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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

2013年の個人的ベストライブ

2014-01-10 01:44:37 | éŸ³æ¥½ç·æ‹¬





















去年参加したライブで特に良かったものをまとめます。2013年最後の総括編ですね。

















ワンマン編
1位 LOST IN TIME「いつも通りの、新たな、一歩」@新代田LIVE HOUSE FEVER 13.1.27
2位 tobaccojuice「tobaccojuice live」@新代田LIVE HOUSE FEVER 13.9.22
3位 おとぎ話「THIS IS THE WORLD」@代官山UNIT 13.3.16
4位 cinema staff 【僕たちの秘法】 tour @渋谷CLUB QUATTRO 13.7.11
5位 MOON CHILD「It’s a brand-new day!!」@SHIBUYA-AX 13.1.26
6位 きのこ帝国 1st full album “eureka” release tour「すべてを夜へ」@代官山UNIT 13.5.6
7位 marble enjoint marble 2013@TOKYO FM HALL 13.11.4
8位 NICO Touches the Walls TOUR2013"Shout to the Walls!"@市川市文化会館 13.6.7
9位 LEO今井“Made From Nothing” Tour【バンド編】@新代田LIVE HOUSE FEVER 13.10.30
10位 THE BOOM CONCERT TOUR 2013「24」@八千代市市民会館 13.5.19

次点 People In The Box 『Ave Materia』 release tour@中野サンプラザ 13.4.12


対バン編
1位 SOUL CRAZE 2013(bloodthirsty butchers、LOSTAGE etc)@F.A.D YOKOHAMA 13.4.29
2位 UKFC on the Road 2013@新木場STUDIO COAST 13.8.21
3位 LOSTAGEpresents [SHOWNEN] w/HUSKING BEE@新宿NINE SPICES 13.10.24
4位 LOST IN TIME/No Regret Life「俺は絶対認めねーぞ(仮)」@横浜BAYSIS 13.5.11
5位 きのこ帝国 1st full album “eureka” release tour「すべてを夜へ」@千葉LOOK 13.3.30

次点 bloodthirsty butchers「official bootleg vol.027」w/きのこ帝国@Shibuya 0-nest 13.1.20








ワンマン編、1位と2位のライブは感涙してるんですよね
基本的にライブで泣くって事はあんまりないので(泣きそうになる事はあるけれど)
その意味でも個人的にはずっと心に残るような渾身のライブだったと思います
ロストインタイムは恵比寿や豊島公会堂等もっと大きなステージでの公演もありましたが
私の中ではこの日のFEVERでの熱演、そして「バードコール」で思いっきり泣いてしまった記憶が勝りました
それと「Over」の最後のフレーズに於けるシリアスな空気感はこの日を超えるものはないと思いましたね。
 タバコジュースも負けないくらいむせび泣きましたが、
加えて個人的に「聴きたいな」って思ってた曲をことごとくやってくれたセトリにも感動
「オレンジ」「何もない」「意味のない朝食」・・・心から大好きな曲ばかり
一番泣いた「ダイヤモンド」のノスタルジックかつ温か味溢れる歌声にもまた完全に持ってかれてました。
 凄まじい純度を見せ付けたおとぎ話、アルバムの世界観を完璧に再現し切ったシネマのクアトロ
ライブを観れた事に加えて思ってた以上の「現役感」が嬉しかったムーンチャイルド、
きのこ帝国のライブはワンマンも対バンで観たのも基本的に全部良かったです
毎回「明日にはすべてが終わるとして」で大感動してました
ユニットのはそれプラス持ち曲をほぼ全部聴けたっていう満足度も影響してます。 
 marbleも色々観ましたがやはりこの日のプリミティブなステージがとても新鮮
NICOはNHKホールよりも地元市川のが温か味、そして砕けた感じがあって非常に良かった
LEOは構成の格好良さ、新譜の楽曲のライブでの化けっぷりが印象的。
八千代市で観れたTHE BOOMもまたセトリが凝っていて、
代表曲ばっかのセトリじゃなくて結構かゆい所に手が届く感じだったのが往年のファンとして嬉しかったです
「24時間の旅」始まりって時点でグッと来ましたね。「からたち野道」も素晴らしかった。

対バン1位の横浜で観た「SOUL CRAZE」はどのバンドも相当の完成度でした
観終わった後「幸せってこういうことなのかな」って直で感じてたくらいの充足感
LOSTAGEのライブに関してはワンマン?ってくらい盛り上がり、最後に吉村さんを観た夜でもありました。
LOSTAGE繋がりだとセトリを大幅に変えてきたハスキンとの対バンもまた大きく感動させられました
3人で丹念にプレイし切ってくれた「NAGISA」の底なしにも思える音の優しさは忘れられない。
 UKFCは念願の初参加!どのバンドもソリッドで気持ち良く、
デカいステージで観るノベンバ、きのこ、オウガは各々相当似合ってて格好良かった
そしてワンマンに行けなかった分ここで待望の五十嵐隆を久々に観れました・・・!凄い一日でした。
 ロストとノーリグはホスト役のロストの尽力っぷり、
そしてノーリグに関して言えば「これから解散するバンド」とはとても思えない
「今」が伝わってくるステージングが兎角最高で今でもその前向きなエネルギーが心に残っています。
きのこ帝国が地元千葉LOOKで心地良い対バン勢と同時に観れたのもまた良い経験でした。

