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【太陽光発電設備の災害廃棄物】 環境省が事務連絡 【土壌汚染する含有物質が流出する恐れ】

2016-05-19 | ç½å®³å»ƒæ£„物

  

平成 28 年熊本地震により被災した太陽光発電設備の保管等について  より

事 務 連 絡

平成 28 年 5 月 16 日
都道府県・政令市
廃棄物主管部(局)御中


環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部
廃棄物対策課

平成 28 年熊本地震により被災した太陽光発電設備の保管等について


今般、平成 28 年熊本地震により、熊本県、大分県を中心に甚大な被害が生じており、これに伴い、膨大な量の災害廃棄物が発生している。この災害廃棄物の中には、破損した太陽光発電設備が含まれている。太陽光発電設備の太陽電池モジュールは大部分がガラスで構成され、モジュールが破損していても光があたれば発電することから、取扱いに注意し、安全性に配慮する必要がある。このため、地震により破損した太陽光発電設備の保管及び処理の留意事項について下記のとおり取りまとめたので、本通知に従って保管及び処理を実施されたい。
なお、環境省にて、太陽光発電設備の保管及び処理の留意事項を含む、既存の法制度や留意事項といった基本的な事項を整理した「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第一版)」を取りまとめ公表しており、本ガイドラインも参考にしていただきたい。

記

1.所有者等が私有地内等で保管する際の留意事項

(1)感電の防止

太陽電池モジュールは光が当たると発電する。また、太陽光発電設備のパワーコンディショナーや、太陽電池モジュールと電線との接続部は、水没・浸水している時に接近又は接触すると感電する恐れがある。そのため、感電を防止するよう十分に注意する必要がある。感電防止のためには、太陽電池モジュールの表面を下にするか、又は表面を段ボール、ブルーシート、遮光用シート等で覆い、発電しないようにすること。また、複数の太陽電池モジュールがケーブルで繋がっている場合、ケーブルのコネクタを抜き、ビニールテープなどを巻くこと。その際、乾いた軍手、ゴム手袋、ゴム長靴を着用し、絶縁処理
された工具を使用すること。モジュール周辺の地面が湿っている場合や、太陽電池発電設備のケーブルが切れている等、感電の可能性がある場合は、不用意に近づかず、電気工事士やメーカー等の専門家の指示を受けること。また、降雨・降雪時には極力作業を行わない等の対策によりリスクを低減させることが望ましい。

(2)破損等による怪我の防止

太陽光モジュールは大部分がガラスで構成されており、撤去作業等における破損による怪我を防止するよう十分に注意する必要がある。破損に備えて保護帽、厚手の手袋(革製等)、保護メガネ、作業着等を着用する等によりリスクを低減させることが望ましい。

(3)水濡れ防止

ガラスが破損した太陽電池モジュールは雨水などの水濡れによって含有物質が流出する恐れや感電の危険性が高まる恐れがあるため、ブルーシートで覆う等の水濡れ防止策をとることが望ましい。

(4)立入の防止

太陽電池モジュールによる感電、怪我を防止するため、みだりに人が触るのを防ぐための囲いを設け、貼り紙等で注意を促すことが望ましい。

2.運搬する際の留意事項

(1)感電の防止

積み込みや運搬時等の感電防止のためには、荷台における太陽電池モジュールの表面を下にするか、又は表面を段ボール、ブルーシート、遮光用シート等で覆い、発電しないようにすること。また、複数の太陽電池モジュールがケーブルで繋がっている場合、ケーブルのコネクタを抜き、ビニールテープなどを巻くこと。その際、乾いた軍手、ゴム手袋、ゴム長靴を着用し、絶縁処理された工具を使用すること。モジュール周辺の地面が湿っている場合やケーブルが切れている等、感電の可能性がある状態のものを見つけた場合は、不用意に近づかず、電気工事士やメーカー等の専門家の指示を受けること。
また、降雨・降雪時には極力作業を行わない等の対策によりリスクを低減させることが望ましい。

