◆私はいま、「なぜ鳩山由紀夫は世界から好感されているのか―『友愛コード』の秘密」というテーマで、鳩山由紀夫政権の本質を解明しようと思っているところである。
民主党の鳩山由紀夫首相が、政治理念として掲げている不思議な言葉「友愛」は、一体何を意味しているのか。この「友愛」というキーワードを解明しなければ、鳩山首相が目指している「友愛革命」の歴史的意義は、理解できない。そこで「友愛」についてのコメントが入っていたので、私なりの所感を披露しておく。
国連での一般演説で、鳩山首相は、日本語ではなく、英語で演説し、要所要所で拍手された。英語で演説したのは、「友愛精神」を英語でしゃべる必要があったからでしょう。「フラタナティ」という言葉は、だれに、あるいは、どんな勢力に向かって発信されたのか。それは、「フラタナティ」のルーツ、言うなれば、「暗号」の意味を知れば明らかである。米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、さらに中国、台湾など世界の指導層は、この「フラタナティ」を素直に受信し、好感したのである。
第二次世界大戦に勝利した勢力も、日本やドイツ、イタリアといった敗戦国の指導者は、この言葉の意味をよく承知している。負け組の日本は、戦後、完全に軍門に下り、まったく抵抗力を失い、柔怪されてしまっている。
その代表者が鳩山一郎首相であり、鳩山由紀夫首相が、その孫であることを本人から、しかも「フラタナティ」という暗号を発信されたからこそ好感が持たれたのである。いまや日本外務省も小沢一郎幹事長も、この恐るべき言葉を全世界に向かって発信した鳩山首相をないがしろにすることはできない。日本国民は世界の指導者たちが、「友愛コード」を好感していることを軽視してはならないのである。
◆ところで、この「友愛」というキーワードの謎をズバリ解き明かしてくれるカギとなる「研究レポート」がある。それは、日本が大東亜戦争・太平洋戦争に突入する直前の昭和16年(1941)7月15日、当時の陸軍中将・四王天延孝(ハルピン特務機関長)が書き残していた「研究レポート」(「猶太思想及運動」)である。
四王天中将は、この「研究レポート」のなかで「秘密結社フリーメーソンリー」の歴史的足跡、「フリーメーソンの目的」「フリーメーソンの諸相」などを紹介し、「世界共和国建設を目標とする秘密結社である」と喝破するとともに、「秘密友愛」の意味を解説している。 四王天中将は明治32年(1988)、埼玉県で生まれ、陸軍士官学校卒、陸軍大学校卒、国連陸軍代表、関東都督府陸軍参謀、関東軍司令部付などを経て、シベリア出兵の際、浦塩派遣軍付として出兵、後にハルピンの特務機関長として情報収集に当たった。戦後は、衆議院議員となり、大日本回教協会会長、ユダヤ問題の研究家として有名だった。
また、四王天中将は日本が天皇制の下で日本人が「フリーメーソン」といかに付き合えばよいかを思索し、フリーメーソンの「選民思想」を批判していた。
しかし、ドイツのヒトラーのような「ホロコースト」を招くような「人種差別」や「排他的方法」を否定し、むしろ、「まつろはしむ」という平和的観念に立ち、「ユダヤ民族」にとって「安住の地となる祖国」を与えて融和していく道を提示している。この点は、ヒトラーと決定的に違うところである。
◆敗戦国民である私たちは、とかく偏見的な目で見勝ちな「フリーメーソン」について、正しい認識と理解を深めつつ、欧州が第二次世界大戦後、オーストリーのクーデンホフ・カレルギー伯爵が提唱した「汎ヨーロッパ主義」を思想的基盤にして、現実に「EU」を実現した過程をたどらなくてはならない。
同時に鳩山一郎元首相が、クーデンホフ・カレルギー伯爵に傾倒し、自ら「秘密結社フリーメーソンリー」に入会して、「友愛青年同盟」を結成して運動を展開、国際的には、日ソ国交正常化を実現した足跡、その延長線上で、孫の鳩山由紀夫首相が推進に乗り出している「友愛革命」と「東アジア共同体」建設の成否について、今後明らかにしていく必要がある。
◆ちなみに、「友愛」を国際運動に掲げた勢力は、「秘密友愛」(シークレット・フラタニティ)を標榜していたのだが、第二次世界大戦後は、勝者となったが故に、運動を公然化、顕在化しており、鳩山由紀夫首相も堂々と「友愛」を闡明することができるようになったとも言える。
ただし、フランス革命時の革命派のなかでとくに過激派であったジャコバン党のロベスピエールが、あまりにも「清廉潔白」を守りすぎて、王党派を虐殺し、元は仲間であった左派エベール派、右翼ダントン派を断頭台で処刑し、あげくの果てに自らもテルミドールのクーデタで断頭台の露に消えたように、鳩山由紀夫首相、小沢一郎幹事長が「独裁政治」を行うような事態になったら、最悪である。民主党に社会主義者や赤軍派の残党が紛れ込込んでいる実態を見れば、単なる杞憂とは言えない。いずれにしても、日本は、多少いい加減でも、自由と民主主義という柔軟な社会を壊してはならない。そのためにも、鳩山政権が独裁政治に陥らないように、監視を怠ってはならないのである。
板垣英憲マスコミ事務所
