熱望よドアを叩け

写真を撮ったり本を読んだり

今年新しく読んだ本2024

作品とは直接関係ないけど、今年からシリーズ物買いそろえているもの以外、新規で電子書籍を買う時はKindleを使うのをやめてヨドバシカメラのDolyを使うことにした。

割と使いやすい&常時20%還元(たまに30%)なので何となくお得。

あと正直どこのビューワーもそこまで使い勝手変わらないなら国内業者のやってるとこ使った方がいいかな…みたいなアレもあり。

今のところは目立った不便もないので当面は継続して使用する予定です。

 

1. さよならの言い方なんて知らない。9 / 河野裕

衝撃の7巻、衝撃の8巻、衝撃の9巻!!!!みたいな感じで年々続きが気になって気になって仕方なくなっていくシリーズ。

感想は読んだ当日に書きなぐったものをここに書いてるけどその後2回か3回読み直して色々と考えたり考えなかったりしていた。

果たしてこの作品のゴールはどこにあるのだろうか。

個人的今全ての人に薦めたい作品シリーズ第一位。

 

2. 彗星を追うヴァンパイア / 河野裕

とても美しい作品でした。

個人的今全ての人に薦めたい作品第一位。

 

3. 愛されてんだと自覚しな / 河野裕

何書いてもネタバレに繋がりそうで難しい作品。

河野裕作品の中ではかなり独特なテンポの作風でこの作者はこういうのにもチャレンジしているんだなというのを感じた。

多分彗星を追うヴァンパイアほどは万人受けはしないタイプの作品なのかなと思うけど良い作品なのは間違いない。

 

4. つれづれ、北野坂探偵舎 全巻 / 河野裕

全部読んだ。ちょっと昔の作品。

多分1巻は合う合わないがかなり出そうというか上の愛されてんだと自覚しな同様なんとなく作風的なチャレンジをしていたのかな?というのを感じる。

2巻以降はその辺がかなり落ち着いて非常に読みやすくなっているので、これから読む人は是非2巻まで読んで続けるかどうか決めて欲しい。

個人的にぶっ刺さったのは4巻。

ここまで丁寧に残酷に容赦なく天才とそれ以外を表現するのはこうなかなか自分みたいな凡人には辛くなるけど本当に読む手が止まらなかった。

とてもいい作品でした。

 

5. 無職転生 全巻 / 理不尽な孫の手

なんか夏くらいに急にボリュームあるラノベが読みたくなって一気に読んだシリーズ。

有名になるだけあって面白かったです。

 

6. ロシアから見える世界 / 駒木明義

ロシアのここ30年くらいの政治史をひも解きながら何故こんな現状になっているのか、実態はどうなのかみたいな話が分かりやすく記されていてなんとなく知った気になっていた系の諸々の解像度がだいぶ上がった気がする。

最近他人に小説以外でお薦めの本を聞かれたらとりあえずこれを薦めてる。

 

↑に書いたのは全部年の後半に読んだもので、年の前半はもうちょいなんか色々読んでいた気がするけどあまり印象に残っているのが無かったのでこれくらいで。

夏以降は河野裕作品にどっぷりハマっていてとてもいい読書ライフを送っていました。

今年新しく聴き始めた曲2024

1. Telescope / STARSET

曲自体は2014年頃にリリースされたもの。

今年公開されたアークナイツの新ティザーPVに使われており、そこから聴くように。

大陸版で公開されてから飽きるくらいPVみてこの曲を聴いていた。

めっっっっっっちゃいい曲なので全人類に聴いて欲しい。PVも見て欲しい。

youtu.be

youtu.be

 

2. Dystopia / STARSET

同じくSTARSETから2024最新の一曲。

PVのインパクトがヤバい。↓のサムネだけでやばい。

曲はアホみたいにかっこいい。ラスサビのコーラス?でデモ隊の声と歌詞が一致してる部分何度見てもバチバチにハマっていて最高。

youtu.be

 

3. Shoot the Night Breeze / SCIKA

Inverted Angelってゲームのサントラの一曲。

マジでずっと聴いてられる。

ゲーム自体もとてもいいので是非。 

YoutubeやAppleMusicで配信されていないのでSteamのURL。

store.steampowered.com

 