(2)破損等による怪我の防止
積み込みや運搬時等における破損による怪我を防止するよう十分に注意する必要がある。破損に備えて保護帽、厚手の手袋(革製等)、保護メガネ、作業着等を着用する等によりリスクを低減させることが望ましい。

(3)水濡れ防止

ガラスが破損した太陽電池モジュールは雨水などの水濡れによって含有物質の流出する恐れや感電の危険性が高まる恐れがあるため、荷台をブルーシートで覆う、屋根付きトラックによる運送等の水濡れ防止策をとることが望ましい。
なお地震により破損した太陽光発電設備は廃棄物処理法に基づき運搬する必要がある。

3.仮置場で保管する際の留意事項

(1)分別保管

感電等の危険性があることや、重金属が含まれていること、アルミフレーム等の有用資源が含まれていること等から、仮置場を管理している自治体の指示に従い、可能な限り分別保管すること。その際、太陽電池モジュールによる感電、怪我を防止するため、みだりに人が触るのを防ぐための囲いを設け、貼り紙等で注意を促すことが望ましい。

(2)感電の防止

太陽電池モジュールは光が当たると発電する。また、太陽光発電設備のパワーコンディショナーや、太陽電池モジュールと電線との接続部は、水没・浸水している時に接近又は接触すると感電する恐れがある。そのため、感電を防止するよう十分に注意する必要がある。
感電防止のためには、太陽電池モジュールの表面を下にするか、又は表面を段ボール、ブルーシート、遮光用シート等で覆い、発電しないようにすること。また、複数の太陽電池モジュールがケーブルで繋がっている場合、ケーブルのコネクタを抜き、ビニールテープなどを巻くこと。その際、乾いた軍手、ゴム手袋、ゴム長靴を着用し、絶縁処理された工具を使用すること。モジュール周辺の地面が湿っている場合やケーブルが切れている等、感電の可能性がある状態のものを見つけた場合は、不用意に近づかず、電気工事士やメーカー等の専門家の指示を受けること。また、降雨・降雪時には極力作業を行わない等の対策によりリスクを低減させることが望ましい。

(3)破損等による怪我の防止

太陽光モジュールは大部分がガラスで構成されており、破損による怪我を防止するよう十分に注意する必要がある。破損に備えて保護帽、厚手の手袋(革製等)、保護メガネ、作業着等を着用する等によりリスクを低減させることが望ましい。

(4)水濡れ防止

ガラスが破損した太陽電池モジュールは雨水などの水濡れによって含有物質の流出する恐れや感電の危険性が高まる恐れがあるため、ブルーシートで覆う等の水濡れ防止策をとるとともに、土壌等の汚染が生じることがないように環境対策を実施することが望ましい。


<連絡先>
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部
廃棄物対策課 切川
TEL 03-5521-8358(直通)
FAX 03-3593-8263
E-mail [email protected]

 

 ï¼ˆç®¡ç†äººã‚ˆã‚Šï¼‰ã€€ç†Šæœ¬åœ°éœ‡ä¸€ãƒ¶æœˆå¾Œã®5/16に、環境省からソーラーパネルの災害廃棄物についての事務連絡が各県に出されました。

行政庁内での拘束力の強さの序列は、強い順に、「通知」、「事務連絡」、「内翰」となるそうです。

「一定の基準等を示す場合、内簡それ自体に法的な拘束力は一切なく、あくまで技術的な助言・中央省庁の考え方を示すに過ぎない。 しかし、地方自治体が行う裁量の余地がある行政行為に対して実質的な影響力を有しているので、整合性の面からその行政行為を全国的に統一させる方向へ誘導する目的で発出される。 」

とwikiにあります。

こういう事務連絡が出されたということは、いくら再エネ利権者がソーラーパネルが災害時に役に立ったというような誘導をしても、実際にはソーラーの災害廃棄物が相当数出ているという証拠でもあります。

