超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

グランドジャンプPREMIUM 2014年6月号 感想(エゴコロトイロ12話ほか)

2014-05-28 21:19:44 | æ¼«ç”»ï¼ˆé›‘誌感想)
















伝説の男が帰って来た・・・のはいいが、
アンケをどれに入れるかで悩む(笑

















◆(新)地獄先生ぬ~べ~NEO/真倉翔・岡野剛 「#1 学校裏サイト」

「霊媒師いずな」である意味復活はしてたんですが本家も遂に復活ですね
個人的に世代で言えば完全に世代なので正直懐かしいやら嬉しいやら・・・って感じです
昔は過去作の復活にはそこまで肯定的ではなかったんですけど正直ド真ん中のをやられると
流石に嬉しさの方が勝りますよねー、っていうか
それは自分が歳を食った証拠なのかな(笑
剣心やマキバオーに比べると復活まで15年掛かってるんでかなり引っ張ったなーって感覚もありつつ
でも15年くらいが本当に「懐かしい」と思えるタイミングなのかな・・・とも思います
この調子で「WILD HALF」も復活して欲しいですし「幕張」の第2部は、、、無理かな(笑

今回の復活が個人的に結構グッと来る要因の一つとして当時読んでた頃自分は小学生で
それは郷子たちの年齢と全く一緒だったんですね
いや、一致はしてないと思うけど「大体同じ」って感じで
だから変な話「キャラクターと一緒に歳を取った」というか割と当時の読者にリンクする部分もあって
ある種の同窓会みたいな感覚があるのがきっと読んでて楽しいんだろうなあ、と思います
当時の教え子と一緒に教員というのは「密・リターンズ!」的でもありますよね
ゆきめとくっ付いてなきゃ郷子ルートも有り得たのに・・・(笑

そんな郷子は本誌に読切で載った時も思ったけど随分美人になりましたね
垢抜けたというか、面影はちょいちょい残ってるけど基本的に凄く大人の女性になったという印象です
性格も真面目ですしある意味ぬ~べ~の教えを一番色濃く継承した生徒なんじゃないでしょうか
美樹も出て来たけどスナックで働いてるとかなんか生々しいなあ・・・(笑
郷子と比べるとかなりちゃらんぽらんなイメージですし、いやまあそれも「大人」っちゃあ「大人」ですけど。
でもそんな彼女のエピソードも期待したいですし他の生徒や教師たちの登場も待たれますね
個人的に「俺の生徒に手は出さん!」ってセリフが面白かったです。
大人になるとこういうセリフでアレンジ出来るんですね(笑

話自体もしっかりまとまってて良かったです
ちょっと色々と「大人っぽく」なってますけれど
読者も良い歳した大人なんでこれはこれで丁度良いんじゃないでしょうか。
オチも決まってて良かったです。こういう弊害があるのね(笑



◆IDOROLL「第2話 向き不向き」

一乃可愛いよ一乃
扉絵からいきなり少しサービス気味で実に良かったです(笑顔
小さいちんちくりんと本人は卑下してるけど案外スタイルは悪くないよな
上はそこそこだし下は「むにむに」らしいですし結構官能的な体つきだと思います
まあ言っても22歳だしな・・・
他のメンバーの年齢明かされてないけど多分最年長なんじゃないですかねえ
それはともかく早くもパートナーキャラが付いて舞台もご用意とテンポの良い2話目だったと思います
「向いてない」と散々言われた一乃だからこそ反抗したくなってしまう、という作劇も中々だったかと

しかし音羽姉さん的には表情を観ると意外だったっぽいですけどね
所謂一乃の師匠ポジションでもなく関係性的には普通の「幼馴染」ではあるので
そこがこの物語の面白いポイントの一つではあるかもしれません
そこに甘えず一乃が奮闘出来るかどうかが重要なんでしょうね
ことびんとのコンビも相性良さそうですしここからの「這い上がり」に期待しています
そしていつかチェルシーとの対峙も果たして欲しいですね。

それにしてもメイド服に対して抵抗があったり、人前で過剰に恥ずかしがる一乃は可愛かったな(笑
ロックでは迫力不足の原因となっていた「小ささ」もアイドルでは逆に武器になる・・・
その「小ささ」が色々と席捲していくのが今から楽しみです
何気に根性ありそうな性格だからなあ。
レッスンシーンの迫力はバトル漫画で培った感じがします(エスプリトとか)。



