イオン独自検査※2011年11月17日0:21。グリーンピースの海洋生態系の担当者のブログを加筆。

2011年11月16日(水)、上杉隆氏が、文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」に出演。3カ国が協力して研究した結果の日本全土の汚染地図について言及。またイオンのホームページで示されている独自検査結果にも言及しています。

※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。

=====(文字おこし、続き)

吉田「上杉隆さんの今朝のキーワード。白板にはですね。『放射能列島日本」という言葉を書いていただいております」

上杉「なんでそんなおおげさなと、また、リスナーの方は思うかもしれませんが」

吉田「いやいや」

上杉「ずうっと言って来た通りのことがおとといですね、えー名古屋大学、それから科学アカデミーとヨーロッパの機関、3つの、地域合同の調査結果が発表されたんですね。ホームページでこれ、見られますけど」

吉田「本来なら国がこういうことを最初に発表しなきゃおかしいだけどねえ」

上杉「そうですね。まだ認めては、無いですけどね。これメディアもやっと、取り上げたんですね。でずっと言ってたとおり、やっぱり、北海道もこれ東部、ですね。根室とか。そっちの方はかなり100以上場所によっては250、えー」

吉田「色分けされてるんで、なんか紫色っぽいですけどね」

上杉「そうですね。ベクレルの、まあ3月の部分ですけども。汚染されてたと。」

吉田「本当のところは赤になるわけね、これね」

上杉「ええ。で、えー後はまあ紫も結構高いですね。25とか。普通暫定基準値レベルですけど。ここにはまあ、かつてのえー、過去の大気圏核実験で検出された汚染と同レベル。これ結構大きいですね。それが、まあ北海道全域。であとは福島、関東とか見るとですね。えーかなりもう相当な1万ベクレル、福島のこの近辺は5万ベクレルとか5万5千ベクレル。で。これぱっと見ると西日本もそうですけど。全体やっぱり汚染されてるんですね」

吉田「そういう事ですね。だからチェルノブイリ並み。それ以上っていうもうすでに評価下ってるわけだから。それは当たり前のことだったわけだよねえ」

上杉「ええっていうか。なんといってもここに、注意しなくちゃいけないのは海ですね。ここにも落ちてるわけですから」

吉田「そうだよね。海にも落ちてる。海は色分けされてないけど。本来なら海にも色がついていいはずなとこだよね」

上杉「だから海産物も含めて調査しなくちゃいけないと、いうことを言ってるんですが、やっとやったのは」

吉田「ずいぶん前から上杉さんは言ってるわけです」

上杉「やっと言ったのが、もうこれ5月にメルマガで書いてますけど。ええと、4月にずっと講演で言ってたんですね。でイオンは、まあ押されてやったと。

でこれもうイオンのホームページで皆さんご覧になれるんで。全品目こうやって載っけてるんです。

で、見るとやっぱりお米ですね。これイオンが売ってるあの、トップバリューという。でやはり出てるんですね。福島県さんのコシヒカリ。ヒトメボレ。えーともに15セシウ……セシウム134が15えーベクレル。それからセシウム137が30。とういことでこれはイオンが設定した基準値50ベクレルには到達しなかったんですが、一応表示したということもあって。イオンはこれは販売は見合わせていると。

あと魚も結構出てるんですね。マダラ、メジマグロ、えーそれからカツオ。これ出たんで。これはイオンの方は自主的に、えーまあ特にマダラ、タラなんかはですね、49というギリギリ。これも国際的基準だったら全部超えてるんです。で……」

吉田「すごくこれ、僕はイオンのえらい方とこないだおはなしして。色々聞いたらお金当然色々かかるんですよね。でもやっぱりやるってことをはっきりおっしゃって。それは僕は、本当に正しい方向性だと思いますね。」

上杉「でこれ牛もそうですけど。ずうっと全部いろんなものをやってるんですけど。これ逆に安心ですよね。これ最初、これをやると風評だデマだと言ったんです。」

吉田「そうじゃないです。これ」

上杉「でも、逆にこれをやると。あ、そうかと。ここまでちゃんと調べてるんだったら。そしてまた基準値足りないものは、これディスカウントして売ってもいいわけですよ。お子さんじゃなくてお年寄りが食べると。毎回言ってるように。そういうふうに日本人全体が放射能と付き合っていくと。いうことを賢くやんなくちゃいけない時代になったんですね」