さらに太陽光モジュールの毒性物質が溶出することも環境省はわかっているので、このような注意事項を全国に連絡せざるを得なくなったというわけです。

太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第一版) より

 

このPDF67ページに渡る膨大な環境省のガイドラインは、あくまで「太陽光発電を推進する」という方向性で作られていますので、廃棄物の実態に対し「こんな解釈するのか!!?」と驚くような箇所も随所に見られます。

ソーラーパネルがゴミになった場合、現時点では産業廃棄物として、地域毎の産業廃棄物の処分場(管理型最終処分場・安定型最終処分場)に埋め立てられるという想定を環境省が行っています。

呆れるのは、ソーラーパネルのゴミの最終処分場に占める割合の計算をしていることです。ゴミの総量自体を問題視していないのです。パワコンなどの周辺設備のゴミは10年で出てきます。それも書かれていません。パネルだけではない付帯設備の電子廃棄物がじゃんじゃん出てくることになります。

ゴミを減らすという観点で見ると後退的としか言いようがない。そんな計算はブログに載せる価値はないので載せません。

 

 

 

 

「全国計(寿命 25 年)の排出見込量は、2020 年約 3 千トン、2030 年約 3 万トンとなります。 寿命によって、排出時期は大きく異なることとなります。」とガイドラインの中にあります。

環境省はパネルの寿命を25年としていますが、実際は「定義されていない」と専門家が言っています。もっと早い段階で膨大なゴミが出る可能性があります。災害があれば尚のこと増えるでしょう。

こちらをご覧ください☟

産業技術総合研究所 加藤和彦工学博士 「太陽光パネルの寿命は技術的に定義されていません」

PDF16ページより

 

ソーラーパネル所有者の皆さんは排出者としての責任が義務付けられているのです。新品で買おうが、中古でもらおうが、拾ってこようが同じことです。

オフグリッド信者の中に、「パネルがゴミになったら責任もってテーブルにして使う!」などと言うアホ発言があったようですが、毒性物質で作られたパネルをテーブルにする愚かさを自覚すべきです。

ソーラーパネルを捨てるのに平均で約19万円もかかっています。そんなにかかるのなら捨ててしまえと、不法投棄する人間も出てきそうですね。 

さらに以下のようなことが注釈で付いていました☟

 

 

なんとメガソーラーは、FITで買取価格の中に廃棄費用までかぶせてあったんですね  

再エネ賦課金にメガソーラーのゴミ代まで上乗せするな!ふざけんな!と言いたいです。

ソーラーパネルのゴミについては当ブログではしつこくしつこく言ってきましたが、ようやくネット記事になっています。 

このグラフは環境省のよりわかりやすいですね。環境省のもあげときます。

2030年度以降は一気に増えます。2040年には年間80万トンの電子廃棄物!

今、太陽光発電を推進してる人間は、60代後半~70歳ぐらいが多いでしょうから80万トンのソーラーパネルのゴミが出る頃には、この世にいないかもしれません。

 


太陽光パネルの大量ゴミ問題、2040年度に80万トン!?

週刊ダイヤモンド編集部 2016年5月11日

地震や強風、洪水などの自然災害などで見るも無残に破壊された太陽光パネル。熊本地震では、パネルを取り付けた住宅が倒壊したさまが連日のように報道されている。

 これら使用不能となった太陽光パネルは産業廃棄物として処理されるが、実は2040年度には廃棄される太陽光パネルが膨大な量になるという試算がある。昨年6月に環境省が行ったもので、14年度に年間約2400トンだった廃棄量が、40年度には年間約80万トンに膨れ上がるという(下図参照)。実に10トン積みの大型ダンプカー約8万台分に相当する。

そもそも太陽光発電が急速に普及したのは、11年の福島第1原子力発電所の事故によりエネルギー政策の見直しが行われ、12年に太陽光や風力など再生可能エネルギー普及のための「固定価格買取制度(FIT)」が導入されたことによる。