2012年が49本、
2013年が41本だったので回数に限って言えば若干減りましたが
内容の濃さに関して言えば負けて無かったかな、なんて振り返って思います
今年2014年もまたライブで「しか」観れない瞬間、音、空気を感じに何度も足を運ぶと思います
このブログはライブレポも取り扱っているブログとして今年も展開していけたらなと
そんな訳で今年も良いライブを観て全力でレポート制作に取り組みたいですね。
興味のある方は、よろしくお願いします!







おまけ
行った回数(ミュージシャン)
1位 LOST IN TIME 7回
2位 LOSTAGE 5回
2位 marble5回
次点 きのこ帝国 4回

前年1番観たノベンバは機会に恵まれずあんまり観れなかった。
逆にロストインタイムはツアーやワンマンが多かったので逐一観に行っては感動してたなあ。


行った回数(ライブハウス)
1位 新代田LIVE HOUSE FEVER 8回
2位 千葉LOOK 6回
3位 恵比寿LIQUIDROOM 3回

去年1位だった渋谷クアトロは2回しか行ってない。
AXも減少してその代わり新代田のFEVERがダントツの鑑賞回数ナンバーワン
ワンマン編ではFEVER公演がワンツーフィニッシュと回数的にも内容的にもお世話になりまくりでした。



去年来訪したハコ羅列

◆東京都

渋谷CLUB QUATTRO
SHIBUYA-AX
Shibuya 0-nest
NHKホール

新宿NINE SPICES
新宿SACT!

新代田LIVE HOUSE FEVER

代官山UNIT

恵比寿LIQUIDROOM

豊島公会堂

Zepp Divercity TOKYO

新木場STUDIO COAST

中野サンプラザ

TOKYO FM HALL

タイムドーム明石



◆千葉県

千葉LOOK

市川市文化会館

八千代市市民会館



◆神奈川県

横浜Club Lizard

横浜BAYSIS

F.A.D YOKOHAMA




去年は久々にユニット、コーストに行きましたが
代わりにブリッツ系列、ゼップ東京には行きませんでした
それと完全に千葉横浜東京とお馴染みの範囲に限られてましたね
遠征も無かったしその意味ではおとなしい年だったのかも

その分今年は色々な県にも行ってみたいですし、久々に遠征もしたいですね
でも何気に地元のホールで2本も観れたのはかなり幸福で貴重な体験だったかもしれない
どっちも音が良くて好印象のホールでした。いつか南総の方にも好きなバンド来て欲しい(笑

一方で、色々なハコがなくなってしまうのは悲しい年でもありました。
いつ何があるかも分からないので「思い立ったが吉日」
少しでも「行きたいな」と思ったら確実に行って楽しむ事が重要だと再確認
2014年もライブハウスの中で何度も何度も「永遠のような一瞬」に助けられにいくつもり。
そんな思いを新たにした新年でもありました。出来れば「色々な場所」で観る事を目標にしようかな、と。














2013年も楽しませてくれたミュージシャン、スタッフ、ライブハウス、そしてオーディエンス
その全てに改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。
2014年も変わらずに、より楽しみたいと思ってます。




2013年の個人的ベストアルバム

2013-12-31 20:34:44 | éŸ³æ¥½ç·æ‹¬



















今年最後の更新です。2013年も当ブログをご愛顧のほどありがとうございました。
最後はアルバムトップ10という事で・・・聴いた絶対数が去年より少なくなってたので、
必然的に去年より数を絞りました
それと楽曲編も絶対数が少ない、という事はかなりアルバム編とミュージシャンが被る事を避けられないので
今年はなしにしました。その分気合を込めて選出したので宜しければ今年の終わりに、どうぞ。























1位(年間ベスト)eureka/きのこ帝国

この一年通してずっとこのアルバムの事が頭にあったような気がしますし
一曲一曲のクオリティの高さ、洗練された哀愁の表現をじっくりと味わえるアルバムでした。
気にしいだったり、昔の嫌な思い出を忘れられずにずっと覚えているような人だったり
そういう痛みや傷が癒えにくい人であれば人であるほど響くような音楽だと思う。

また、この作品は最後の曲が「明日にはすべてが終わるとして」という
物凄くメロウで温か味のある曲で終わるんですが
この曲で終わる、っていうのが何よりの素晴らしいポイントだと個人的には思います
それまで散々ダークでペーソスに満ちた楽曲ばかりだった分最後の最後で優しくなれる塩梅が絶妙。
個人的には日本オルタナロックに於ける新しい名盤の一つかなあ、って勝手に感じてます。
ライブで聴いたら本気で感動したのも良い思い出。