4. Magnet / 内田真礼

今年一年ホークスのホーム試合の時に配信で流れていた曲。

単純に聴く回数多いと好きになっちゃうよね。

君と見る星空が綺麗だなのフレーズついつい口ずさんじゃうよね。

ホークスの試合見る時はこの曲が流れてないと物足りなくなった。

まぁ今年のホークスは調子良かったのに最後の最後でとんでもないやらかしって感じでしたが…。

youtu.be

 

5. オーバーライド / 吉田夜世

先に聴いたのは司賀りこカバー。

珍しく?原曲もかなり聴いてる。

ボカロ系曲ではカノン/柊マグネタイトのMillie Parfaitカバーぶりの自分内ヒット。

youtu.be

youtu.be

 

6. 死にゆく季節でぼくは / She is Legend

ヘブバン最近はちょっとやってないんだけどね…。

新宿駅ウォール広告のやつにやられた。

やなぎなぎ版→シーレジェ版に切り替わる演出最高。

さよならの速度、放課後のメロディ、死にゆく季節で僕は、Dear R. Heinleinと個人的場外ホームランみたいな曲が年1,2くらいのペースで出てくるの本当に感謝の気持ちしかない。

末長く続いてくれシーレジェ。

youtu.be

youtu.be

 

7. Dark Rapture / 成田勤

グラブルのルシゼロ戦中盤以降のBGM。リリンクで先に出てた曲らしいけどそっちは未プレイ。

ルシゼロは4属性分武器凸って放置してるけどこの曲はよく聴いてる。

あの緊張感は楽しいんだけどやっぱ高難易度って無駄に疲れるんだよね…。

youtu.be

 

8. Love U / Razihei

CABHEYが動画のEDで使ってる曲。

今年前半CABHEYの過去動画めっちゃ見ててこの曲もプレイリストに放り込んでいた。

youtu.be

 

9.Broken Sun / 塞壬唱片-MSR, Adam Gubman & Rachael Gillespie

アークナイツ14章PV曲。

これもTelescope同様大陸版でリリース後ずっと聴いてた。

youtu.be

 

10. Warm and Small Light / 塞壬唱片-MSR, 永塚健登 & 金子麻友美

アークナイツ グローバル版未実装キャラ、ニンフのテーマ曲。

アークナイツでは割と珍しい(Yostar側では出してるけど)日本人作曲日本人ボーカル曲。

声質と曲がとてもよく噛み合っており聴いてるだけで成仏できそう。

キャラ実装も待ってます。

youtu.be

 

そんな感じで。

 

【備忘】OWC Atlas FXR CFexpress Card ReaderでInnergizeを使用するにはリーダーのFWのアップデートが必要だよって話

事象発生と調査の流れ

①OWC Atlas FXR(CFexpress type Bのリーダー)を購入

②OWC Atlas Ultraのカード(325GB)を購入→受け取り

③とりあえずLUMIX S1Rに入れてちゃんとフォーマットできて保存できることを確認

④ついでにMacbook Airに繋いで管理ソフトのInnergize試してみるか

⑤Mac上ではカード読み込んで外部ディスクとして表示出来てるのにInnergize上に表示されねぇ!(付属ケーブルでCtoC接続)

⑥付属ケーブルのCtoAコネクタを接続、更にUSBドック的な奴を間に挟んで接続、Mac上ではカード読み込んで外部ディスクとして表示出来てるのにInnergize上に表示されないことを確認。

⑦Windowsでも無理なん?と適当に転がってるWin機にInnergizeをインストールしてCtoCで接続→NG

⑧CtoAコネクタを接続してAポートに接続→認識!

⑨ほんなら試しに使ってみましょうということでディスクのヘルスチェック→正常に出来た

⑩サニタイズ→失敗

 

本編

ここまで一通り試してOWCのサポートページを調べたところ下記の通りの記載があった。

OWC Innergize for Mac: Firmware Update

これの一番下。

多分ファームウェアのアプデをしろって意味で多分なんかUSBケーブルの繋ぎ方気をつけろってことだなという感じで読み進める。

あーなるほどここから飛んだ先でアプデ資材落とせってことね。

ちなみにここから下には他の機材のFWアップデート方法が載っていたんだけどまさかのParallels体験版を落として色々こねくり回せみたいなことが書いてあったので見なかったことにした。

eshop.macsales.com

というわけで製品サポートページ。

DownloadsにMacとWinがある。

のでまぁ何も考えずにMac版をDL。

zipを解凍すると中にマニュアルとdmg形式の資材が格納されていたので作業開始。

何も考えずにとりあえずdmgマウントするとアプリケーション形式のファイルがあるのでそれを起動。

ついでにzipに格納されていたマニュアルを開くと2ページ目に衝撃的な記載が。

まぁつまりMacに直接USB-Cケーブルぶっ刺してもだめだから付属のCtoA使って更になんか良い感じにAtoC変換できるもん用意してこいって話だと思うんですけどこれMacBookの人だいたい全滅じゃない?