 導入当初は普及促進のため買い取り価格が高めに設定され、それまで住宅用の小型の太陽光パネルがメーンだったところに、メガソーラーなど産業用の大型の太陽光パネルが一気に製造された。中には投資を目的とした事業者の参入も相次ぎ、まさに“太陽光バブル”といえるありさまだった。

 ところがだ。買取制度には期限が設けられている。住宅用の買取制度は10年間で終了し、産業用は20年間で終わってしまうのだ。

そこに太陽光パネルの寿命が重なるとどうなるか。メーカーによって違いはあるものの、寿命はおおむね20~30年。つまり、太陽光パネルの寿命が終わると同時に投資対象としての魅力もなくなり、太陽光発電から撤退する事業者や投資家が一気に増える可能性が高い。その後は、大量のごみの山が築かれるというわけだ。

ごみ対策は後回し

 住宅用の買取制度は10年で終わるとはいえ、小型だから廃棄物の量はそれほどでもない。問題なのは、産業用の買取制度が終わる20年目、すなわち32年度以降だ。そこで慌てた環境省は今年4月、「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」を発表したが、今は各事業者に処理を委ねているのが現状だ。

 海外大手パネルメーカーも「この数年内には対応したい」と言及するにとどまり、いまだ対策が立てられていないことを暗に示す。

 加えて、太陽光パネルには銀や銅など資源価値の高い金属も含まれるが、パネル表面のガラスは資源としてほぼ無価値。仮にリサイクルしてもガラスを分離する技術が発達しておらず、コストが掛かる。現状では、埋め立て処分の方が安上がりなのが実態だ。

 エコなはずの太陽光発電だが、このままでは不法投棄や埋め立て地の不足など、深刻な環境問題を引き起こしかねない。早急な対策が求められている。

(「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 大根田康介)

 

この記事のグラフはいいのですが、記事内容には納得いかないものがあります。下線部をご覧下さい。

買取制度の期間を長くすればいいというものではありません。さらに、対策(埋め立てやリサイクル)をとれば環境汚染しないということではありません。

太陽光発電という電源自体が環境負荷であるという本質的な問題に斬り込んではいない記事だということです。

 

 

当ブログ関連記事  原発推進派はこういう切り口で書くことはありません☟

 

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日本列島は台風の通り道。自然災害は想定しなければならない国なのに、国中にメガソーラーがある異常事態


 

 

 


富岡町の災害がれき焼却施設から出火。燃えたものは放射能汚染された災害廃棄物  

2016-05-18 | ç½å®³å»ƒæ£„物

富岡の減容化施設でぼや がれきの一部を焼く

福島民友新聞 5月18日(水)10時53分配信

17日午後9時55分ごろ、富岡町、重環オペレーション富岡事業所にある、東日本大震災で発生した災害がれきの容量を減らす減容化施設から出火、がれきの一部を焼いた。

双葉署によると、がれきを燃やす前に石灰などを混ぜる工程中に出火したとみられる。同署と双葉地方消防本部が原因を調べている。 

 

 ï¼ˆç®¡ç†äººã‚ˆã‚Šï¼‰ã€€ãƒ•ã‚¯ã‚¤ãƒã®ã™ãè¿‘く(10km圏内)の富岡町でがれきの焼却施設から出火しています。NHKほかのメディアも報じていません(確認できません)。

なので記録しておきます。

減容化施設というのは焼却施設ですから焼却炉があって煙突があります。

今回は「ぼや」という表現ですが、焼却炉内ではなく燃えた、つまり煙突すら通らず、煙が周辺に垂れ流しになったのでしょう。

ぼやということで小さい扱いになっていますが、燃えたものは放射能汚染された災害廃棄物です。

重環オペレーションは三菱のグループ会社。https://www.mhiec.co.jp/company/contents/group.html 焼却炉も当然三菱製ではないでしょうか。

福島民友新聞の記事の紙面には、この事業所の住所が書いてありますが、ネット記事には住所が書いてありません。

福島県双葉郡富岡町毛萱浜畑 という住所でグーグル検索☟

地図 航空地図を見ると煙突から煙が出ていて周囲にはがれきの溜め場が見えます。

 