2位zeitgeist/THE NOVEMBERS

音楽には聴き手を勇気付けたり背中を押す効能があると思いますが
このアルバムは直に希望を示すわけでもなく「頑張れ」「負けるな」言うわけでもなく
それとはまた違った方法論で聴き手に檄を飛ばし結果的に背中を押されたような気分になれる、という
若干ストレート過ぎる表現が苦手な人間に対する最大級の「応援」アルバムになっているのが良いですね

勿論本人らに「応援」なんて気はないと思いますが
多分このアルバム全編に満ちている「能動」への強い意志を聴けば、聴き込めば
結果的に背中を押されて、より自由を選択する事に躊躇がなくなる、とても意義のあるアルバムでした。
ある意味聴き手の心の支えの一つになってくれるような、頼もしいアルバムでもあります。





3位youth(青春)/bloodthirsty butchers

今年は私の敬愛する吉村秀樹が亡くなってしまった年でした
個人的にブッチャーズの音楽に別の付加価値が発生するのが嫌で嫌で仕方がなかった
一部の人の中で「伝説」になっていってしまうのがとても寂しく辛かった
だけど、このアルバムを聴けば最後まで「進行形」だったバンドの凄まじさがありありと伝わって来ます。
亡くなった後のアルバム、というフィルターを通すまでもなく純然たる傑作ロック・アルバムですね。
タイトル通り青春の淡い情景がじんわりと伝わってくる趣もたまらないです。






4位未来スコープ/marble

ロック色の強かった前作と比べて再びメジャーデビューの時のようなナチュラルなポップに回帰
その上で小気味良いバンドサウンドの妙は健在と経験も上手く活きていた印象でした
何よりも過去作と比べて凄くオシャレで粋な感じが漂ってくるのが堪らない
出所に比べてより多くの場所へ人へ響いて行ける素養を十二分に感じる渾身のポップ・アルバム
今回もまた堂々たる傑作でした。






5位LIFE IS WONDER/LOST IN TIME

以前のペーソスやメッセージを懸命に叩き付ける感じとは違って
色々と見極め諦めてきたからこそ見える景色や明日への期待を高らかに歌った真に等身大のアルバム
変に励ますでもなく、変に絶望するわけでもなく、後ろ向きなまま前を向いて進む、という
ここ数年のロストのテーマが結実したような豊かな作品ですね
これを聴けば少しは「明日」というものへの意識が変わると思うし、変わって欲しいと思う。

それと「五月の桜」は今年リリースされた中でもトップクラスに好きな曲です。
伝えたいのは理屈や自意識じゃなく、ただ「君が好き」「それが好き」、それだけ。それだけでいい。
迷った時にはよく支えてもらった曲です。個人的には「撥条」も同じくらい大好きですが(笑
こっちはダークさの極みですね。







6位Shout to the Walls!/NICO Touches the Walls

どんなジャンルでもハイクオリティに仕上げる、というのがここ数年のNICOらしさだったと思いますが
このアルバムでは割とダイナミックなロックンロールに振り切れていて聴いててとにかく痛快ですね
バッキバキのサウンドに勢いのあるビートと自然に踊れちゃう力強さが実に素敵です
そんな中で繊細かつオルタナティブロックを追及した「夢1号」という名曲があったり
ルサンチマンを爽やかに吐き出す独白ソング「Mr.ECHO」が印象的に響いたり緩急も勿論健在。
上手い具合にそれまでのNICOらしさとニューモードが混ざり合った理想的な傑作。





7位LOSTAGE AT SHIBUYA CLUB QUATTRO/LOSTAGE

LOSTAGEファンなら一生ものであろう最高のライブがフルでパッケージ化
ただ単に「臨場感が~」「迫力が~」というだけではなく曲によってライブならではのアレンジ
ライブならではのコーラスワーク、観客の熱狂っぷりがダイレクトに反映されてたりと
割とライブ盤はそんなに・・・って人にも薦められる内容になってたと思います
特にバラッド勢と終わり際の狂気すら感じる楽曲群は是非聴いてみて欲しいですね。
個人的には当初これを1位にしようかな?と考えたこともあるくらいにお気に入りのアイテムです。






8位THE WORLD/おとぎ話

おとぎ話のポップでノスタルジックな部分が思いっきり炸裂しているアルバム
青春時代を思い起こさせる楽曲から今の時代に響くべき楽曲までバラエティにも富んでいて、
でも一番良かったのはどの曲もメロディが練り込まれているように感じる「丁寧さ」ですかね
同時にこのアルバムもまた「楽観」以上に「能動」を推しているアルバムでもあって
やっぱりロックバンドには「能動」をしっかり歌って欲しいよな、
なんてこのアルバムを聴いて思ったりもしたのでした。時には天国を蹴飛ばす決断も必要だ。




9位望郷/cinema staff

初期は勢い・若さに任せている部分が多く見られましたが
いつの間にか素直に「良い曲」をポンポン作るポップ・メイカーとしての素質が開花した気がします
楽曲の幅も確実に広がってますしボーカルの歌もまたそれにつられて純粋に上手くなりつつある
今や○○のフォロワーなんて言葉に頼らずとも聴き手を納得させられるバンドに育ったかな、と
新機軸もたくさんあって長年のリスナー的にも楽しかったです。