◆フードンビ

メガネに切り替えよう(提案)



◆スティグマタ-聖痕捜査-「第2話 恋」

やっぱ主人公の朝子が良いキャラしてるなあ・・・
良い意味で女々しいというか変というか、個性的で観てて楽しいです
サブキャラも色々決まってる黒岩さんとか何気にヒロインの造詣が良かったり見所多いです
内容も読んだ後に心地良いしこりが残る印象で面白かったと思います
それにしても女性作家らしい作品だとも思いますね(笑



◆パト★ラッシュ!~移動交番車・桃園ハナ巡査の日常~「事件2 アイドルになりたい!」

IDOROLLとまさかのネタ被り・・・と言いつつ
方向性がまるで違ってたのでこれはこれで良し(?)
それにしてもこの磯本つよしって方の描く女性は本当に可愛いなあ
凄く素朴なテイストが滲んでて絵面もアナログっぽさが感じられる作りで
なんか読んでて癒されますね
そして今月もハナちゃんは元気はつらつ何気にグラマーで非常に可愛かったです(笑
勝手にセンター取ってるネタとかナチュラルにおいしい所を持っていける才能が流石ですね
なんだかんだ言いつつ主人公としての役割はきっちり果たしてたと思われます。
ミスリードも面白かった。



◆マギの贈り物

これ全6回だったんですね
まあでも最初から話数が決まってる分まとめに関しては心配しなくていいか
そんな第2回は期待通りに切なさ全開で読んでてちょっと泣きそうになりましたね(笑
紙飛行機でのやりとりとか限りなく前時代的で懐かしいテイストですねえ・・・
そして紙飛行機を回収してくれた行為にもまたグッと来ました。
面白いです。



◆(新)ヒット・ガール 海猫は眠らない/春日光広・山本和令

原作が付いてる・・・
ま、まあそれは置いといて読切とは違って若干設定が変わっています
読切では嫌々協力~かつ初めからプロレベルでしたが今回はそんなに嫌々でもなく
かつ天然的な天才として描かれてたのでその変化が読んでて楽しかったです
サービスも何気に挿入してくれそうですし色々と期待です。
短期集中らしいですが好評だったら是非連載に。



◆しあわせゴハン

たまごかけごはんの奴はちょっと読んでて本気で羨ましくなった・・・(汗
最後の煽りが凄く秀逸だったと思います。学生かよ、っていう。



◆エゴコロトイロ「第12話 母のお弁当」

店長でもこんなに怒る事あるんだ・・・
なんか別の一面を垣間見た気がして面白かったです
透のげんこつもよくやった!って感じで真っ当なドラマっぷりでした

でも子供の立場からすると「味方が欲しい」って気分は正直あったかもね
ああいう時に誰かが信じてくれるっていうのが支えになったりもするんですけど
頭ごなしは教育的には悪かったかもしれない
ただ、だからといって仕事に対する暴言は許されませんけどね
実に難しい問題ですけど・・・
麦は透や店長よりも若いのでその辺は彼らよりも理解出来てそうです
ただ守られるだけのヒロインじゃなくてきちんと行動出来る強さが麦の良い部分ですな
母性というか何というか、、、
透と麦がいれば解決出来そうな雰囲気が頼もしいです
引きはなんだかエロティックでしたけど(笑 

そして新しい透の武勇伝(?)も生まれましたね~
「I'm on your side」・・・「君の味方だ」、これは正直嬉しいわ
それを今でも律儀に取って身につけてる麦も麦で可愛いですけどね
店長とみどりのドラマを進めつつこういうシーンも挿入してくるセンスは流石ですね
そしてさり気に透のライバル?と密かに邂逅を済ませてたりしてこれから先の展開も楽しみです
まずは来月以降の決着に期待しつつ・・・淡い恋愛模様をたっぷりと味わえそうで期待。















それにしてもアンケートの3つに何を記入するかちょっと本気で悩みました
取り敢えずこの雑誌を購入し始めたのは「エゴコロトイロ」がきっかけなのでこれには必須ですし
新連載と先月の作品群を含めて支持したい作品が多いので・・・ある意味贅沢な悩みではあります
ここまで読む物が増えるとは嬉しい誤算でした。




【新装刊】グランドジャンプPREMIUM 2014年5月号 感想(エゴコロトイロ11話掲載ほか)

