Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

D.Gray-man 第219夜「A・Wをたずねて 彼は渦の中でいっそう目を瞑る」2

2016-01-20 17:40:15 | D.Gray-man

昨年中から、夜中はずーーーーっとクトゥルフセッションを切れ目なくやってまして、
お陰さまで「今までやったセッションの中で一番素晴らしいものでした」って感想も戴いた。嬉しい。
でも、シナリオや部屋を用意してると、全く時間が…。
おまけに転職したりと多忙で、ロクに深夜アニメを見るヒマもなし。
ハッと気づくと、クラウン冬の号が出てしまう。
早く書かねば!(;・∀・)

D.Gray-man 第219夜「A・Wをたずねて 彼は渦の中でいっそう目を瞑る」2

1の主なあらすじ「僕はネアを食べちゃいました」

この場合、文字通り、ネアをもぐもぐしたのか、アレン分を食べ残ししたのか解かんないですが、
ネアを吸収したのは確かなようです。
まぁ元々一人だったのが分裂したんだから、元に戻りたい欲求の方が強いんじゃないか?って
別ドラマだったら、そっちがふつーなんですが、そこはDグレ。

自分の正体を忘れきって育ったせいで、二人でいる方が当たり前が常識になってしまいました。
だから、ネアを殺して、食べてしまった事への罪悪感、嫌悪感がもの凄い。

なので、私はマナとネアは元々二人の人間で、千年伯爵のせいで一人に合体させられたのが、
夕日見て、アンニュイになったせいで、人の心を取り戻し、元の二人に戻れたぜ、ハッピー!
でも、ノアの時代に合体して、さすがにそのままだとムリあるから赤ん坊からやり直すぜ、
じゃないかーと思うんですけどねぇ。

何でもありありのクトゥルフやり過ぎですかね、うふふ(^o^;)

まぁ、ネアは伯爵倒せないので、元アレンにメモリー移植してたのが保険で効きましたね。
何でも大事なものはバックアップしとかないとね。
セーブは大事。

さて、続き。

マナは悲鳴を上げ、大鏡に爪を立て、顔を覆って慟哭する。
ごめんなさいと、何度も謝り続け、泣き叫んでも何も変わらない。

『どうしてこうなった。
 何を間違えた。何が悪かっタ?』

タがカタカナなので、伯爵のメモリーがマナの意識を急速に侵食していくのが解る。
マナは伯爵の役を受け入れたものの、またいつ投げ出すか解らない。
ネアを失って尚、マナはまだ使命に生きる事に納得し切れてないからだ。
トップである千年伯爵たるものがそんな事ではとても達成できない。

伯爵には、どうしてもすべき事がある。
肉体がマナである以上、マナの方が肉体の主導権は上。
だから、この肉体を支配する為に、マナの意識を抹消しなくてはならない。
マナがネアを死なせ、肉体を吸収した罪悪感に駆られてる内に
乗っ取りを完了しなくてはならない。

だから、伯爵は爪を立てて、マナの顔の皮膚を傷つけ、血まみれになって、マナと容貌を変える事により、
マナの「罪悪感」を具現化したものとして現れる。
徹底的にマナを否定しなければならない。

マナが不安定でいる内に。
悲しみと絶望の中に閉じ込めてしまわなくては。

【悪いのは、『マナ』だ…】

伯爵はマナを糾弾する。
実際、マナとネアが自分に逆らわなければ、計画はここまで退行しなかった。
その罰は受けてもらわねば。

【『マナ』がブチ壊シタ】

伯爵は罪をマナに一身に負わせる。
マナが加害者であり、自分は被害者。
被害者だから、どんな居丈高で自分勝手な理論も展開できる。
かわいそうなのは被害者の自分だから、加害者のマナにどんな欲求をしても構わない。

【ごめんなさいでスッテェ?】

血だらけの顔が泣き顔をマナを睨めつける。

【『マナぁ』…、おまえさえいなければ、こ~んな惨めなことにはならなかった。
 『マナ』(おまえ)の】せいだ。
 『千年伯爵』(ぼく)じゃナイ。
 『マナ』が全部の元凶デスヨ。

 ぼくは…」

と、伯爵は言いかけ、

「ぼ…、わ、我が輩は…」

一人称を言い換える。
マナをいう存在を消す為、その痕跡を徹底的に消さねばならない。
ぼく、なんて生っちょろい言う人物であってはならない。

【我が輩は…『千年伯爵とシて、計画(シナリオ)の邪魔になるものを排除するマデ】
伯爵は踊るようにマナを嘲笑う。

【『暗黒の三日間』の発動ッッv
 それこそが我が輩の存在理由(レゾンデートル)。
 アダムより与えラレ、我が輩自身が受託した役目なのデスv】


あれ?
アダムって第一使徒だよね?
千年伯爵ってアダムじゃないの? 別人なの?
元々最初のノアメモリーの第一使徒が「アダム」さんで、千年伯爵は彼から
使命をもらってたの?
それとも、アダムに作られた存在なの、千年伯爵は?