2015年9月のストリートビュー   右が焼却施設。左に可燃性の建築廃材などが溜められています。

記事には、がれきの放射能濃度などの記載は一切ありません。

 

 

 


【災害ごみ】熊本市、阿蘇市、益城町、西原村など20市町村は産業廃棄物処理業者に支援を求めた

2016-04-30 | ç½å®³å»ƒæ£„物

 

 

被災地のごみ処理滞る、熊本地震 20市町村は単独対応不能

東京新聞 2016年4月30日 20時14分

地震で壊れた家財道具など災害ごみが熊本県で大量に発生し、処理が滞っている。被災した一部の処理施設は稼働を停止、避難生活や断水の影響で使い捨て容器などの生活ごみも急増しているためだ。30日時点で熊本県の20市町村は災害ごみに単独で対応できないとして、業界団体に応援を要請。全国の自治体も収集車を派遣したり、県外に運んだりして処理を急いでいる。
 住宅以外を含む建物被害は熊本、大分両県の30日午後の集計で4万棟を超えた。うち熊本県の住宅は全壊2246棟、半壊2862棟で、全壊と半壊を区分できない建物や一部破損を含めると被害は3万8292棟。倒壊した家屋の解体も近く本格化するとみられ、環境省は全国の建設業者や自治体からの支援について、県と協議を進める方針だ。
 木くずや壊れた家電製品といった災害ごみは、発生した市町村が処理するのが原則。しかし、熊本市、阿蘇市、益城町、西原村など20市町村は産業廃棄物処理業者でつくる熊本県産業廃棄物協会に支援を求めた。
 阿蘇市は「生活ごみにしか対応できず、大量のがれきは専門業者に頼むしかない」と説明。西原村は「住民が持ち込む災害ごみの搬出や処分が追いつかない」と強調する。
 県によると、熊本市など3市は通常のごみ収集場で災害ごみを回収、一部地域は道端にあふれる事態になっている。御船町、南阿蘇村など25市町村は仮置き場計約50カ所を設け、住民が持ち込んでいるが、一部は満杯になった。
 断水やガスの供給停止、避難所生活の影響で、使い捨ての容器、割り箸など生活ごみも急増。悪臭や害虫など衛生面の悪化が懸念されている。
 熊本県のごみ処理施設は30日現在、県内最大の処理能力がある熊本市の焼却施設を含む4施設が止まったまま。県全体の処理能力の約4割に相当するが、いずれも復旧のめどは立っていない。
 環境省や自治体によると、30日までに神戸、広島、松山など少なくとも全国17市の収集車や作業員が活動。岐阜市や岡山市なども活動を予定している。熊本市や大津町などで出た生活ごみは福岡、長崎、大分各市などに運ばれ、広域処理が進んでいる。
(共同)

 

 ï¼ˆç®¡ç†äººã‚ˆã‚Šï¼‰

生活ゴミは広域処理、災害廃棄物は産廃業者へ流れるようですね。電子廃棄物は海外に行ってしまうのでしょうか?わかりません。

益城町のテント村の横の災害ごみを見てみます。

 

ツイッターより https://twitter.com/ca_noco/status/725673208486060033 

 

 

 

 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/shelter_kumamoto/article/239659 西日本新聞より

【2日からアスベスト調査】(4月30日)

午後の発表内容は次の通り。

・5月2日から損壊建築物のアスベスト飛散の有無をアスベスト診断士(一般社団法人アスベスト調査診断協会から派遣)と熊本市職員で調査する。東部を中心に1000平方メートル以上の20件から先行。その後、鉄骨造を調査する。

 

