綺礼がその本領を発揮し、
一方では切嗣の魔術戦が展開される。

サーヴァントたちよりも人間たちの超人っぷりが目立った今回。
その中でも注目は、冷酷無比な言峰綺礼!!
な『Fate/Zero』8話。

原作既読組からすると、覚悟はしていたが、
アイリのあのシーンは、痛かった・・・痛い痛い痛い。。。('A`|||)


~□~

今日のセイバーさんはっー?

アバン。城を脱出したアイリと舞弥。綺礼の襲来を感じるアイリだよ!

⇒綺礼と切嗣を会わせてはいけない!女性陣が切嗣の盾になることを決意するよ!

⇒城に残った切嗣、マシンガンの次は弾丸1発、ケイネスの左肩を貫通させるよ!
 ⇒逃げる切嗣、追う手負いのケイネス。城をブチ壊しつつ切嗣を探すよ。
  ⇒切嗣は弾丸を入れ替えて補充。次は渾身の魔力で防御してくれよな!と期待だよ。

⇒森で。綺礼、ジョギング風に登場。迎え撃つは舞弥のマシンガン。しかし通用せず。
 ⇒綺礼の黒鍵つえー!と思ったら、舞弥のマシンガンに倒れる?
  ⇒と思ったら、それフェイク。舞弥との肉弾戦に持ち込むよ!強いよ!!
   ⇒倒される舞弥、睨みあう綺礼とアイリ。「貴方の目的は私たちが阻みます!」
    ⇒アイリの魔術展開。超美麗、うっとりだよ、そして綺礼をゲットだよ!!
     ⇒アイリの編んだ魔術紐で綺礼を木に縛り付けるよ!でも・・・っ!
      ⇒木を打ち破り魔術紐の捕縛を解く綺礼。舞弥を蹴り上げ、アイリを睨むよ。

⇒森の中で。先回の引きのまま、ランサーとセイバー。タコ触手に囲まれてるよ!
 ⇒「賭けに出ないかランサー。私が道を開く。風を踏んで走れるか?」「造作もない!」
  ⇒キャスターさん変顔でセイバー苛めに興じるよ!
   ⇒セイバーの風剣を前へ!風を切って走るランサー「抉れ、ゲイ・ジャルグ!!」
    ⇒長槍がキャスターの宝具らしき魔道書を抉るよ。タコ触手が消滅するよ。
     ⇒ランサーとセイバーに挟まれるキャスター。「覚悟はいいな、外道!」

⇒城で。トラップを引っ掛けて城の照明が落ちる。さらに城を壊しながら進むケイネス。
 ⇒水銀玉が切嗣を発見した模様。切嗣と対峙するケイネス。罵り続けるよ。
  ⇒開戦!切嗣のマシンガンは水銀カーテンで防御。そして拳銃の弾丸が発射される。
   ⇒同じ手は食わないよ、と水銀カーテンで守りを固めるケイネス。しかし!

⇒森。ランサーの表情が変わる。
 ⇒全力で離脱したキャスター。セイバー、及ばず。ランサーの表情が晴れない。
  ⇒ケイネスのアインツベルン城襲撃、そして切嗣による返り討ちを語るランサー。
   ⇒「ランサー、己が主の救援に向かえ。我ら2人は、騎士としてその誇りを貫こう」
    ⇒離脱するランサー。切嗣の思惑通りを歯がゆく思うセイバーだよ。

⇒どこかの地下室で。煙草を吸う女が魔術の解説をしている。レイプ目の切嗣アップ。
 ⇒女は弾丸を見せて説明。「坊やの肋骨が擂り潰して入れてある弾丸だおー」
  ⇒弾丸アップ。「魔術師の魔術回路を壊す弾丸だよ。」起源弾って名前だよ!