運良くハブ的なものを持っていたのでそれを経由して接続。

カードは入れずにAtlas FXRを接続すると下記のような感じでDevice Select欄に「Realtek RTL9210」と表示される。自動でされない場合はプルダウンメニューから選べるはず。

Firmware Bin欄は起動した瞬間から表示されてて恐らく操作不要。

この状態で左上の赤い「Update Device」を押すとプログレスバーが走って右下の数字が変わる。

こんなかんじ↓

これでFWアップデートは完了したけどよくある接続解除ボタンとかはないのでアプリを終了してそのまま引っこ抜いた。

 

※CFexpressカードを起動した状態でこのアプリを起動したらDevice Select欄に「Atlas Ultra」って表示されたけど多分それに対してFWアップデートをかけるとろくなことにならないので気をつけましょう。あくまでもカードを抜いた状態でこの辺りの一連の操作をすること。

 

これでようやく条件を達成したはず!ということで再度CtoCでMacに繋いでCFexpress刺してInnergize起動!したけど結局反応しませんでした。

なんでや。

 

というわけで今度はWindowsにて同じようにFWアプデの一連の作業を実施。

何故かFW資材がMac版がApril、Win版はMayとかなってたので一応Winでもやったんだけどバージョンの数字は完全一致してたので単にリリースしたタイミングが違っただけっぽい?恐らく何も変わらなかったはず。

この状態でWinのInnergizeを試してみたところ、

CtoC→NG

CtoAを噛ませて接続→読み込み&ヘルスチェックOK&サニタイズOK!

となった。

サニタイズした後のCFexpressをMacに読ませたところちゃんとディスク名がAtlas Ultraになっているし、LUMIX S1Rに読み込ませたところちゃんと再フォーマットを要求され、その通りにしたところちゃんと使えるようになった!のでサニタイズは成功していたものと思われる。やったね。

 

まとめ

というわけでとりあえず手元のOWC Atlas FXR CFexpress Card Reader + 325GB OWC Atlas Ultraで管理ソフトInnergizeを使用する場合はMac環境はNG、Win環境ではリーダーのFWアプデをちゃんと行う且つUSB-CtoAの変換コネクタを噛ませたらうまくInnergizeが反応するようになった、という感じでした。

まぁ普通にカードを使う分には最初から読み込めていたので管理ソフトいらなければ全然この作業いらないんですけどね。

とにかく新しいCFexpress type Bのカードが届いたわけなのでしばらくはこいつを使って写真を撮っていこうと思っています。

Amazonのブラックフライデーセールで25%オフらしいのでもう一枚1TBか2TBのものを買い増したいしAtlas UltraのSD128GBが40%オフくらいらしいのでそっちもほしい…。

そんな感じで。

CFexpress type B用カードリーダー:OWC Atlas FXRを買った。

CFexpress type Bのカードリーダーを買った。

ちゃんと読み込むことを確認したので組み合わせのメモとして。

 

使用機器

PC:M2 MacBook Air

 

カードリーダー:OWC Atlas FXR

→公式ページ

https://www.owcasia.jp/memory-card-reader/owc-atlas-fxr

最高速度1.6 GB/s らしい。

本体はThunderbolt3仕様ってなってるけど、

付属のケーブルはThunderbolt4.0対応のものらしい。

ちょっと得した気分ですね。

 

CFexpress type B カード:SUNEASTの廃盤になった?640GBのやつ。

現行モデルは金ラベルだけど自分が使っているのは銀ラベル。

何が変わったのかは分からんけどこのモデルは仕様に「KIOXIA pSLC」って書かれてたけど現行金モデルは「pSLC」だけになってるのよね。変わったのか単なる表記揺れなのかはわからん。

