43)タイトルがおどろおどろしいのですが、動画のタイトルを参考に付けました。TPP(環太平洋協定)でYouTubeを検索して見つけた動画です。僕はインドネシアの実態に詳しくありませんから、この動画の信ぴょう性がどれだけ高いのかは分かりません。

皆さんの目で確認して下さい。

<動画>
http://youtu.be/kXZjZ3GaIOI

僕の感想は、あっても不思議ではない、というありそうな現実感がある動画だということです。

wikipediaにはナイキの工場の人権問題について次のように書かれています。

『ナイキは製品デザインは自社で行うが、自社工場を持たずに生産は外部の工場に委託している。以前より、ナイキは海外工場において労働力の不当な搾取をしていると噂されていた。1997年、NGOによって実際にナイキのベトナムなど東南アジアに所在する委託工場における、児童労働、低賃金労働、長時間労働、セクシャルハラスメント、強制労働、などの問題点の存在が明らかになる。こうした事実を知った、アメリカ合衆国のNGO団体および学生たちは、大学キャンパスやインターネットを使用し、ナイキの姿勢を批判した。運動は製品の不買や訴訟問題に発展した。』ナイキ - Wikipediaより

ナイキが安い労働力を求めてアジア進出を行う一方で、Newbalanceはアメリカとイギリスでの生産を続けているのだそうです。

今後、このあたりもほじくって勉強出来ればいいと思います。まだまだ僕は知らないことが多すぎます。

この動画をみて、先日掲載した、映画監督岩井俊二氏が出演した「InsideOut」での発言を思い起こした人は少なくないでしょう。

岩井俊二

岩井俊二監督の鋭い考察 「僕らが何気なく払っている1円5円10円……が1つの巨大な温床になっているんじゃないか」

安い労働力で安い商品を作る経済活動がそこらじゅうにあります。それの恩恵を僕も受けている一人です。そんな僕がふと思うのは、

「ユニクロって値段が安いよね、おそらく安価な労働力を使って、消費者が喜ぶ商品を作ってるんだろう。だけど疑問が1つ。なんで社長はあんなにお金持ちなんだろう」

ということです。

薄く広く利潤を産み出そうという企業姿勢が、搾取の構造を作り出し、僕らはいつの間にかその構造に参加し、恩恵を受け、そして搾取されているわけです。

ブランドなんか、いらない―搾取で巨大化する大企業の非情

ブランドなんか、いらない

このエントリーをはてなブックマークに追加