超進化アンチテーゼ

あなたが選んだ道ならば。





今週はちょっとホロリと来てしまった。
少しだけ泪が・・・。
というのも実は女将さんも緒花も皐月さんの事別に嫌ってないんですよね。
どうしても納得行かない部分はあるんだけど
でも今回の話観てれば
どれだけ彼女の事を見つめてきて、考えてきて、想って来たのが
その変遷が分かるじゃないですか。
本当は旅館を継いで欲しかったスイさんに
女としてではなく母親として自分を見て貰いたかった緒花。
だから本来ならば、もっと怒ったり何か言ってもいい筈なんだけれど
でもお客・・・って事以上に
本当は心のどっかで許したい気持ちもあるんでしょうね。
誰もが強く逞しく生きれる訳じゃない。
子は親の望むとおりになんかなれないし、その逆も然り。
それでも、少しでも分かり合いたい、どこかで通じあっていたい。

そんな親と子と孫の気持ちが色々と噴出していて、たまらなく心にキてしまった1話なのでした。


緒花は自分に自信を失くして
ある種の自己嫌悪もあってこういう状態になってる訳なんですけど
その実彼女が選んだのは
今選びたかったのは
女将さんの、スイさんの意志を継ぐこと。これが最優先になってしまっているんですね。
だから、日常よりも仕事を選んだ。
それが彼女の選択だった。
そう思ったのならば、個人的にそれに対して文句も言いたい事も一切ない
例えその選択が誰かを傷つけたとしても
それが緒花の選んだ道ならば
あなたの選んだ道ならば。
次週のタイトルにもなってますけど、これが私の生きる道なんでしょうね。
今回は渾身の接客で皐月さんの評価を改めさせる事が出来た緒花。
そんな彼女の生き様をこれからも見せてもらおうじゃないか。
その先を見守らせてもらおうじゃないか。
今はそんな気分です。

物語の最初にスイさんがあんなに厳しくしたのも、皐月さんに託した夢を
緒花に見てしまっているのかもしれないですね。
例えそうだとしても
いつかお互いがお互いを認め合える日がくればいいな。
そう思ったお話でもありました。





なんか毎週観る度に深みが増していって凄いと言わざるを得ないなあ。
はっきりと言葉にせずとも、仕草だけで伝わってくる思いってのは実に素敵ですよね。
なんか縁さんですら擁護したくなってきたよ（笑）。
結局誰も悪くない
誰かを悪役にしない、って話運びもまた好きです。