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民主党の鳩山由紀夫首相が、政治理念として掲げている不思議な言葉「友愛」は、一体何を意味しているのか。この「友愛」というキーワードを解明しなければ、鳩山首相が目指している「友愛革命」の歴史的意義は、理解できない。そこで「友愛」についてのコメントが入っていたので、私なりの所感を披露しておく。
国連での一般演説で、鳩山首相は、日本語ではなく、英語で演説し、要所要所で拍手された。英語で演説したのは、「友愛精神」を英語でしゃべる必要があったからでしょう。「フラタナティ」という言葉は、だれに、あるいは、どんな勢力に向かって発信されたのか。それは、「フラタナティ」のルーツ、言うなれば、「暗号」の意味を知れば明らかである。米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、さらに中国、台湾など世界の指導層は、この「フラタナティ」を素直に受信し、好感したのである。
第二次世界大戦に勝利した勢力も、日本やドイツ、イタリアといった敗戦国の指導者は、この言葉の意味をよく承知している。負け組の日本は、戦後、完全に軍門に下り、まったく抵抗力を失い、柔怪されてしまっている。
その代表者が鳩山一郎首相であり、鳩山由紀夫首相が、その孫であることを本人から、しかも「フラタナティ」という暗号を発信されたからこそ好感が持たれたのである。いまや日本外務省も小沢一郎幹事長も、この恐るべき言葉を全世界に向かって発信した鳩山首相をないがしろにすることはできない。日本国民は世界の指導者たちが、「友愛コード」を好感していることを軽視してはならないのである。
◆ところで、この「友愛」というキーワードの謎をズバリ解き明かしてくれるカギとなる「研究レポート」がある。それは、日本が大東亜戦争・太平洋戦争に突入する直前の昭和16年(1941)7月15日、当時の陸軍中将・四王天延孝(ハルピン特務機関長)が書き残していた「研究レポート」(「猶太思想及運動」)である。
四王天中将は、この「研究レポート」のなかで「秘密結社フリーメーソンリー」の歴史的足跡、「フリーメーソンの目的」「フリーメーソンの諸相」などを紹介し、「世界共和国建設を目標とする秘密結社である」と喝破するとともに、「秘密友愛」の意味を解説している。 四王天中将は明治32年(1988)、埼玉県で生まれ、陸軍士官学校卒、陸軍大学校卒、国連陸軍代表、関東都督府陸軍参謀、関東軍司令部付などを経て、シベリア出兵の際、浦塩派遣軍付として出兵、後にハルピンの特務機関長として情報収集に当たった。戦後は、衆議院議員となり、大日本回教協会会長、ユダヤ問題の研究家として有名だった。
また、四王天中将は日本が天皇制の下で日本人が「フリーメーソン」といかに付き合えばよいかを思索し、フリーメーソンの「選民思想」を批判していた。
しかし、ドイツのヒトラーのような「ホロコースト」を招くような「人種差別」や「排他的方法」を否定し、むしろ、「まつろはしむ」という平和的観念に立ち、「ユダヤ民族」にとって「安住の地となる祖国」を与えて融和していく道を提示している。この点は、ヒトラーと決定的に違うところである。
◆敗戦国民である私たちは、とかく偏見的な目で見勝ちな「フリーメーソン」について、正しい認識と理解を深めつつ、欧州が第二次世界大戦後、オーストリーのクーデンホフ・カレルギー伯爵が提唱した「汎ヨーロッパ主義」を思想的基盤にして、現実に「EU」を実現した過程をたどらなくてはならない。
同時に鳩山一郎元首相が、クーデンホフ・カレルギー伯爵に傾倒し、自ら「秘密結社フリーメーソンリー」に入会して、「友愛青年同盟」を結成して運動を展開、国際的には、日ソ国交正常化を実現した足跡、その延長線上で、孫の鳩山由紀夫首相が推進に乗り出している「友愛革命」と「東アジア共同体」建設の成否について、今後明らかにしていく必要がある。
◆ちなみに、「友愛」を国際運動に掲げた勢力は、「秘密友愛」(シークレット・フラタニティ)を標榜していたのだが、第二次世界大戦後は、勝者となったが故に、運動を公然化、顕在化しており、鳩山由紀夫首相も堂々と「友愛」を闡明することができるようになったとも言える。
ただし、フランス革命時の革命派のなかでとくに過激派であったジャコバン党のロベスピエールが、あまりにも「清廉潔白」を守りすぎて、王党派を虐殺し、元は仲間であった左派エベール派、右翼ダントン派を断頭台で処刑し、あげくの果てに自らもテルミドールのクーデタで断頭台の露に消えたように、鳩山由紀夫首相、小沢一郎幹事長が「独裁政治」を行うような事態になったら、最悪である。民主党に社会主義者や赤軍派の残党が紛れ込込んでいる実態を見れば、単なる杞憂とは言えない。いずれにしても、日本は、多少いい加減でも、自由と民主主義という柔軟な社会を壊してはならない。そのためにも、鳩山政権が独裁政治に陥らないように、監視を怠ってはならないのである。
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