2014-04-24 00:25:22 | æ¼«ç”»ï¼ˆé›‘誌感想)


















新装刊・・・どうなるんだろう、って思ってたらなんか本誌と同じ装丁(大体の週刊ヤング誌と同じ)
になり、半分以上が入れ替わり。でもまあこれはこれで結構面白かったです。
本誌が高年齢向けだと思うので
グラジャンPは「真ん中」を目指せばいい、と個人的には思ってる。
そしてそれを確信させるラインナップでもありました。















◆マギの贈り物/よしづきくみち(新)

恋愛もの・・・なんですが
既に恋人が死んでいて死後も想い続ける青年の話
しかも実はその恋人が天国から自分を忘れるように干渉し続けている、という
切なくもあり、あったかくもあり・・・という内容ですね
やりようによっちゃかなりの感動を生めそうなだけに期待です
それにしてもこの方の絵柄は昔から「清廉潔白」という感じで実に素敵
切ない題材でありながらも中々にニヤニヤ出来る良シーンもあり充実の初回でした

しかし「話題にされる」度に裕福になっていく、という天界のシステムは面白かったですね
端的に言えばそれがその人の生きてきた「価値」そのものですからね。
自分もそういう人間になりたいもんだ。



◆スティグマタ/高橋秀武(新)

いきなり死んでる(笑)。
死者を追体験出来る能力刑事のお話
能力を使う度に瀕死状態になるのは難儀だなあ・・・とか思いつつ
何気に主役二人のキャラが立ってて面白かったです
ブラフを使った展開は中々の手さばき。



◆ロボットのモモちゃん

読んでて安心する類のハートフルコミック・・・と
紹介分めいた感想になるくらい王道のハートフルストーリーでした
しかしよしだもろへも筒井大志も元々ガンガンWINGの新人作家でしたよね
ガンガンWING毎月読んでた身からするとちょっとその事実が面白いです。ちょっと。



◆フードンビ/栗原正尚(新)

この先輩最悪だな、、、と思いながら読んでました
彼がいつ手に掛けられるんだろう、とか期待してたら1話ではまんまと生き延びましたね
それにしてもさり気に作者の著書を作中で購入させてるあたりちゃっかりしてるなあ(笑)。
王道のゾンビものに格闘要素も加わってほどよく楽しめそう。



◆IDOROLL/筒井大志(新)

筒井大志さんの漫画は好きですね
この間グフタに載ったやつも中々良かったです
結局トラワレ姫を載せたグラジャンPに凱旋って形になったんですね
個人的には読む物が増えるのでありがたいですが。

いかにも夢見る女の子!って出だしから始まって即座に絶望展開に叩き落とされる流れが面白かった(笑
個人的にここは号泣シーン来て欲しい、と思った公園での一幕で来ずにやや肩透かし・・・と思ったら
その後幼馴染(女)の一室できっちり号泣シーンが来たのに感心しました
むしろ昔からの馴染みに優しくされて・・・って流れの方がドラマチックだと思うしね
普段が突き抜けて明るい分絶望展開にさらされる序盤は読み応えたっぷりでした。

それにしても元メンバーも薄情なやっちゃな(笑
一人だけ切り捨て~っていうのはなんだか生々しさもありますけど(汗)
でもまあメンバーも慈善事業でやってる訳じゃないんでその点ではシビアな決断なのか
このメンバーたちのその後なんかも描かれるといいな~、とか思いつつ
まずはアイドルとロックの融合というテーマを楽しませてもらいましょうか。
タイトルがズバリ、ですもんね。

主人公の一乃も中々可愛いです
アキバ文化に引くシーンが素直に面白かった(笑
最近は割とアイドルものに対する苦手意識も薄れて来たのでこの漫画も素直に楽しめそうだ。
何より挫折から始まる~って流れが好き。



◆パト☆ラッシュ~移動交番車・桃園ハナ巡査の日常~/根本ノンジ・磯本つよし(新)

ハ、ハナちゃんがむっちゃ可愛いんですが・・・!
こりゃまた良い主人公キャラ持ってきたなあ
しかも、天真爛漫、無邪気系でグラマーっていうのが正に自分のツボでしてね
いつかお色気カット来てほ(略

