・という点ではSEEDのラクスみたいな立ち位置ですね。
海賊部隊には本人が志願して無理やり参加しており、また彼女だけはベルリ同様にGセルフに乗れたりと謎もあるキャラです。
容貌は作中でもトップクラスの美少女ですし前人気は非常に高かったのですが・・・
これがとんでもないポンコツでした
序盤ではエキセントリックな言動が目立ち、メガファウナに戻ってからは専用MSのGアルケイン(Gセルフよりかっこいい!)に乗って戦闘にも出るんですがとにかくこれがもう全く役に立たず、しかも弱いくせにやたらと戦闘に出たがるので味方の足を引っ張るばかりでいつしか彼女のネットでのあだ名はポンコツ姫・・・愛機のGアルケインも高性能でデザインもかっこよく、当初はコイツの方が主役機に相応しい!!とかいう声まであったのに情けない姿ばかり披露してしまい、とんだとばっちりですね。
ちなみにこれ、富野によるバンダイへの嫌がらせ説までありますww
というのも、ガンプラ化されて発売される際に売れそうなMSについてはバンダイもCMで力を入れて宣伝していましたが・・・
どうもこの特定ガンプラの宣伝CMが入る時期に合わせてそのMSをボロクソに描いてるんですよねww
無様にじたばたもがいてるアルケインとか自分とこのコロニーに大穴を空けてやっちゃった・・・なんて言ってるジャイオーンの映像の合間に入るCMで
「アルケイン、出る!」「ジャイオーン、出る!」
とか言ってかっこ良く飛んでくるHGアルケインやジャイオーンの姿が物凄く寒くなりますから僕も嫌がらせ説には思わず納得しちゃいましたしww
・・・なんだかんだで長文になってしまいましたので今日はこの辺で・・・
二回ぐらいで全話分纏めるつもりでしたがとんだことに・・・しかもベルリとアイーダの事しか書いてないじゃん。
うぐーこれ全部読む人いるのかな?www
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