オーソレ、何それ?

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適当に書きつづります。

新潟で大規模地震:他人事ではない日本列島

2004-10-24 00:01:55 | æ™‚事
23日の夕方6時前に甲信越・東北地方に強い地震があった。特に震源地付近の新潟県中越地区では震度が6強と非常に強い揺れだった。しかもその後余震が続き、最初の揺れに匹敵する強い揺れが数回発生した。現段階では死者4名、負傷者300名以上と報道されているが今後実態が明らかになるにつれ被害は拡大するものと思われる。また、火災等の2次災害の発生も報告され始めている。

今回の地震は気象庁によると「逆断層タイプ」と推定されている。逆断層タイプとは、直下型地震の原因となる活断層によるものだが、地層が上向きにずれるものを「逆断層」と呼ぶそうである。内陸部の地震の原因の多くが活断層によるものであり、活断層による大きな地震は1995年に発生した阪神・淡路大震災で、淡路島を震源に六甲山に沿った活断層に沿って地震が発生し、死者5000名を越す大惨事となった。震災発生のおよそ2ヵ月後に大阪へ出張したとき、姫路から新幹線を乗り継ぎ、在来線沿線の車窓、特に住宅密集地が廃墟と化した摂津本山付近の惨状を目の当たりにした時には言葉を失ったものだった。

この活断層は日本列島の至るところに走っていて、日本に住んでいる限り、どこにいても地震と無縁とは行かないようである。同じ活断層は数百年~数千年の間隔で地震を発生させるといわれ、その時期を予想することも現段階ではほぼ不可能である。もちろん活断層はこの界隈にもあり、対岸の火事などと思ってはいられない。

私が体験した最大の地震は2001年の芸予地震である。この地震の震源は広島県と愛媛県の県境付近の瀬戸内海海底にあり、過去にもこのあたりを震源とした大きな地震が発生している。このときは、たまたま帰省していたため体感したのは震度4だったが(でも結構恐かったですが)、自宅は震度5で、戻って見ると食器が数枚割れ、テレビが台からあわや落ちるところであった。

また、地震の原因は活断層だけでなく、地殻のプレートのひずみがバネのように戻るときにも発生する。太平洋沿岸にはプレートが地中にもぐりこむ場所があり、歴史的に大地震の震源地となっている。関東大震災や南海地震がその典型で、これらの地震が再びいつ起きるかが、地震予知の最大の焦点となっている。このような地震が発生した場合は、関東、東海、近畿といった人口密集地に被害が発生すること、更に津波の発生も予想されるため、非常に大きな被害になることが懸念される。

阪神大震災の場合は2次災害、特に火災の発生が被害をさらに拡大させた。今回もこのときの教訓を基に2次災害が最小限となることを祈っている。また、台風で大雨が降った後なので地盤が緩んでいる緩んでいる地域もあるため、地すべり等の被害の拡大も懸念される。

また、被災地はライフラインの寸断等で孤立しがちである。行政は被災地からの情報の収集だけでなく、被災地への情報の提供を迅速かつ正確に行うことが被害を拡大させない有効な手段だと思う。

なお、今回の地震発生にあたり、被災地の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

「逆断層タイプ」と気象庁 震度6強クラスの余震も (共同通信) - goo ニュース

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