今のところ半年くらい問題なく書き込めてる。

→公式ページ

https://suneast.co.jp/o_product/cfex_pslc_card.html

640GB : [読込]1700MB/s [書込]1500MB/s

 

Macと接続した状態を確認

→システム情報上はThunderbolt3での接続になっていることを確認。

 製造元名:    Other World Computing
  装置名:    Atlas FXR
  モード:    Thunderbolt 3

  ポート(アップストリーム):
  状況:    装置は接続済み
  リンクの状況:    0x2
  速度:    40 Gb/s
  リンクコントローラのファームウェアバージョン:    1.44.0

途中一部削ってますがこんな感じの情報が表示されていた。

 

計測対象

CFexpressカードに溜まってる写真のRAWファイルをまとめてPC側にコピー。

LUMIX S1Rで撮った1000枚で約69.73GB(MacのFinder)。

 

計測結果

61秒でCFexpress→Macのコピー完了。

流石にカードとリーダー双方の理論値1.6GB/s程はでてないけど1.1GB/s以上はでているのでかなり良い感じなのでは?

 

発熱

当然だけど結構する。

けどリーダーを持つと熱く感じるってのはアルミニウム製なのもあってしっかり放熱をしているってことだよねーと。

熱が内側に溜まる方がよっぽどあかんはずなのでこれはこれでいいはず。

 

感想

Amazonで在庫処分っぽい感じでありえんくらい安くなってた(もう売り切れてる)ので買ったけどもう一台くらい買っときゃ良かった。多分向こう10年くらいはCFexpress type B使うと思うので…。

 

その他

今はSUNEASTのCFexpress type Bカード使ってるけど次はOWCのやつ買うかなってちょっと悩んでる。買うとしたら今のと同じくpSLCの(はずの)もの一択なので高くつくのが確定しているのがしんどい。

まぁTLCの1TBとか2TBのモデルでも使う分には全然いいんだけどね。どうせ写真だけで動画やらないし。ただひたすら信頼性(あと一応発熱性も?)的にpSLCがいいよねって感じです。ただSUNEASTのTLCモデル(黄色いやつ)はあかん噂をちょいちょい(ユーザー数からはありえんくらいの数)見るので買うならSUNEAST製のCFexpressを買うならpSLCモデル一択になりそう。

なんかCFexpress以外だとpSLCって銘打っててもやばいみたいな話を聞いたけどどうなんだろうね?

自分はちゃんと使えているので今のところは気にしてないですが…。

 

TLC許容するなら楽天で今度Lexerの1TBモデルが実質2万以下で買えるっぽいのでソレ買うのもありかもなって思ってる。中国企業に引き取られた後の今のLexer製品ってどうなん…?という不安があるけどそもそも今使ってるのも素性が知れないSUNEAST製品だしなぁ…。みたいなアレ。

 

候補を羅列するとSUNEASTの金か黒のpSLCのやつかいっそ今使ってるのと同じモデルを中古で買うか(メモリーカードの中古品って滅茶苦茶怖いよね)、OWCのAtlas Ultraシリーズか、はたまたNextorageとかProGradeみたいなみんな使ってるやつか、OWCと同じく国内で使ってる人殆どいなさそうだけど信頼性は高そうなDelkin Devicesのブラックか…(NextorageとDelkinはCFexpress 4.0のpSLCモデルがあるっぽい。ほしい。)。

この後ブラックフライデーだったりなんだりで色々セールやると思うのでその辺りで何かしら買いたいね。

 

基本的にjpeg撮って出し派の人間でCFexpressはバックアップとして都度取り出すこともせず限界まで放置しておきたい民なのでサイズ大きめで信頼性高くて安いやつがほしいなーーーーーーーーーーーーーーって思ってます。誰かプレゼントしてください。待ってますサンタさん。

 

ということでCFexpress関連機材のレビューとかって殆ど見かけないので備忘兼まぁ一応大丈夫っぽい製品だよってことで紹介でした。

【備忘】LUMIX S1Rでオートレビューの表示がなんかおかしくなった時

LUMIX S1Rを使っていてある日突然撮影後のオートレビュー表示で画像の横に撮影時の諸元情報が出てきて画像がめっちゃ小さく表示されるようになってしまった時用。

 

オートレビューの表示設定は通常の再生ボタンで表示される再生時の表示設定が反映されるため、

再生ボタン→DISP.ボタンで表示情報を変更すればそれがオートレビューにも反映される。

 