いやしかし、ハナはかなりおっぱいがデカいんですが
でも絵柄自体の印象は至極素朴でいやらしさを感じさせないんです
他紙ですが絵柄と主人公で「麻酔科医ハナ」を思い出しました(笑
昔っからの商店街の様子とか街の人々の温かさとか正にハートフルそのものなお話も好みです
ハナちゃんの明るい表情やハンバーガーを美味しそうに食べてる表情などツボにハマるカットも多し
移動パトカーの文字がちょくちょく変わる漫画的演出も含めて読んでて楽しい作品でした
主要キャラの一人のおっさんが女好きキャラなのも面白かった(笑)。

にしても本当に自分好みの絵柄。
なんだかちょっと懐かしいテイストも含めて今読んでて楽しい漫画ですね。
恋愛要素あるのかな、とかサービスショット描くかな、とか色々気になってます。




◆エゴコロトイロ

相変わらず麦が可愛い・・・けど
スレンダー代表もみじさんも流石の可愛さでした
後半の局部押し付けはそっちのがヤバいだろう、って思いつつ(笑
新装刊を意識して半分くらいは説明に終始していた印象の回でした
そんな中でも茜の掘り下げをちゃんとやったり「それまで」の読者に対する配慮も中々ですね
次回からは子供をきっかけに(ていうか店長さん子持ちだったのか)ちょっといざこざが起きそうな予感
久々に透が男を見せられるか・・・に期待ですね

麦のあきれっぷりも面白かった(笑 透と彼はライバル関係になるのかな?



◆しあわせゴハン(新)

もう連載にしちゃえばいいじゃん、って思ってたのでようやくといった感じ
ショートページだから場所も取らないし巻末配置なのも最後に温かく読み終えられてベターですね
この漫画は料理が本当に美味そうに見えるのととても楽しそうに食べるのが実にイイですね
「パト☆ラッシュ」といい一昔前の日常風景が楽しめるのはちょっとありがたい。





















という訳で新装刊を記念してざっと感想
ともぞさん、そして竹田エリさんの作品も好きだったのでいつか復帰されると嬉しい
そして次号から「地獄先生ぬ~べ~」の続編が始まるぞー!確実に「ぬ~べ~」世代なので
また一つ読む物が増えて良かったです。個人的に「エゴコロ」目当てで一年前から購入してますが
気が付けば結構自分に似合ってる雑誌なのでは・・・とか思えてきました。
ヒットガールも短期で帰って来るようだし楽しみだ。
良い雑誌だと思います。




月刊COMICリュウ 2014年5月号 感想(夢☆恋‐ドリコイ‐ 8話ほか)

2014-03-27 23:21:13 | æ¼«ç”»ï¼ˆé›‘誌感想)

















今回初めて購入。
知識浅いけど、取り敢えず色々読んで行こうと思う。
あとふみふみこの短編集「女の穴」も同時期に買って読みました。面白かった。













◆モンスター娘のいる日常

冒頭から束縛プレイとかレベル高いっすね~(笑
思ってた以上に大胆なサービスカットが多くて中々楽しめた
今月初めてリュウ買ってみて読んで思ったのは所謂「人外もの」が多いと言うこと
今月はこの漫画が表紙巻頭だったのでその意味でも印象的には強いですね

そして、意外と「人外でも可愛いな」って思いました(笑
生首に対していいな、って思えるのもちょっと変かもしれませんけど
でもただ造詣が奇抜なだけじゃなくいじり方も割と凝ってる印象なので余計に楽しいし可愛いし
大言壮語を吐く新キャラでしたがその分素の時の反応がギャップ的に良い感じでしたね
蜘蛛女は最初「えっ」と思いつつスライム娘に弱い~って描写で「アリかな」と思えました
巻頭から凄い漫画ですね・・・色々と。



◆ヒトミ先生の保健室

したら、今度は単眼かよ・・・っていう
この漫画の存在は話題になってたので知ってましたが
流石に単眼はないわあ、と思いつつ初めて読んだら普通に面白かった
っていうか、単眼、悪くないかも(笑

なんでしょうね、単眼が売りっていうよりは
もっと真面目な教育エピソードというか
そこ「だけ」を売りにしてない感触が中々良い漫画だと思います
擬音だったりコマ割もオリジナリティがあってとっても漫画らしくて良かった
そしてモジャ公が何気に可愛い(笑 それまで朗らかだったのに急に激昂する見開きで爆笑しました。