10位×と○と罰と/RADWIMPS

RADWIMPSも「若さ」がトレードマークだったバンドなんですが
このアルバムでは一つ上の目線を感じられるような楽曲が多くて
それでも今まで通りの不敵さも同時に存在していて・・・と割と理想的な進化を見せたアルバムじゃないかと
「君と僕」の世界観から先の世代を想うような歌までより自由に気負い無く鳴らされている印象
特に「アイアンバイブル」みたいな恋愛ネタでも批評ネタでもない曲が
今のRADWIMPSを象徴してるように思います。壮大かつ聴きやすさもある名盤。





次点Made From Nothing/LEO今井

実験的な要素は高めですが相変わらずの「LEO節」は健在
慣れてくるとその実験的な部分すら楽しめるようになってくるのがまた良かった。
後半のディープな流れは特に聴いていて凄みを感じられますね。ストイックで格好良いアルバムです。












来年は絶対数を増やしつつ、もっと純粋に聴いていきたいですね。
そして旧譜に関しても出来るだけ取り上げていければ・・・なんて思います。
それとシングルに対して無頓着過ぎたのでそこもまた反省ポイント。

それでは、2014年も宜しくお願いします!



2012年の個人的ベストライブ

2013-01-07 19:05:14 | éŸ³æ¥½ç·æ‹¬











2012年で唯一年内にまとめきれなかったライブ編です。










改めて見返してたら、本当に素晴らしい瞬間をいっぱい持ち帰ってたんだなあ・・・と思い
感慨深い気持ちになってしまいました。「当たり前」では決してない特別な瞬間の数々
ライブに行ったからこそより深く噛み砕く事の出来た楽曲やテーマ性
ライブでしか聴く事の出来ない新曲やカバーの興奮
その全てをリアルに想起してしまって正直ライブに関してもすっごく充実してたんだなと
確かに自分の糧の一部になってるんだなという事実も改めて認識する事が出来た
そんな去年最後の総括シリーズになっています。
行った回数は49本、という事で
これが多いのか少ないのかは分かりませんが、その内でもベストと言える公演を書き記して置きます。
決して忘れる事が出来ない大切な思い出の数々ですね。これを持って今日も生きます。








ワンマン編
1位 LOSTAGE「ECHOES TOUR FINAL」@渋谷CLUB QUATTRO 12.12.18
2位 NICO Touches the Walls「Ground of HUMANIA」@幕張メッセイベントホール 12.3.20
3位 NICO Touches the Walls「TOUR2012 ALGORHYTMIQUE」@NHKホール 12.12.17
4位 marble「お子さま~ぶるランチ Vol.1」@六本木ケントス 12.9.30
5位 MO’SOME TONEBENDER「Strange Utopia Crazy Kitchen Tour」@千葉LOOK 12.9.16
6位 bloodthirsty butchers「血に飢えた四半世紀ツアー」@渋谷WWW 12.11.14
7位 marble「5th anniversary~つながる手と手 in Osaka~」@心斎橋soma 12.6.10
8位 La’cryma Christi 「Happy Birthday Levin!! Special」@中野サンプラザ 12.6.3
9位 OGRE YOU ASSHOLE「100年後」リリースツアー@SHIBUYA-AX 12.11.24
10位 THE NOVEMBERS「Moire.3」@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 12.7.17

次点 エレファントカシマシ「CONCERT TOUR 2012 “MASTERPIECE”」@Zepp Tokyo 12.6.28



対バン編
1位 THE NOVEMBERS/或るミイ 「秋の夜長SPECIAL~VSシリーズ」@千葉LOOK 12.9.20
2位 Emerald「This World ep Tour Final~ばんにねがいを」@新宿MARZ 12.12.1
3位 cinema staff「SALVAGE YOUR VINYL」w/LOST IN TIME@渋谷CLUB QUATTRO 12.4.14
4位 チャットモンチー/LOSTAGE/rega「SHIBUYA CYCLONE 15thANNIVERSARY」@渋谷CYCLONE 12.11.1
5位 FoZZtone「REC OK!TOUR」@F.A.D YOKOHAMA 12.6.18

次点 THE NOVEMBERS「Moire.1」@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 12.5.10