⇒苦しむケイネス。大量に血を吐くよ。弾丸が落ちているよ。あれが起源弾だね、メモメモ。
 ⇒倒れるケイネスに近づく切嗣。しかし何かに気づいて銃を撃つ。その先にはランサー。
  ⇒セイバーのせいで命拾いしたな、と切嗣に言い捨てて去る、ランサーチームだよ。

⇒森で。綺礼がアイリを中釣りにしながら自供を迫る。なんで切嗣を庇うのだ、おめーら!
 ⇒アイリの正体を見破る綺礼。重ねて「誰の意志でたたかった?」と問うよ。
  ⇒アサシンが状況説明するよ。綺礼、舞弥を再度踏みつけ、アイリを黒鍵で貫くよ。
   ⇒倒れた女達を振り返り、「切嗣は僕と同じのはず、リア充なんかじゃない!」と綺礼。
    ⇒またもジョギングスタイルで去りながら、「ぼくのかんがえた切嗣」に拘る綺礼。

⇒暗転からアイリ。セイバーがアイリを励ます。出血が多すぎ、というアイリが起きだすよ。
 ⇒起きて微笑むアイリ。「これは一体?」。腹部の出血を確かめるアイリ。彼女の回想へ。

⇒ドイツのアインツベルン。セイバーの鞘「アヴァロン」をアイリが概念武装で取り込むよ。

⇒アヴァロンのお陰ですぐさま回復したアイリ、今度は舞弥に治癒魔術を施すよ。
 ⇒言峰綺礼は危険だ、切嗣に合わせてはならない。舞弥と2人で切嗣を守ろうね!


最後の、本妻と愛人の協力タッグ、というのが、正直、男の願望丸出しで萎えたのは、
原作も一緒だけどな。
(つか、切嗣サン、そこまで魅力的な野郎とは思えないんだがw)

さーて、ケイネス先生は、いったいどうなっちゃってるんでしょーね?
ということで、次回へ。


~□~

今週の見所は、なんと言っても、綺礼。

死んだ魚のような目を一度として輝かせることのないこの男が、
死んだ目のまま爽やかにジョギングスタイルで登場したと思ったら、
女2人を瀕死の目に遭わせて。(´・ω・`)

アイリの美麗な魔術行使もむなしく、
綺礼・・・つえー。

腕でマシンガン跳ね返したのは、
強化の魔術でも入れてたっけかな、ちょっと忘れたけども。
アサシンの防御じゃなかったはず。

まー、それがあってもなくても、
いくら舞弥が歴戦の戦士とはいえ、
綺礼の相手じゃなかったねー。

あと、原作組にとっては言峰綺礼が武道の達人というのは織り込み済みだけども、
アニメ組にはその情報開示ってこれまであったっけ?
一応、中国拳法の使い手なんだよね。
それ以外にも黒鍵の使い手だという辺りの説明も、
一応はあったと思うけれども、アニメ組はびっくりしただろーなー。


舞弥に対してもアイリに対しても、実に容赦のない綺礼。
奴が本当に好きなのは、衛宮切嗣だけだからねー。
しかも、やっかいなことに、
「ぼくのかんがえた」衛宮切嗣だ、ということなんだけども、それ。

いうならば、まー、やってることの半分は、
青髭キャスターと一緒なんだよな。

だから、女2人が
(しかも本妻と愛人という関係だし・・・('A`) )
個人的動機で切嗣を守っていることを、理解できない、綺礼。

切嗣は、自分と同じ人間であるに違いない(そうじゃないと嫌だおー)、
複数の女にモテてるなんてありえねー!(でも自分も妻帯していたこともあったけどさっ)
という、
いささか勝手な思い込みが、終盤への大きな伏線となる。


あ、あと、ヤツがアイリの血を見て、赤い、と感想を漏らしたのは、
アイリが人間ではなくアインツベルンのホムンクルスだから、といった辺りな。
アイリが人間ではない、というのは、この聖杯戦争での大きなカギの一つだから。
綺礼が台詞でも言っていた、「器の守り手の役割を負った」ホムンクルス、
ということで。
ここも覚えておくといいポイント。


と、まあ、基本は至極冷静に、何の感慨もなく、
ただ個人的興味のみに基づいてすたこらさっさと動く、綺礼。

第5次の聖杯戦争が比較的聖杯に興味のないマスターが多かったのに対して、
(士郎、凛、綺礼、宗一郎、慎二、たぶんバゼットも)
4次は、綺礼と龍ちゃん以外は、皆それなりに聖杯に興味があるからなあ。
あ、ウェイバーはそれほどでもないか。