損壊した建物のがれき周辺にはアスベストが飛散している可能性があります。

マスクをする必要があります。持病のある人はなおさら撤去作業に当たるのは危険↓ 

がん患者、がれき撤去は控えて 抵抗力低下、体調優先を
2016年4月26日22時34分

 国立がん研究センターでは、ホームページ(http://www.ncc.go.jp/)で熊本県内のがん専門病院の受け入れ態勢や相談窓口などの情報を載せている。

がん患者の災害時の心得や注意点も紹介。胃や肺、大腸のがんなどで、抗がん剤の治療をしている場合、1~2週間は治療を中断しても病状が進行することはないという。ただ、白血病など治療を継続すべきがんもあり、医療機関への相談を呼びかけている。

 受診している病院に連絡が取れないときは、同センターの「がん情報サービスサポートセンター」(0570・02・3410、平日午前10時~午後3時)に相談することも可能だ。治療中は感染への抵抗力が低下しているため、がれきの撤去やヘドロ除去、倒壊した家屋の掃除などは控え、体調を整えることを優先する。

 日本乳癌(がん)学会では、ホームページ(http://www.jbcs.gr.jp/)で、熊本県以外の認定施設での受け入れ態勢について、手術や入院、治療法などに分けて紹介する。

 災害時の患者対応に詳しい、兵庫県立大の内布(うちぬの)敦子教授(がん看護学)は「がん患者はけが人などへの配慮から、遠慮する傾向がある。不安があれば近くの医師や看護師などに相談してほしい」と話す。

 

 

 

http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/kumamoto_earthquake/seifu_oshirase9.pdf

 

 

 

 


【熊本の災害廃棄物問題】3mの高さのゴミの山。テレビや木製の棚、割れた皿、ぬれた衣類が異臭

2016-04-25 | ç½å®³å»ƒæ£„物


あふれる災害ゴミ、3メートルに…処理進まず

テレビ朝日 ANN (2016/04/21 11:48)

震災で出たがれきの処理が本格化し、新たな問題も出てきています。

 (青木梨紗記者報告)
 熊本県益城町の避難所の一つ「総合体育館」の裏にある災害ごみ置き場です。益城町では21日朝から雨が降ったりやんだりしていましたが、現在は強い雨が降り続けています。この災害ごみ置き場は震度7の地震があった14日の翌日から設置されていて、町内の建物のがれきなどが運び込まれています。燃えるごみ、燃えないごみ、木材、コンクリート片、瓦などに分類されていますが、地震から1週間が経ち、すでに3メートルほどの高さにまで積み上がっています。町役場によりますと、21日は雨が降っていて作業が危険なため、持ち込みを控えるよう呼び掛けているということです。町中にはまだ倒壊した家が手付かずで残っています。道をふさいでいたがれきは撤去が進み、交通の便は改善されてきましたが、住宅の敷地内にはがれきがまだ残されています。今後、それらのがれきが災害ごみ置き場に持ち込まれることが予想されていますが、ここに集まったがれきを今後どうするか、まだ決まっていないということで、町では対応を検討しています。 

 


熊本 大量の災害ごみ処理に不安 仮置き場も不足か

テレビ朝日 ANN (2016/04/24 06:21)

熊本県益城町では、大量の災害ごみが仮置き場に運ばれました。今後、置き場所が足りなくなることが懸念されています。

災害ごみの仮置き場となっている益城町の小学校の跡地では23日、災害ごみを積んだ車が列を作りました。
ごみ捨てに来た人:「(Q.どういうものを捨てに?)割れた食器、電化製品」「1日、2日じゃ片付かないですよ」
益城町のごみ焼却場は一部が損壊して停止していて、復旧のめどは立っていません。他の自治体が今後、災害ごみを運び出す予定ですが、担当者は「どれだけのごみが出るかまだ把握できておらず、仮置き場が足りなくなる可能性もある」と話しています。

 

 

 