あとカラーページの「めめめっ?」って擬音は天才レベル。



◆セントールの悩み

また人外きたー(笑
でもこれは割と日常要素が強く住み分けは出来てますね
RPGのベタ部分にツッコミを入れつつ、最後には心地良いサービス展開で終わるという
バランス良くお話が展開されてて読みやすかったです そしてこっちでもスライム展開が(笑)。
2本立てでしたが前半と後半でテイストが全然違うのにビックリした。真面目系とネタ系っていうか。



◆あせびと空世界の冒険者

また人外が(略
でもこの子は機械だね
お互いがお互いの為に尽くす描写が王道っぽくて良かったです
これは純粋なファンタジーであると同時に少しラブコメの匂いも感じられるのが好き
最後には早くも新キャラ登場でそれによる盛り上がりにも期待してます。
早くも夫婦みたいな二人の距離感が心地良い。



◆ぼくらのへんたい

う~んこれは相当好きなタイプの漫画ですね(笑
適度にシリアスで、ちょっと暗くて、でも可愛さもある・・・っていう
取り敢えずあかね?って子がいちいち反応が面白くて素朴でとても可愛らしかったです
タムリンの女装っぷりも原型からすると見事だなあ、とか思いつつ
色々な意味で先が気になる漫画ですね
単行本も購入しよう。

冒頭のファミレスのちょっと物憂げなやりとりがツボでした。



◆シュガーウォール

これまた相当不穏な漫画だなあ・・・でも個人的にかなり好きなテイストです
「ぼくらのへんたい」「シュガーウォール」、そして「夢☆恋」が購入のきっかけに相成りました
かなりドロドロしてるけど、でもスッと沁み込むような情感もあって第一印象は良かったです
こういう際どい描写がある恋愛もの?が自分は好きなのかもしれない
これもちょっと気になるので単行本チェックしようと思う。陰鬱な雰囲気が良い。



◆第七女子会彷徨

日常+ファンタジーって感じでフリーダムで面白かった
こういう「漫画っぽい漫画」がリュウは多くて楽しいですね
最後のオチも軽くホラー入っててそういう毒性分もまた心地良かった
こういう自由な発想が読める漫画ってあんまりないかも。



◆夢☆恋

夢女子漫画きたー!(笑
所謂「腐女子漫画」は多々あれどドリ系漫画は本当珍しいんで凄く新鮮で面白かった
この作者は以前ジャンプの増刊で「メフィーにお願い」っていうラブコメ読切を描いた時から好きでした
あれはお色気ラブコメでしたが、これは夢女子漫画っていう(笑 方向性が間逆過ぎですね
でもこれはこれで素直にじゃんじゃん笑えて面白かったです
これをきっかけにドリ系漫画が増えても良いと思えたくらいには。

漫画のキャラとナチュラルに会話する痛さもさることながら
腐女子に対する嫌悪の感情が剥き出しなのが非常に笑えて来ます
扉絵なんか血涙出すほどですからね(笑
でもなんか、そうやって漫画のキャラに夢中になったり他人の言葉をいちいち気にしたり
そういう気持ちは分かる部分もあるのでそういった意味でも面白く感じられるんでしょうね
他人事だけど、完全に他人事でもないというか。この漫画は是非応援したいです
リュウでもアンケート出しますが取り敢えずはこの作品をイチオシで!


でも「メフィー」よりも生き生きしてるなあ、というか
ぶっちゃけこっちがこの作者さんの本来の姿なのでは・・・って思います
だって夢女子の行動がやけにリアルに感じるというか、冒頭からして凄いですもん
漫画のキャラと妄想でのろけたり、「神(作者)に愛されてるよね」とか本当に言いそう
そしてオタク仲間が腐女子(別属)だと分かると否や急激にキレ出すあたりもそれっぽい
私自身ドリ系に関して詳しい訳じゃないんですが、
そんな人間にも何となく「ああ」って感じれる生々しさが実に素晴らしいですね
自分の事を差し置いて「原作にないこというのやめて」とかキレ気味に突っ掛かるシーンで爆笑しました
まあ「ホモじゃない」っていうのも正論と言えば正論なんですけどね
でもそれ以上にネクラちゃんのが幾分狂っちゃってるという(笑