ワンマン編。LOSTAGEのクアトロはバンドが持っている狂気的な部分がきれいに華開いた夜で
まるで稲妻が走ったような勢いで鳴らされる「ひとり」の衝撃や
混沌が幸福に進化を遂げた「MIND JIVE」の大熱狂、
限界を越えた一夜だったのは間違いない。自分も「使えねえ偽善者!」って大きな声で叫びました(笑
NICOを2つも、しかも高ランクで入れてしまいましたがNHKホールが思った以上に良かったんだよねえ・・・。
感動で言えば幕張メッセですけど、仕上がりやクオリティに関して言えばNHKホールのが上
だけど「トマト」とか「demon(is there?)」の爆発力を加味してこの並び
marbleも2公演入りました、
実は一番心地良く観られたのが「お子さま~ぶるランチ」でとにかく新曲の連発が快感でした
そして大阪まで行ったワンマンライブはとにかく「地球」の弾き語りが至高でしたね
今でも鮮明に思い出せるくらい大好きな「地球」でした。
 ブッチャーズの全歴史網羅の圧巻のワンマンや狂気の渦で笑って泣いたモーサムの千葉ワンマン
そしてアルバムの楽曲観を見事に昇華させたOGREの渾身のリリースライブに
とにかく全公演最高の出来栄えだったラクリマ、
やっぱり好きだなと
エレカシのZepp公演もまた迫力満点の文句なしの一夜でした。
他にもブルーハーブのリキッド、サニーデイのリキッド、ランクの千葉ルックやイースタンのルックも良かった
モノブライトのワンマンも各々趣向が違っていて面白かったですね。
割と往年の好きなバンドを追っていた年だったなあ、と
改めて振り返って思いましたね。
掘り下げの一年と言うか。

対バンはどれも最高としか言えないくらい最高の夜ばっかで
音楽好きである事に素直に良かったなあ、こんな思いが出来るんだなあ、と
音楽の持っている力とエネルギーを確認出来た一日だけを集めました
これはもうリンクしてあるのでレポ自体をどうぞ(笑
ノベンバのルックはワンマン以上の出来でした。
ナカノヨウスケの歌声や姿勢にも心を打たれて、チャットとロストエイジの対バンにも心震わせ
かと思ったらregaが予想以上に楽しめたり(笑 ロストとシネマはお互いに対する愛情表現にグッと来て
シビアに鳴らされた「悲しいうた」と大熱狂の渦に巻き込まれた「AMK HOLIC」が絶品でした
フォズトーンの個性的なツアーもまた新鮮味を持って楽しめた感はアリアリ
こちらもワンマン以上に完成度が高かったかな、と
ノベンバのMoireシリーズは鉄板過ぎましたね。
他にも3年ぶりのBKTS TOURがあったりと対バンに関しても精一杯楽しめた一年でした。
本当にどの夜も楽しくて嬉しくて、興奮して素敵だったんですよね。
そんなシンプルな感動の言葉だけで埋められるライブばかり。
今一度ワンマン・対バン含めて深く感謝します。ここに記さなかった公演も含めて、ありがとうございました。
何も得なかった公演は49本中0本でした、と言い切りたいと思います。という訳で締め。







おまけ①特に印象に残った曲
恋人の部屋/サニーデイ・サービス(ライブの出来が良くて帰ってからヘビロテしてしまった)
STAY AWAY/THE NOVEMBERS(NIRVANAのカバーだが原曲とは違って呪文のような呟き中心、完全に別曲)
demon(is there?)/NICO Touches the Walls(演奏すると必ずクタクタになっていた全身全霊ナンバー)
悲しいうた/LOST IN TIME(シネマのリクエストによって聴く事が出来た曲。残酷でリアルでこれまたヘビロテ)
みゆき/ランクヘッド(千葉LOOKのプレイは原曲以上に原曲っぽかった。ちょっと意味不明な表現ですが 笑)
流星レコード(unplugged)/marble(マイク一切使わず、二人一緒になっての精一杯の演奏に痺れた)
65SHADOWS/LOSTAGE(禍々しい感情の渦巻きにちょっと安心し、救われた)
東京電燈/LEO今井(相変わらずの引きつった滾りっぷりに感動)
africa/FoZZtone(スケールのでっかい包み込むような絶唱にバンドの成長を感じた)
Harem/THE NOVEMBERS(新曲として歌ってた次点で存在感抜群、多幸感に酔い痴れてました)
永遠の記憶/marble(ライブで沢山新曲プレイしましたが、最も音源化して欲しいのがこの曲。名曲かと)
プールサイド/bloodthirsty butchers(感傷が具現化されたような表現力に脱帽。これもハマったなあ)
サンドペーパーざらざら/ZAZEN BOYS(超高速アレンジでめっちゃ格好良かった。また聴きたい)



おまけ②行った回数(ミュージシャン)
1位 THE NOVEMBERS 6回(ソロ含む)
2位 marble 5回
2位 LOSTAGE 5回
2位 NICO Touches the Walls 5回


おまけ③行った回数(ライブハウス)
1位 渋谷CLUB QUATTRO 5回
1位 恵比寿LIQUIDROOM 5回
3位 千葉LOOK 4回
3位 SHIBUYA-AX 4回

意外とZeppやCOASTには行ってなかったです。



おまけ④去年行ったハコ羅列

◆東京都

渋谷CLUB QUATTRO
渋谷WWW
渋谷CYCLONE
SHIBUYA-AX
Shibuya O-EAST
Shibuya O-nest
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 
NHKホール

新宿BLAZE
新宿MARZ
新宿SACT!