吉田「もうそういう、まあ状況に置かれてるってことすら認識させられていない国民の人がいっぱいいるってことが不幸なことなんですよね」

上杉「ほんとにもう。早く目を開いて気づいてほしいなと思いますね」

吉田「はーい。放射能列島日本、という今朝の上杉さんのキーワードでありました」

=====(文字おこし、続く)

続き:上杉隆が批判「全品目オールグッズと言ったアメリカ側。それが世界中に広まっている。TPPは外交失敗」



=====(イオンのHP)

10)
www.aeon.jp/information/radioactivity/results.html#update

このページを下にスクロールすると。

30)

こんな感じ(赤線はブログ主が書き加えた)。クリックすると色々データが見れます。

上の楕円形で囲った部分をクリックすると「2011年3月から10月度までのイオンの自主検査結果」が見れます。

38)

その下の赤い視覚で囲ったところ見ると、詳しい調査結果のレポートのPDFファイルをダウンロードできます。

===============(2011年11月17日0:14。追記ここから)

グリーンピースの海洋生態系問題を担当している花岡和佳男氏のブログ記事を追記します。

=====(引用ここから)

50)

『イオンがグリーンピースの要請を受けて放射性物質“ゼロ”宣言!
投稿日 - 2011-11-08 19:52

こんにちは、海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。

食品の放射能汚染に頭を抱えるみなさん、悩みを吹き飛ばす朗報です!

小売業界日本最大手のイオンが本日8日、放射性物質“ゼロ”を目標にしていくと発表しました!

さらにイオンは、放射性物質の自主検査の対象品目数をこれまでの約2.4倍に拡大し、その分析結果を店頭とホームページで定期的に公開するとともに、検出限界値(ゲルマニウム半導体検出器を使用)を超えて検出された商品の販売を見合わせると発表しました。

この方針は、特に10ベクレル20ベクレルの汚染が大きな意味を持つ妊婦さんや幼い子供を持つ両親にとっては、とても嬉しいものです。

これまで消費者にとって情報が少なかった魚貝類においても、イオンがこの発表をそのまま実行すれば、イオンで販売されているサンマ、秋サケ、カツオ、サバ、ブリ類、マイワシ、マアジ、スルメイカ、マタラ、カレイ類など多くの種において、放射能汚染の懸念が極めて低くなります。

グリーンピースはイオンを含む国内の大手スーパーに対し、みなさんの協力を得て以下3点を要請し、対話を続けてきました。

    魚介類商品における独自の放射性調査の実施と分析結果の公表
    政府が定める高すぎる暫定規制値にとらわれない、独自の流通基準の策定と公表
    水揚げ港ではなく実際の漁獲海域の表示

今回のイオンの発表は、上記2点を大きくクリアするもの。またイオンはこれとは別にも、前に水産庁が通知を出した産地表示の実施にも取り組んでいます。行政ではなく消費者の方向を向き、消費者の声に真摯に耳を傾けたイオンのこの取り組みを、グリーンピースは高く評価し歓迎します。

さあ、みなさん。他のスーパーマーケット、特にイオンに次ぐ大手小売であるイトーヨーカドーにも、今回のイオンの方針を見習い、安心して消費者が買い物をできるように、自社商品の放射性調査を実施し、その数値を公表してほしいですね。ぜひ緊急オンライン署名にご参加ください。今回のイオンの様に「お客様の声」で企業は動きます!きっとイトーヨーカドーも皆さんのお近くのスーパーも、消費者の声に耳を傾けてくれるはず!!

正確な情報が正しく公表されるよう、グリーンピースはこれからも、イオンを含むスーパーマーケットで売られている魚介類の抜き打ち調査を行っていきます。』

引用元:

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/37708/


=====(引用ここまで)
この国では、抜き打ち調査こそが信頼性の高い調査となっています。つまり、もう、お役所の調査には任せられないということです。
===============(追記ここまで)
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