ややこしいなー(^_^;)
過去編、はよはよ。
マナと仔アレンのつながりも殆ど描いてくれないし、
今回のマナの苦悩も背景がよく解かんないから、物凄く感情移入がしにくいです。
今んとこ、マナって泣き虫で苦悩してばっかりで、アレンがこんなに大好きな理由が
まるで解りません。
俺の脳内補完にも限界があるので、そこんとこも是非描いて欲しい。
番外編でいいから(小説はもう勘弁(笑)。


(…ぼくを、追い出すの…?)

自分を自分に否定されて、マナは愕然とする。
一応、マナは千年伯爵として生きていくつもりだった。
だが、彼の別意識はマナを認めない。

千年伯爵は憎々しげに吐き捨てた。

【『マナ』なんて元々いなかッタ! 『ネア』も。
 カテリーナが戯れで名付けたただの幻だったのデスヨ。
 我が輩は『千年伯爵』以外の何者でもナイ。
 忘れタのデスカ。
 
 お前にはアダムやノア…この世界に対して償わねばならぬ
 大罪があるこトヲ!】

その言葉にマナの目から一層涙が零れ落ちる。
知っている。それは一番自分がよく知っている。
だから、もうそれを叩きつけるのはやめて。
もう責めないで。

(やめて、もうやめて…)

耳を覆って、座り込むマナと逆に、肉体を奪った伯爵は
笑顔と泣き顔がゴッチャになった顔で鏡をかきむしる、

【『千年伯爵』だけが…それダケガ…ッ、我が輩は…それだけでいいのデス。
 だから、『マナ』(おまえ)は消えロ】

死の宣告にマナは鏡の中で抵抗する。
罪人だろうと、反論せねばならない。
一方的に決めつけられて、このまま消えるわけにはいかない。

「まって、ぼくに…は…」

が、伯爵は無情にその顔を自分の顔で塗り潰した。

(ああ、この顔も邪魔でスネ…。
 『マナ』を思い出ス…『ネア』も…)

伯爵は自分の手から黒い球体を出現させた。
破壊しなければ。
マナもネアも存在しなかった。
伯爵に必要なのは、この肉体と力だけだ。中身はいらない。

「二度と戻ってこないでくだサイ、『マナ』v」

伯爵は自分の顔に向けて、その球体を弾けさせた。
顔も脳も、首の上全てが弾け飛ぶ。
作りなおすのだ。
マナでない誰かに。


…以上が、マナが老けた理由だそうだ。
何でもっと徹底的に別の顔にしなかったかは謎。
こんだけやったのに、マナは性懲りもなく復活し、逃げ倒し、伯爵を振り回す訳で
私がマナをアレンを上回る、Dグレ随一の頑固でわがままと思う理由です(笑)

伯爵の言葉からして、マナはどうもノアの方舟時代に何かやらかして、伯爵に
乗っ取られたか何かしたらしい。
大体、イノセンスのキューブが告げる過去が何かアヤシゲで、
「7千年前、伯爵は倒したけど、結局、雨で人類滅んじゃって、今の人類はノアの12使徒を祖先とする人類なの」
って、普通、イノセンス側が人類の祖先じゃないの?って思うわなぁ。

伯爵が「みんなの願いでやってるだけデス」とか言ってたから、最初は愛する人を取り戻したいって
願いをかなえてるだけかと思ってたけど、神さまでなく、何故伯爵側が人類の祖先やってるかと考えたら、
今の人類を全部作り直すつもりなのかも知れんなぁと思う。

マナは過去の人類も、現在の人類もどっちも愛していて、どっちも残そうと歯向かうので、
伯爵の怒りをかってるのかも知れない。
少なくとも、アポクリフォスは現在の人類に対し、さほど好感を持ってないようなので、
そりゃノアが祖先じゃ執着もないだろうしね。

となると、伯爵に使命を与えたアダムが、何故そこまでイノセンス大嫌いか予想はつくけど、知りたくなるね。
過去編、ちゃんと描かれるといいなぁ。セリフだけじゃ多分訳が判らんだろうし。


さて、街にはファインダーさんが一杯。
皆、手には結界用の盾。
街の人に聞き込みして、アレンが逃げた方向を追っている。
アポ氏に記憶を消されてるとはいえ、街が破壊されまくってるのに町の住人が気にしない点を
彼らはどう思ってるんじゃろ。

ジョニーのゴーレムは封印中。非公式らしい。
まぁ、自動追尾とか外してあるだろうしね。
つーか、世界中教会あるんだから、もっと早くバレると思うが、そこもアポさんがいちいち火消して回ってるのかいな。
このゴーレムのせいで科学班もコムイさんもやべぇと思うけど、いつもの通り、なぁなぁで終わるんだろう。
普通ならコムイさん、100回は首になってるけど、代わりがいないぽいし(笑)