新代田LIVE HOUSE FEVER

恵比寿LIQUIDROOM

赤坂BLITZ

Zepp Tokyo

中野サンプラザ

TOKYO FM HALL

北沢タウンホール

六本木ケントス

代官山 晴れたら空に豆まいて


◆千葉県

千葉LOOK

柏ALIVE
柏PALOOZA

幕張メッセイベントホール


◆神奈川県

横浜BLITZ

F.A.D YOKOHAMA


◆大阪府

心斎橋soma


やっぱ渋谷と新宿強いね(笑 個人的には改札出たら目の前に会場があるFEVERが好きです。地図不要。








今年はどれくらい行けるのか分かりませんけど、一公演一公演を大事に味わっていたいですね
2013年も素敵な夜に何度も何度も立ち会って、その度に日常に持ち帰れたら。
幸せな事だと思います。






2012年の個人的ベストアルバム

2012-12-31 15:38:11 | éŸ³æ¥½ç·æ‹¬










今年最後の更新です。楽曲編に続いてアルバム編です。










正直どうしてもベスト20の中に入れたいアルバムがいくつかあったのですが外しました
それくらい今年も今年で自分の中では甲乙付けがたい傑作の連発でしたね。
特に10位以内の作品に対する思い入れは半端ないです
勿論この記事で選んだ全てのアルバムが確実に私にとっての「勇気」や「豊かさ」に化けてくれました
音楽は必要なものだと私は言い切れますね。
その力作たちに敬意を表して、心を込めてお送りします。では以下。









1位 GIFT/THE NOVEMBERS
2位 曽我部恵一BAND/曽我部恵一BAND
3位 100年後/OGRE YOU ASSHOLE
4位 Alternative/音速ライン
5位 新造ライブレーションズ/MONOBRIGHT
6位 青に染まる白/ランクヘッド
7位 PARAGRAPH/ASPARAGUS
8位 死ぬまで一生愛されてると思ってたよ/クリープハイプ
9位 変身/チャットモンチー
10位 ECHOES/LOSTAGE

11位 Follow the Stars/PERIDOTS
12位 HUMANIA/NICO Touches the Walls
13位 GREAT3/GREAT3
14位 SALVAGE YOU/cinema staff
15位 すとーりーず/ZAZEN BOYS
16位 叙景ゼロ番地/eastern youth
17位 MASTERPIECE/エレファントカシマシ
18位 カジツ/Qomolangma Tomato
19位 TRIAL/the pillows
20位 楽しいね/神聖かまってちゃん

次点 Ave Materia/People In The Box






後半がちょっと渋いですね・・・(笑
ちなみに12月発売の作品は聴き込み具合、思い入れの差によって翌年に回してます
なので11年の12月発売の作品も普通にランクインしています。
まあ自分ルールという事で(笑

初めてミニアルバムがベストになりました。これは自分でも想像してなかったんですが
逆に言うとミニアルバムでもフルアルバムを越える聴き応えや心地良さを演出する事は出来るし
ミニアルバムだからこそ出来るコンセプトもあり得るだろうと。
そんな事を確認出来た年でもありました。
ランク外ですけどGRAPEVINEの「MISOGI EP」も良かったです。ではコメントを少々。







最後まで1位をどっちにするか悩んで
基本的にはソカバンにしようと思ってたんですけど
でも「GIFT」もめちゃめちゃ励みになったし、心から推せる作品だし・・・って事で
ほぼ横並び状態になったんですが、聴いた回数の多さを加味して「GIFT」に決めました。
なんせ買ってからほぼ毎日寝る前に聴いてますからね(笑
ここまで夢中になれる新譜は久々でした。

6曲入りなんですが、どの曲を聴いてもいたわりや意図がきちんと過不足無く伝わって来て
聴き手を甘やかすのではなく、きちんと自律を促すような言葉の数々
だからこそ素直に勇気や気持ち的な豊かさに変換出来た
作為的な部分と純真な部分が見事に調和して完璧なバランスで聴く事の出来る作品かと
心地の良い風景や言葉は広がりつつも、決して無防備にもなっていない
聴き手に対して真摯に向き合う姿勢が真っ直ぐに伝わって来た紛う事なき名盤だと思います。
名曲「しか」入ってないような、私にとってはそういう音楽でした。
今年最も真っ当な作品に感じられたのでこの順位です。

ソカバンは、ソカバンのアルバムとして最高傑作なのは勿論
曽我部恵一のキャリアを含めても完成度の高いアルバムになっていると感じました
ここに来ての集大成的アルバム、感性にガツンと響いてくれました。

「100年後」はもう聴いてて受ける陶酔感が危ないレベルですね
完全に自分を違う場所/新しい思想に誘ってくれる「発見」の作品でした。
メロディを聴いてるだけで心の琴線が揺さぶられます。

震災後を加味したアルバムは多数作られましたが、音速ラインは作り手がそもそも福島在住なので
他の震災影響作品にはない「堪らず出ちゃった感」のある怒りと
どうしようもない悲しみの表現
それに真っ直ぐに貫かれてしまいました。
「帰りたくても帰れない」
「僕らがここにいる事を分かって欲しいだけ」
多分一番リアルに震災の実情が伝わる作品なのでは で、メロディと演奏のクオリティも抜群に高いので
相乗効果でこの順位に 個人的には最高傑作と呼んでもいいんじゃないかと。

