オチは見えているけれど、展開の仕方が綺麗です。信奈ちゃんがこうなってしまうというのが理解できる。それが大きい。やや甘い部分も感じますが必要となる最低限以上の内容が描かれていたと思います。しかしながらこの騒動に決着を付けなければならないのも事実でそれをどうするのかという部分については興味が尽きません。

なんだかんだで良い感じに作られたと思います。猿の存在に無理が無かったのが大きい。そこでリアリティが欠如するともう全てが台無しになってしまうところで、現代人が戦国時代に行って活躍するというのはかなり強引な展開が要求されます。秀吉の変わりというのは最も適切な配役だったと思いますが、それでも相当旨く運ばないと厳しいでしょう。その点旨くやったと思います。

ラストで信奈ちゃんをどの位可愛く描けるかがキモでしょうか。勇猛なだけじゃない彼女を表現できないとやっぱり締まらないと思いますのでその辺に期待しましょう。