超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス) 第7話「ふたりのよる」 感想

2012-02-25 03:24:40 | ã‚¢ãƒ‹ãƒ¡





人は素直になれるかどうか。





単純な話なんですけど、いつも近くに居る人にふとありがとうって言うのは恥ずかしいですよね。
これがサンクスとかサンキューって言葉に換えると言い易いんですけど
それは一種の逃げであって
如何に他人と素直に向き合えるか・・・っていうのは人としての永遠の課題の一つだと思う訳で。
多少デフォルメ要素が強いとは言え取り上げられてるテーマは実に普遍的なんですが
その分目的が分かりやすいので観やすい、とも言えます。
悪態つきの彼女が
文章等ではなくちゃんと自分の口から「ありがとう」って言えた事実はシリーズ通しても重要な描写で
シンプルながらこと満足度に関しては高い回だったんじゃないかと思います。
最後にはサービスも魅せてくれたし(笑)。
相変わらずのニュートラルっぷりを発揮していらっしゃる。
そもそもが美形の執事がお守り云々っていう発想のストーリーなのに
女性向けって印象が強くのないのは本当面白いですよね。
メイドさんの様子もキュートだったし
カルタ強すぎで狸さんが役立たずっていうのもさり気に笑えた要素の一つで(笑)。
結界の中を暗示する作画もどこかふわふわしてて個性的だったかな、と。

肝心の妖怪は大した事のない妖怪で
茶番と言えば茶番だったんですけど
万が一の事を考えての慎重な処置だったんでしょうね。
実際の所は有害どころか最後にサービス要素作ってくれたけれど(笑)。
彼らのご奉仕する意識といいますか
自分の気力を捧げてまで相手を守るその意思の固さは
正にSSならではのプライドを感じるんですが、一方で奉仕されてばかりでは、って
そういう気持ちが沸くのも人間らしい考えと言えば人間らしい。
それを相手が望む望まないに関わらず
一途な想いは人を優しくする・・・って概念の典型のようで、でもそこには凛々蝶ならではの
コンプレックスからの解放を手伝ってくれた彼に対する感謝の気持ちなんかもあったりして。
実に健気で、いじらしく、真っ当に可愛い子だなあって思います。
そんな彼女が頑張った実にいぬぼくらしいお話
最終回を迎える頃には案外今着てる鎧もある程度は脱げてるのかもしれません。
積み重ねのお話ならではの徐々に近づく感じが魅力の7話でした。





しかし同じ浴槽の水~云々って何気に変態の発想ですよね。
入っただけで鼻血とか出しそう。
或いは普通に飲んだりして。普通にって言い方も変か(笑)。でも絶対興奮しちゃうだろうね。
入らせなくて正解だったなあ、とか思えるのがアレですね。描写出来てるって裏付けでもあるけれど。




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