熊本地震 ごみの山「総量読めない」 処理場破損・人手不足…回収進まず
産経新聞 4月24æ—¥(æ—¥)7時55分配信 

 16日の本震発生から23日で1週間が経過した熊本地震。被災地では倒壊家屋のがれきや壊れた家具など大量のごみが回収できず、うずたかく積まれたままになっている。焼却炉の破損や交通渋滞などで回収は遅々として進まず、道路通行の妨げになるなど悪影響が出ている。熊本市は23日、他の自治体の支援を受けて集中回収に乗り出したが、市担当者は「総量が読めない」と頭を抱えている。

 熊本市東区下南部(しもなべ)の市営団地。大人の身長を軽く超えるごみの山が並ぶ。テレビや木製の棚、割れた皿、ぬれた衣類が詰まった袋が異臭を放つ。

 「清掃車が来てもなかなか減らないんですよ」

 同団地に住む理容師見習いの和田裕二さん(24)は困り果てた表情で話す。壊れたタンスを出した和田さんはごみの山を見上げ、「衣類なんかは地震と関係なさそうですけどね」と苦笑いする。

 熊本市では18日から家庭ごみの定期収集を再開。地震のごみは「地震災害ごみ」として生活ごみと並行して曜日に関係なく回収を進めている。ただ、2つあるごみ処理工場の1つが地震で壊れ、処理能力が半分以下の状態。さらに震災対応のため人員不足でごみ回収が思うように進まない。

 道路にあふれたごみが車の往来を妨げており、山積みとなったごみが風で散乱する光景も見られる。市担当者は「総量は全く読めない」と危機感を募らせる。

 地震被害が甚大だった熊本県益城(ましき)町では、事態はさらに深刻だ。唯一のごみ処理工場が機能を停止し、倒壊家屋のがれきなどの処理が全く進まない。生ごみが処理できず、積まれたままの避難所もある。「悪臭を放ち始めていて、風向きによっては避難所中に臭いが充満する」と避難中の女性(39)は話す。

 災害時のごみ処理は過去にも問題になっている。平成23年の東日本大震災で津波による被害が大きかった宮城県石巻市では、家屋のがれきなど推定約53万トンのごみが出た。被災3県は他市町村との協力を進めたが、すべてのごみを撤去するには3年を要した。

 熊本市では、福岡市や広島市などが回収作業や処理を支援しており、今後も作業を加速させる。「ごみが積まれたままになっとるうちは地震が終わった気がしないけんね」。熊本市のタクシー運転手、関洋之さん(55)はごみの山を眺めながらそうつぶやいた。

 

  (管理人より) 益城町では、ゴミがどんどん溜まる一方。生ごみもがれきも山積み。仮設トイレがあふれる寸前

以前にも書きましたが、益城町、熊本市では災害廃棄物の問題がさらに深刻化しています。生ごみ、トイレのゴミも含めて大量に出ていますから、このままだと衛生状態がどんどん悪化していきます。

私の経験で言うと熊本はGWに天気がよければ夏のように暑い時がありますので心配です。当然、電子廃棄物を含む家電ごみの山も出来ています。

一箇所ではなく、あちこちに仮置き場があるのだと思いますが、たまたま、ほかのニュースを見ていて見つけた仮置き場に驚きました。

熊本県益城町の町総合運動公園にテント村を作ったというニュースですが、それが災害廃棄物置き場のとなりでした。ブログ冒頭の4/21のニュースのがれき置き場と同じ場所だと思います。

ヘリコプターからの映像で分かったのですが、その報道ではその件に関しては何も言及されていませんでした。 

 

 ç§ãŒæ‡¸å¿µã—ているのは、家電ゴミからの出火です。中にリチウムイオン電池が入っている家電は落下した衝撃などで出火する可能性があります。それはこのブログでは何度も伝えていますが、こういった緊急の仮置き場も、産廃業者の廃材置き場も家電ゴミを積んでいるという点では同じことです。危険であることに変わりありません。

そういった危険ながれき置き場のよこに避難者のテント村があるということが心配なのです。

今、経験がないため現場では担当者が困っているようです。災害がれきを処理した経験のある行政職員を、他の自治体から派遣するということこそ、私は大事な災害救援だと思います。

 

Google航空地図