その意味でも、まー、綺礼は、イレギュラーっちゃー、イレギュラーな存在なわけで。
なんせ、聖杯どころか、
聖杯争奪に関する勝ち負けにすら興味がないわけだし。


~□~

さて。
結果からすると、成果のなかったのが、セイバー。


それでも、セイバー、カッコ良かったけどな。

タコ触手に囲まれながら、
「私が道を開く。ただ一度きりのチャンスだ。ランサー、風を踏んで走れるか?」
と、風を起こして道を拓く。


んでもって、風を踏んで勝機を拓いたランサーが、
また、カッコ良すぎる。

キャスターの魔道書を抉ってからの、槍を回しての決めポーズ。

「いかがかな」

うっひゃー!!!どっひゃー!!!かっけーよ、これ!!!!!
5次槍押しの俺でも、ぐらっとくるくらい、惚れ惚れする男前っぷり。
この人(って人じゃないけど)、惚れ黒子、いらないよ、きっとww
女だけじゃなくって、男だって、ホイホイついてくるよ、これ(←たぶん。。。大げさ?


しかし。
一方の切嗣が、対ケイネス戦で、
ケイネスに「魔術師としても人間としても」致命傷を与え、
それがランサーに伝わってくると。

騙し打ちのようにしてケイネスが城にアインツベルンチームを討ちに行ったことを
恥じるランサー。

それに対して、セイバーは、
「きっと、私のマスターの仕業だ」「ランサー、急ぐがいい。己が主の救援に向かえ。」

いや、セイバー、いくら切嗣との相性が悪いからって、
「仕業」て。www
彼はさー、それがお仕事なんだからさー。
(じゃないと、アイリも自分も、みんな死んじゃうんだし)

しかしまー相対するイケメンすぎるランサーも、
マジお人好し。
「騎士王、かたじけない」
と、義理堅くも、切嗣を見逃すことにする。


つか、4次も5次も、
槍の人・ランサーって「誇り」と「不幸」と「お人好し」がセットだよねえ。

だから、同じレベルの騎士王・セイバーのリアクションも、生ぬるい。

「よい。我ら2人は、騎士としての決着を誓ったのだ。共にその誇りを貫こう。」

・・・・・・勝負もしたい、聖杯も欲しい、って、
二兎を追う者一兎も得ず、だよ、セイバー。


~□~

そして切嗣VSケイネスはというと。

ケイネスへ起源弾を撃ち込んだ時に、いきなり回想が入ったけれども、
まさかここで切嗣のレイプ目展開。(((( ;゚д゚)))


起源弾づくりは、原作においては、確か
切嗣が(成人してから)自分で製造するように手配していたと思ったが、
ここの流れはたぶんアニメオリジナルかな。

まあ、武器説明の展開としては、
こうした飛ばし方、切り替えの大きな演出は、アリだと思うけども。

起源弾の説明をするのは、煙草を吸う女、ナタリアさん。

「坊やの起源は、切断と結合。切ってつなぐ。」「破壊と再生と呼ぶには、いささかニュアンスが違う。一度切れて結び直した糸は、結び目の部分だけ太さが変わるだろう?そんなふうに、不可逆の変質という意味合いを持っている。」
とな。

で。肝心なのは、ここから先。

「この弾丸には、坊やの肋骨を砂状に擂り潰して入れてある。これで撃たれた対象には、坊やの起源が具現化する。こいつは魔術師には脅威だ。何しろこの弾丸に魔術で干渉すると、坊やの起源のせいで魔術回路が壊れて、出鱈目につながる。魔術師として優秀であればある程、魔術回路は暴走してショートする。当然、相手は再起不能だ。魔術師としても、人間としてもな。」

と、要はこれ、ことばで説明するしかないんだよねー、やっぱ。
設定緻密だからなあ、これをビジュアルでやるのは、無理だろーな、やっぱ。

「これが坊やの礼装、起源弾だよ。全部で66発。大事に使うんだね」

はい、大事に使いましたよ、っと。


~□~

と、次回が気になるのは、ケイネス陣営。
これまで出番がほとんどないソラウさんが、次回は大活躍だからな。

Zeroは、セイバーが苛められる話なんだけども、
ここから先はむしろランサーさんの受難が・・・負けるな、イケメソw!
まー、悪い人じゃないから、生ぬるく応援、っと。


そして悪い人、尚且つストーカーの兆しが見えつつある綺礼タソだけれども、
やっぱり注目してしまう・・・頑張れ!綺礼!!
早く己の自我に目覚めるといいよ!


(アイリをあれだけ容赦なくいたぶる綺礼には萎えるが、それでも綺礼にはやっぱ興味絶大なんだよなあ。悪趣味を楽しむのが、Zeroの華。次回も悪趣味にニラニラしながら。つづくよ!)