こんなとこ触った記憶がなかったのでてっきりどっか設定間違えて変えたのかと思って設定ページ3周くらい見直したし公式マニュアルも見直したけどオートレビューの表示に関する設定が表示時間くらいしか見つけられなくて?????ってなっていたのできっと世界に一人くらいは自分と同じ悩みを抱える人がいると信じて…。

あとずっとオートプレビューだと思ってたけどオートレビューなのね。

さよならの言い方なんて知らない。9巻を読んだ。感想。ネタバレ有り。

まだ読んでない人間はぜっっっっっっったいにこの記事を読まずにとにかく作品を読んでこい。

1から9巻まで全部合わせても7000円、ボリューム的にも土日どっちか一日あれば読み終わる。

マジで読め。

 

8巻を読んでからのおよそ一年近くの間、何度も何度も何度も何度も作品を通して読み返していた。

その前の一年は古の楽園に狂わされていたけどこの一年はこの7巻と8巻に狂わされ続けていた状態だった。

7巻の終わりを読んだ時、比喩ではなく自分の心臓が立てる鼓動を感じたし、8巻を読み終わった時はもう感情が滅茶苦茶になっていたし何度読み返してもその度に新鮮な感情を味わっていた。

 

9巻、この巻で開示された情報、あからさまに張られた伏線、それぞれ色々あるけどもまずは新人について。

この新人は本質的には作中のキャラクターであるのと同様に読者でもあるんだろうなという意図を感じるというかその意図しか感じない。

傍観者だった自分たちがいきなりその世界に放り込まれたらどんな感じになるか。

ぼんやりと作中キャラクターに情報を開示して、それまでの殆ど全てを知っていても流れの中心には入り込めないこの中途半端さはこのどのキャラクターにも感情移入なんてできなさそうなこの作品において本当に読者という存在を強く強く投影させることが可能な数少ないキャラクターになるんじゃないかと思っている。

あまりに登場シーン少ないのでもしかしたら10巻でどんでん返しあるかもしれんけど。

でもそれだったら少なくとも3人、なんて中途半端な数にせず一人だけもしくは全員が、になると思うんだよな。

ここでの残る疑問点はその後のユーリイのところにも繋がってくるけど結局のところその人の選出方法。

その気になれば同じような人間性で『25話』を見ていない候補なんていくらでも出せるはずだし、架見崎自体の意義を考えたらその方が自然なのに、わざわざそういった人間を参加させた理由は?誰の判断?8巻最後の描写を見るにカエル、ネコ、フクロウではない可能性が高いけどじゃあ現実にいる他のカエル派がそんなことをするか?それとも架見崎を破壊したいヘビ派?しかしヘビ派がやるにもわざわざそんな手選ぶか?じゃあアポリア自体?アポリアとは?

極めて恣意的に誰がどういった基準で次の参加者を選出しているのかが隠されているのかなぁというのが現時点の感想。

 

次に白猫。

元々気分屋というキャラ付けではあったけど、今回はあからさまにそうじゃない一面を見せてきた。

責任に対する重圧を嫌うも逃げ出せない彼女の描写は明らかに今までのそれとは違う一面だったと思う。

そしてそれをウォーターが認識しても本質的な理解はしていなさそうなように感じた。

あくまで強者、あくまで現時点で最強のアイコン、あくまで白猫。

白猫として戦うのは最後だろうと本人の心象を描写したことまで含め、作品としてここから先の展開にあからさまな力を使用しないということをはっきりさせておきたかったのかなと思う。ミスリードかもしれんけど。

ミケ帝国はキネマ以上にずっと特殊なチームとして描写され続けていて今回もその傾向が目立った。三権分立、コゲと黒猫の口論、それが世創部で行われていてもウォーターも他の誰もそこに嫌な目を向ける描写がない。

10巻は激動の巻になるだろうみたいなアレはあるけどどこかでじっくり腰を据えて今の白猫の心象を少しでも理解できるような部分があるといいなと思っている。

9巻の白猫はあまりに見ていて辛かった。

味方のようで中ボスのようでやっぱりちょっと気分屋なとこもあって、というあの感じが好きなんだよね。

めっちゃどうでもいいけど普段小説を読んでいてあんまり自分の中でキャラクターの台詞って声として再生されることはないんだけど、コゲだけははっきりと白鳥哲さんの声で脳内再生されている。白鳥哲さんというか境ホラアニメのフェリペ・セグンドというか。マジで何でなのかさっぱりわからんけど何故かめっちゃしっくりきている。