なんかこういう女子漫画見ると高校の同級生にこういう子がいたなあ・・・と
少し懐かしい気分にもなってしまいます
だから好きなのかも
ちょっと前の時代に戻れるようで。
最終的なオチの付け方も良い具合に納得出来て良かった
「同じものを好きな事は事実」、要するに楽しみ方が違うだけ、って話ですよね
ネクラちゃんも気持ち悪いけど可愛い~ってキャラが上手く出ててとても面白かったです
サバサバしつつも実はディープオタクなまりちゃんのキャラも好きです
来月にはいよいよ単行本も出るので楽しみですね

でもあれだ、ここまで夢中になれるっつーのも心が豊かな証しだと思う。うん。



◆夏の魚(読切)

最後もまた人外・・・といっても魚ベースの上に幽霊でした
でも「どう生きるかを気にするなんて人間はヒマだなあ」ってセリフは深い。
雰囲気も割と好みだった。夏の匂いが紙面から伝わって来る感覚。


















初購入の割にはかなり楽しめたので感想を書きました
この雑誌は毎月色んな漫画が表紙を飾るのがまず好きでした
個人的には看板とか柱とか○強とか実はあんまり好きじゃないんです
それよりも色々な漫画が雑誌の中で存在感ある方が好きです

そして、結構長期連載が多いのもまた評価ポイントです
最近前にも増して打ち切り云々にウンザリしてたので数年越えの連載が多いのはイイです
ゆっくりと、じっくりと楽しんで読んで行けそうで中々楽しみです
ニッチかつ可愛い作品が多いのも個人的に好みかな

何より、載ってる漫画が真っ当に面白い作品が多い。これからちょっと注目していく(予定)。





ペーパーブレイバー43話ほか(週刊少年チャンピオン 2014年16号)

2014-03-20 19:13:09 | æ¼«ç”»ï¼ˆé›‘誌感想)














先週のアレで喪失感が半端ない。読んでると悲しくなる。










◆ペーパーブレイバー

で、アレが終わった今の週チャンでこの漫画が今は一番な訳ですが
この漫画も展開的に先がなさそうで不安だなあ
でも勇人の抱えてるコンプレックスが逐一クローズアップされてる今の展開は読んでて面白いですけどね
いずれ彼の中の「何か」が目覚めそうでその意味じゃ少年漫画的にワクワクしてきます
しかしその展開ってもしかしなくてもクライマックスなんじゃ・・・という二律背反の想いが(笑

そして、ここに来て仲間たちと一緒に戦う展開はこれはこれで熱い!
勇人の掘り下げを含めて今後の展開に期待しております。









カツ丼食おうと思ったらカツがなかった
ショートケーキ食おうと思ったらいちごが乗ってなかった・・・
心境としてはそんな感じですかね。ここまで辛い気分になるのも久々です。

そういえば先週の鈍速毎日さんの読切良かったな。意味理解するのに時間掛ったけど(笑



3LDKの花子さん 第40話(最終話)「花子さんがいればきっと大丈夫」 感想

2014-03-13 18:40:07 | æ¼«ç”»ï¼ˆé›‘誌感想)

















コンビニで傷心状態。

















毎週掲載順を確認してから購入してたんですけど
後ろから2番目かあ、なんて思いつつ最後のページを観たら「次回作にご期待下さい」って・・・。
コンビニの中で思わず傷心状態になってレジで会計する時も動揺を隠すのに必死だった
目の前が真っ白になる感覚、こんなにショックなのはいつぶりだろうか?
ジャンプで応援してもダメ、
チャンピオンで応援してもダメ
はっきりと敗戦続きでなんかもう辛いですね
でも、やっぱり今のチャンピオンだとこの漫画を読むのが個人的には一番楽しみだったし
キャラクターもめちゃくちゃ気に入ってたんですけどね こんなに可愛い子久々だった花子さん
お調子もののこっくりさんに残念美人の詩ちゃん 変態の愛神にダメダメだけど憎めない信や大久保さん
正直最初からハマってた訳じゃないんだけど(感想も途中からだったしね)
でも確かに木曜の一番の楽しみが自分はこれでした
もうこの漫画を応援出来なくなる、そして花子さんに会えなくなると思うとただただ残念です
基本的には安定してたと思うんだけど、時々ケンカ話や過去話など大きく琴線を揺さぶる話が来るのが好きでした
そして先日の100%の出来だと思えた銭湯回・・・
まあ位置的に言えば最下位は結構取りましたし
かと言って単行本が好調!って訳でもなかったので
というか先日切られた777と同程度って時点である程度覚悟はしてたんですけどね
でも最終回予告を必ず行うチャンピオンで予告なしカットだったので余計にショックが強かったです
ジャンプですら時々「クライマックス」って煽りを入れるくらいなのに・・・心の準備出来てねえっつーの。