「新造ライブレーションズ」はライブの温かさと楽しさをダイレクトに伝え切った名盤
全曲新曲なので「でも原曲の方が~」って逃げ場も最初から封鎖されている
よく考えられて誠実に実行された相応の力作
でも一番の評価ポイントは単純にその殆どの曲が良い曲であること。基本も忘れてない姿勢に拍手。


「青に染まる白」はランクヘッドらしさに溢れたアルバムでしたが
単なる原点回帰ではなく「AT0M」~「[vivo]」の流れもきちんと組み込んで
過去と現在が交差したかのような絶妙なミックス具合がとにかく聴いてて心地良かった
和製ロックの素晴らしさをしっかりと伝えた傑作です。

ASPARAGUSの「PARAGRAPH」は全体的に歌詞が暗すぎて・・・(笑
すっごいハッピーな曲調なのに歌詞カードの和訳読むとどん底の心境が歌われていたり
でもそれが何気にオルタナティブでいいな、と。前作以上にお気に入りの作品。

クリープハイプのアルバム、すっごく良かった。
ベテラン・中堅の哀愁溢れるアルバムを多く聴いた中で
久々に若手らしい突き抜けるロックサウンドを堪能させてもらった
ボーカルの声の時点である程度勝ってますよね。フラカンをオシャレにした感じがする。
歌詞の内容も思った以上に深みと皮肉が満ちていて自分好みでした。

「変身」は絶対にベスト10に入れようと思ってました
オルタナティブ度ならどのアルバムにも負けないくらいオルタナティブ
「少女E」とか「歩くオブジェ」、「ふたり、人生、自由ヶ丘」とアルバム曲も相応のクオリティで
再びロックモードに突入したチャットの本領発揮的な一枚になっていました。
取り合えず水準は大きく越えた感じですね。

「ECHOES」は初めてといって良い短編集的な、作家的なアルバムでした
今までがバランスを考えた連載だとしたら、このアルバムは読切が集まってる感じ
それ故にある種ロストエイジのポテンシャルを総括するような内容になっていたと思います。





11位以下で取り上げて置きたいのはこれまたミニアルバムである「SALVAGE YOU」、
出色のポップナンバー「奇跡」を皮切りにしっかりと突き抜けた曲だけで固める、といった
コンセプチュアルな部分が見事に成功しフルアルバムと同等の聴き応えを獲得
よりグッと胸に迫るようになった楽曲のタフさに感銘を受けましたね。

もう一つ、Qomolangma Tomatoの「カジツ」も個人的にヒットアルバムです
無力感だったり泣き寝入りを強いられる日常に向けてのアンチテーゼ的な作品
その湿った空気感は本当に象徴的で相当のめり込んで聴きました
「翌朝」「目眩がして」等のポップな新境地にも可能性を感じて嬉しかったです。
アングラで終わらないパワーはあると思ってる。











振り返ってみると、こんな時代(音楽が主役ではない)だからこそ更にグッと来るような
限界を越えて底力を出してるアルバムも多く(叙景ゼロ番地、TRIALとかね)、負けん気も感じられて
中堅は中堅で安定を求めず新境地に向かう冒険作も数多く出され
中々追いかけてて面白い事にはなってるかな、と
やっぱり小細工よりも誠実な姿勢を見せた方が絶対に良いと思う
その意味じゃ誠実だと思える作品にコンスタントに触れる事が出来て良い年だったとは思います
私生活が全く奮わなかった分、背中を押される事も多かった助けられた2012年の音楽ライフでした。
来年もまた素敵な音楽に沢山出会えたらいいなと思ってます。
勿論漫画とアニメもね!


そんな訳で、今年も一年間ありがとうございました。
常連の方々には特に感謝しています。
ではまた2013年で。




2012年の個人的ベストソング

2012-12-31 04:17:42 | éŸ³æ¥½ç·æ‹¬










今度は楽曲編です。








傾向としては、割と沁みるタイプの楽曲を選んでるかもしれません
どっちかっていうとある程度奥深さのある楽曲のが好きになってるのかなあ、と
基本的に勢いだけで押す曲がそろそろ苦手にはなってきてるので。
心の奥の敏感な部分に触れてくれる曲を中心に20曲
これもまた泣く泣く外した曲がいっぱいあります
相変わらずキラーチューンの数は多いですね。聴いてて本当に良い曲ばっかりだな~と思ってしまいました。
だからこそ位置には迷いましたが、まあ基本そこまで差異はないと思って下さい。では以下。











1位 異常気象/PERIDOTS
2位 Harem/THE NOVEMBERS
3位 彼岸/GREAT3
4位 グッドバイ/eastern youth
5位 果てしなく白に近づきたい青/ランクヘッド
6位 夜の船/OGRE YOU ASSHOLE
7位 メロディ/Emerald
8位 夢ぐも/marble
9位 バイシクル/NICO Touches the Walls
10位 仲間を探したい/神聖かまってちゃん