 

ユーリイとタリホー。

『タリホー』の理由、あんなのずるいでしょ。あの一文読んだ瞬間思わずニヤッとしてしまった。

ユーリイの超人的な部分の描写は今更だけど、1巻から読み返していて明らかに人間臭い部分があるとはっきり描写されてきたユーリイのとっっっっても人間臭い部分がとても素晴らしかった。

最後、白猫に戦いを挑む描写は明らかに月生のそれと対比するかのような簡潔さで、しかしそれでもユーリイがその戦いに真剣に向き合ったことがどれだけ、どれだけの重みがあったのかを逆に極めてはっきりと突きつけられた気分だった。

ユーリイは誰かに愛情を向けられる人間だった。本当に良かった。

それは愛情という言葉なんだろうけど多分愛ではなく情の方にアクセントが来るような感じ。

香屋歩との問答、9巻のユーリイと香屋歩の問答のうち、水上恋の死の理由を知って香屋からユーリイはそうはならないと告げられた問答、そして全てが終わったあと自身の感情を自覚しながらの問答。その両方を読んで本当に叫び出したくなった。

この9巻は裏にサクラダリセットの6巻がギチギチに敷き詰められているんじゃないかと思ったうちの半分がこの後者の問答。6巻の最後、あのエピローグのケイをこの時のユーリイに重ねてしまった。

 

秋穂とウォーター。

もうなんかこの二人の関係性本当に良いよね。

マジで好き。

名前だけが開示されていた秋穂の能力の詳細がいよいよ判明したけどとんでもねぇというかこれこの巻の最後と合わせると何を持ってウォーターの方にこっちの香屋が登場したのかがマジで気になっている。確率1/2だったのか?それとも別の理由?

 

ワダコ。

いややばいでしょ激アツ過ぎた。オレの願いはお前の願い。『お前の願いはオレの願い。』こんな回収ずるいじゃん。今回読んでいて一番叫びたくなったのは間違いなくここでした。本当に本当に最高。ホミニニ一派、そしてユーリイとホミニニの関係性、やっぱり大好きだったよ。

 

世界観全体と香屋歩。

まず一つは架見崎と他アポリア世界と恐らく現実世界の時間の流れのズレの話。

8月停止して7月を結構長期間回していたのにそんなズレが少ないわけないだろってやつ。

もうこれはあからさまに伏線だろって感じではあるので何かあるんだろうなぁ。でも現時点どういう風に活用されるのかさっぱりわからん。

 

そして今まで明確に描写されてこなかった(はず)の架見崎への参加方法。プロローグ、本編それぞれで急に丁寧に説明されるじゃん。

ドアくぐった瞬間AIをカットアンドペーストするのではなく、わざわざアポリア内でコピーの手順を丁寧に踏んでいた。この描写が何を意味するのか!?つまりはそういうことだよな!?と思ってたら最後の最後でしっかり回収。

これに関してはもう絶対どっかのタイミングで、それこそ次巻で回収されるだろうと思っていたので9巻エピローグで出してきたのは意外なような意外ではないような。

このエピローグの描写もわざわざ高校生であることを明示しているのはウォーターの夢に出てきた話、時間のズレの描写の話、その辺全部巻き込んでくるんだろう。

 

この巻の香屋に関しては、まずユーリイを絶対的な味方だと認識すると覚悟を決めたところが一つ。

これは個人的には本当に意外ではあったけどとても嬉しかったところ。

リリィは仲間とはちょっと違う、月生は8巻ではっきりとリーダーとメンバーであると描写されていたし、なんならこの二人は秋穂曰く香屋が手に入れたかった手札という説明だったはずなので最初から『仲間』になるとは思ってなかったであろう存在。秋穂とトーマはそもそも別枠、そういう意味で本当に香屋歩にとっての初めての『仲間』がユーリイになったってことなんだよね、多分。

ユーリイと手を組みたい、そうはっきり香屋が思ったって描写があったことが本当に嬉しかった。

 

あとはもうどう考えても意図的にこの巻で新たに提示された問題。ユーリイが『水上恋』と同じことはしないと言ったこと、最後の最後の『香屋歩』、そして秋穂の安心毛布と昨日の正夢のコンボ、その全て繋がる話。