ぶっちゃけ絵の上手さ、読みやすさならピカ一だと(私は)思ってただけに
これはキツいですわ
まあこの雑誌も基本的にはベテラン・長期連載優遇ですから
スタートダッシュが抜群でなかった時点で命運は決まってたのかもしれません
それでも結局話数的に3巻が出る可能性は限りなく低い訳で・・・
あれか、数話カットして2巻の最後を過去話にしてたのはその為だったんですかね
少しマイナー気味なチャンピオンの、それも1年持たなかった連載漫画って時点で地位は低いと思いますが
それでも私はこの漫画が大好きでした。ずっと花子さんの様子を見守っていたかったけれど
まあ客観的に考えれば位置・売上的にはしょうがない部分もありますから
受け入れるしかないんですけど
ただまあ哲弘さん的には恐らくこれでアウトなんでしょうね
でも今回ので本当にキャラも話も洗練された印象を持てたので
これから先の活躍に期待をしていたいですね 今はもうそれしかないです
そしていつか完全版的なものを出して頂ければもう何も言う事はないですね
ありがとうございました。


扉絵は初めて?ゲームをしている花子さん
やっぱり可愛いなあ・・・と感じつつ
もったいないなあ、とも思いつつ(笑
性格も変にスレた部分がなくてそこもいいんだよね
プレゼントをもらって素直に喜べる純真無垢な心が素晴らしい
何が素晴らしいって「プレゼントしてくれた」事を一番喜んでくれてる訳で
それって今一番大人が忘れかけてる事なんじゃ?とも思うんですよね
この「浄化される感覚」が最大の個性でした
もっと泣ける系の良い話読みたかったなあ・・・
本当に悔しくて仕方がない
けど、いくらアンケートだして単行本複数購入してお手紙出しても負ける時は負ける
それを改めて思い知れた気はします なぜそこまで?と自分でも思いつつ
好きなもんは好き、としか結局は答えられる答えはない
よく「○○は天使」という形容を見ますが花子さんほどその形容が似合うキャラも中々いないと思う
ここまで献身的な女性キャラクターは数年に一度出会えるか出会えないかのレベルです
信や他人の為に一生懸命頑張って想って、他人の幸せを純粋に喜べる彼女が大好きだった
ファンとしてそんな花子さんをスターダムに押し上げられなかった事が悔しいし力不足でした
作画も回を増す毎に磨かれていってたので余計に口惜しいですね
表情の豊かさや時折見せる毒など
どこを切っても素敵な主人公だったと思います
結局最後まで信と恋仲にはならなかったなあ・・・
それはまあ大久保さんの役目って事ですかね 最後の最後においしい部分持っていったな彼女(笑)。

でも「信を幸せにする」っていうのが花子さんの役割やしたかった事ならば
最後に最高のファインプレーを出来たという話にも見えますね
実質告白みたいなもんですからね
その意味じゃ、まあ完結と言えば完結なのかもしれない
信も彼なりに3倍返し頑張ったと思うしね・・・最後の花子さんの笑顔が素直に眩しかったです
色々と思うところもありますが取り敢えず約1年間お疲れ様&ありがとうございました。私は大好きでした。
















「面白い漫画」は溢れているけれど
「面白い漫画」と「好きになる漫画」は明確に違います
だからこそ後者を大切にしたかった訳で・・・
花子さんに関しては過去話で今年初めて泣いてしまったという思い入れもあるし
ストーリー的にも見所があって好きな上に感じるものも個人的には多かった漫画でした。
3巻はチャンピオンだからどうせ出ないだろうけど一応キリの良い部分で単行本は〆られてるので
その意味じゃ単行本的にも私個人的な裁量で最後に推しておきます。
今現在のアイドル事情に冷静な突っ込みを入れてたり毒的な部分でも面白かったんだけどな。

なんか本当にショックだし、落ち込むし、寂しいですわ。
世間がどう思うかは関係なく、それが自分の本音です。はあ。