11位 翌朝/Qomolangma Tomato
12位 ソング・フォー・シェルター/曽我部恵一BAND
13位 You&I/口ロロ
14位 愛の標識/クリープハイプ
15位 MOTHER ROCK/FoZZtone
16位 Shining/MO'SOME TONEBENDER
17位 Marshmallow day/Mr.Children
18位 奇跡/cinema staff
19位 徒然モノクローム/フジファブリック
20位 BLUE/LOSTAGE

次点 ポテトサラダ/ZAZEN BOYS






他の候補で大きかったのはチャットモンチーの「ハテナ」とASPARAGUS「DIDDY-BOP」、
MONOBRIGHTの「E.Z.O」にPeople In The Boxの「ニムロッド」辺りですかね
他にも名曲は沢山ありますが、
ひとまずは上記で個人的ベストとさせて頂こうかなと
手前味噌ですが最高のチョイスになったかと思ってます。まあ自分の好きな様に作ってるから当たり前か(笑






「異常気象」は・・・辛い時に一番聴いてた曲なので。
自分のペーソスも散々沁み込んでると思いますが、完全に落ち込んだ時に確実に響く曲だろうと
精神的にどん底の気分の時や何かに負けたって感じた時に側に居てくれた楽曲でした。

「Harem」はまるで古いモノクロ映画の世界にトリップしてるような郷愁感と
地に足の付いたメッセージを放ちながらも多幸感も溢れているそのバランスが至福の楽曲
聴けばこの曲の凄さは一発で分かると思う。

「彼岸」はこのご時世に完全にフィットした絶望の淵から這い上がるロッカバラード
悲壮感が漂いながらも、それでも懸命に生きようとする意志の表現が何度聴いても素晴らしい。
本当に必要なのはこういう曲なんじゃないかと。

「グッドバイ」はここ数年のイースタンを代表するようなすさまじい名曲
美しい和メロと壮大な音像に哀愁漂う歌詞が乗っかって長年のイースタンファン的には堪らない楽曲
なんとなく夜桜の時期にも似合いそうですね。

「果てしなく白に近づきたい青」は正に今年の私の気持ちそのものでした
持ちたくない荷物や必要としてない知識を刷り込まれとにかく常に苛立っていた
そんな時にこの曲を聴くと本当に救われた気分になりました
人は一人じゃ歩いていけないんです。
だから頼りたい。


「夜の船」は、全体的に漂う哀愁と郷愁のダブル成分にとにかく陶酔
明確に決別や別離を意識させるフレーズもまた2012年の自分にはピッタリな感じでした。
聴く度に心の中で頷いています。歌詞や雰囲気に。

「メロディ」はその名の通りメロディを求めて止まない表現にすがる人間の心情を深く表した名曲
震えるようなナカノヨウスケの歌声にいつ聴いても心揺さぶられてしまいます。

「夢ぐも」は2番目の歌詞が何気にシリアスでロール感溢れてるのが効果的なナンバー
音源で聴くと、更にライブで聴くと思った以上に切実な楽曲である事がしっかり伝わると思う。

「バイシクル」はメロディも歌詞も一級品
年月を重ねても楽になるどころかどんどんキツくなっていくだけ
そういうチクショウって感じるような心情を過不足無く表現出来てると思います
私も出来るなら色々な教えとか知識を忘れて真っ白になりたい・・・笑

「仲間を探したい」はとにかく泣けるなあ・・・
仲間がいないよ、って常に感じてる自分だから余計に感情移入が出来ます
ようやくこういう歌を歌えるようになったんだ、って背景も加味してこの順位にしました。




11位以下でピックアップしたいのが2曲
口ロロの「You&I」はこれまでポップ・ミュージック路線を追求してきた口ロロが
真っ向からロックに着手した、という点でめちゃめちゃ新鮮に聴けた曲です
また三浦さんの声がロックにも合うんだわ・・・
憂いに溢れた音像もまた最高で。

フジファブリックの「徒然モノクローム」は山内ボーカルになってから初めて志村っぽいセンス、
彼のセンスを血肉化出来てるな~と手応えを感じたナンバーでした
それまでは意識はしてるなって印象で
でもこの曲の「チョコドーナツ気楽にかじりゃ」って歌詞は本当に以前のフジにあっても違和感ないなと
そう考えるとある意味記念碑的な楽曲なのかもしれません。推しです。











ベスト10にアッパーな楽曲が4曲しか入ってない事から
如実に「沁みる」「ペーソス」っていうのが大事な要素になってきた感があります
とはいえ相変わらず「愛の標識」みたいな勢いでガツガツ聴かせる曲もまだまだ好きですね
趣向は変わりつつあるけど、でも根っこの衝動的な良さもまた忘れてはいない
それなりにバランス良く聴けた2012年になりました。

来年は若さ故の勢いにも積極的に触れていきたいですね。出来れば。