これは本当にきっとこれから作中でも出てくる話になるんだろうけど、架見崎の人間が架見崎で活動しているのと並行して他アポリアではそのコピー元のAIが普通に生活を続けている、という話。

コピー元、コピー先両方のアイデンティティの話。

さっき上で書いたサクラダリセットの話と似て非なる話。

あちらはあくまでスワンプマン、つまりオリジナルが死んだ上で現れたコピーの話だった。だからこそある意味スワンプマンであっても本人であるという結論に納得して前に進めたわけだけど、

こちらはオリジナルも別で存在している上でのコピー、しかも最悪なことにこのコピーは簡単に増やせることまで分かっている。

これは本当に恐ろしい話でアイデンティティもクソもあったもんじゃない。

きっと秋穂にとっての香屋歩は架見崎の香屋歩だけど、トーマにとっての香屋歩は本当に架見崎の香屋歩なのか?そうだとしたらオリジナルの香屋歩はトーマにとっては香屋歩ではなくなってしまっているのか?そうではないのだとしたら更に今の香屋歩をコピーして別のどこかに放り込んで時間経過させた香屋歩は?トーマにとってのヒーローとは誰になるのか。

安心毛布と昨日の正夢が見せた夢は最終的にこの恐怖心に辿り着くものになると思う。自分が唯一のコピーなら架見崎を過ごしたコピーとしてのアイデンティティを確立できるだろうという意味できっとまだギリギリセーフだけど、それだけじゃないとなった場合は一体どうなってしまうのか。

正直サクラダリセットのそれですらかなりギリギリのラインだったところに、完全にそのラインを超えた難問を提示してきたことに本当に驚いている。果たして作中でこの問題に答えは出るのか、ある意味生きる意味なんてものよりよっぽど恐ろしい自我の存在への回答は提示されるのか。

 

10巻は2025年の夏。

一年かけてこの物語を自分の中でゆっくり消化していくことになると思う。

本当に、本当にこの作品を読むことが自分の中で生きる理由になっている。

前日フラゲして読んで24時間ちょい自分の中で思ったことをとにかく一度全部吐き出した。ほぼ全部一発書きで推敲もしてない。

一年後に10巻を読んでこの記事を読み返す時を楽しみにしている。

Falcamの折り畳み式ハーフケージはコールドシューにストロボを装着できるけど多分やらない方が良い

※オリパナ向けのV1Oだけかもなので、他マウント向けはわからん。

 

↓に関連する話。

shaokuz.hatenablog.com

 

↓のUlanzi Falcamの折り畳み式ハーフケージを入手したので試してみた。

https://www.yodobashi.com/product/100000001008156316/

 

左肩になる部分にアクセサリーシューマウントがあるのでここにつけてみた。

クリップオンストロボの装着は可能。

ネジ締めればちゃんと固定もされる。なので本体にはX3を装着して肩の部分にV1を装着して使用することとか可能。

まぁV1使うときにそれやるシチュある?って感じではあるけど…。

 

なんだけど、一点明らかにやらない方が良い理由として、

試しにこれを装着して外した後、アクセサリーシューマウント側を見たらうっすら銀色っぽい線が残っていたんですよね。

拭いたら消える感じの跡が3本。

つまりこれ多分V1側の先端のとんがった部分が擦れて削れてる…。。。

 

多分一回二回ですぐ使えなくなるってことはないんだけど、多分継続的にこの装着方法やってるとそのうち普通にカメラに装着した時にちゃんと接触しなくなるんじゃないか…って気がする、ていうか多分そうなる。

 

↑の記事で最終的にこれやねってなった↓のやつは端子部分が接触してなくて浮いた状態なんだけどこれ正しかったんだな…って思った。

https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001001238453/

なので結局クリップオンストロボをカメラ本体以外に装着したい場合は普通にライトスタンドとか使うか↑のやつ使うか純正の足付きスタンドのネジに他のモノ付けて使うか辺りから選ぶのが正しいんだなという感じ。

 

とかやってる間にAD200Proも中古ポチったのでそのうち届くから結局そっちを使うことになりそう。

お金がどんどん減っていく…。

次は多分ライトスタンド的なやつとソフトボックス買う。あと明らかにサイズが足りてないのでカメラバッグ。