夕暮菜日記

私的日記、教育、社会、音楽、等々について

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を観た。

2011å¹´06月17æ—¥ 02時30分49秒 | æ—¥è¨˜
「六ヶ所村ラプソディー」など、原子力発電に関する問題を地道に追っているドキュメンタリー映画監督鎌仲ひとみの作品。
本作では、瀬戸内海に建設されようとしている上関原発、それに反対する祝島の住民を追っている。
(祝島のことに関しては、当ブログでも以前ココ、ココ、ココで取り上げた。)
そして今日(すでに昨日になってしまったけど)は、鎌仲監督、原発批判でブログ炎上アイドル藤波心、一青窈のトークショー付きなので、他にやらなければならないことを延期して、渋谷まで出かけてきた。

必見間違い無しの映画なので、内容には触れない。
簡単な感想のみ。

中部電力の職員と役人、と、祝島で農業や漁業に携わる人の対比が、あまりに鮮やか。
電力会社の人間は、第一次産業に従事する者を意識せずに見下し、土には触れずオフィスで働く事が高級な事という価値観を引きずり、上司の言うことを島民に伝達するだけのマシーンになっているので、まるでその人間性・個性が感じられない。
島民に説明する役人も、真面目な人だとは思うが、人としての魅力がまるで感じられず、生気がない。
彼らは、自分を生きていないのだ。
それに対し、祝島島民の活き活きしていること!
スウェーデンで自然エネルギー導入している人たちの、カッコイイこと!

原子力発電を止めて、再生可能自然エネルギーに舵を切ることは、とてもカッコイイことなのだ、ということをあらためて認識。

カッコイイ方を選ぼう!

冒頭の写真は上映後のトークショー。
左から、一青窈、藤波心、鎌仲ひとみ監督。
中学三年生藤波心がしきりに言っていた「周囲の人たちの無関心」が気になった。
しかししかし、こんな中学生がいるということが、本当に嬉しい。
日本も、まだまだ捨てたものではない。


六ヶ所村ラプソディー [DVD]
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店


今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット)
飯田 哲也,鎌仲 ひとみ
岩波書店

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