さて、包囲網を形成していくファインダーをこっそりこそこそ潰していくリンク。
封印のショックで放電中のジョニーのゴーレムも回収。

(ウォーカーは今だギルと手錠で繋がれているはず。
 あの状態で追っ手の包囲を突破するのは困難だ)

方舟使えば簡単なんですが、アレンがもう使わないって宣言してるからの。
使えばいいと思うよ(笑)
事情が事情だし。

(あの枢機卿の皮を被った化物も…)

アポクリフォスの顔を思い浮かべると、自分の手が震えてるのに気づくリンク。

(私が、震えている…? あの男を思い浮かべるだけで)

死にかけたトラウマですくみ上がった瞬間、胸の傷がズキン…と痛み、
自分の周囲に白いナマズがその痛みで正気を保たせてくれているのを感じる。
主の危機を察知したのだろう。

(胸の傷が…っ)

リンクは胸を抑え、ルベリエの言葉を思い出す。

「『14番目』は只のノアではない。
 『14番目』を何者からも守り抜きなさい。
 協力者に成り済まし、密かに奴の信頼を得て監視するのです」

長官を疑っている訳ではない。
だが、14番目の事となると、常軌を逸しているような気がする。

(…『14番目』にどんな力があるというのだ。
 長官や中央庁、信じていたものが『14番目』という渦に飲み込まれて
 狂っていくようだ。
 ズゥ老師、そして私自身も。
 心ではウォーカーが宿主の運命に打ち勝つことを願いながら、
 この手で『14番目』を助けようとしている」

パワーに負けて裂けた手袋の下から癒闇蛇の紋章が浮かび上がった。
14番目を助けるか、アレンを助けるか。
どちらかを選ばなければならない時が必ず来る。
アレンの笑顔が見知らぬ人間に変わるのは見たくない。

主の命令か、己の心か。

どちらも裏切りたくはないのに。
リンクはこぶしを握りしめた。
それでも、この道を進むしかない。

(私もまた矛盾しているーー)

自分の信念が揺らぐことが、恐ろしい。


「…マナ?」

さて、千年伯爵を殺そうと、イノセンスを発動しかけたネアだったが、マナが無反応なのに拍子抜けする。

「マナ~? お~い。
 やっぱ…思い出せないか…」

ネアはそっと溜息をつく。
顔を合わせれば、マナの意識を取り戻せるのではないかと思ったが、やはり虫がよすぎたらしい。
他人よりは反応があったようだが、全然足りない。

ふと、肌寒さを感じて、ネアは顔を上げた。
マナのぬくもりが離れていく。
マナは数歩下がって、怯えてまなざしで彼を見つめていた。

「なぜ我が輩をマナと呼ぶのデス?」

ネアは彼を見返し、マナのぬくもりが逃げていく手のひらを見下ろした。
やはり、どうしようもない事なのだろうか。
伯爵のメモリーから逃れることは。

「………。
 マナだから」

それでも、これは変えようのない事実だ。

「マナはこの世であんただけだから。
 あんたがオレをこんな風にしたから」
「ちがウ…ちがウ…」

震えるマナに、諦めたようにネアは目を閉じる。
もう一度目を開けた時、その眼は真っ黒な闇に染まっていた。
それはノアの黒。

「ま、思い出せないのなら、それでも構わないけどね。
 オレのマナ。
 あんたを破壊(ころ)せれば、それでいいんだよ」

マナは思わずこめかみを両手で覆い、叫んだ。

「チチ、ガ、ウゥ。
 我ガ輩ハ、マナジャ?ナイv」

自己防衛の為、千年伯爵の皮がみるみるマナを包んでいく。
肉体を支配する為、精神を不安定にさせていくのはいい手だが、
肉親相手では、正気に戻ってしまう事になりかねない。

が、その瞬間、隠れていたファインダー部隊が叫んだ。

「見つけたぞ、アレン・ウォーカー!!」

結界装置が発動し、ネアを呪縛した。

冬の号に続く。

AKUMAにそんなに効果なかった結界装置が何処までネアに通用するのかしら(^_^;)
デートの邪魔するなんて無粋ねぇ。
これからアポさんがノア達とやってきてからが本番だ。
これにリンクと神田も参加するのか。

この街、逃げて。超逃げて(笑)

でも、きっとアポさんがなかった事にしてくれるんだろう。
こうなると、アレン達は天災と変わらんな。
アレン・ザ・スタンピードと呼ばれる日も近い。

星野先生のインスタでは、一旦ボツになった原稿が載ってたから、
どう話が変わったか楽しみ。
明後日は地方はムリだから、土曜日には読めるといいなぁ(´ï¼›ω;`)

明日はニコ動で星野先生の座談会もあるし、しっかり予約してきたぜ。

ttp://jumpsq.shueisha.co.jp/contents/sq_crown3/

ジャンプSQクラウンでリツイートすると、星野先生のサイン本も抽選でもらえるぞ!
よいこのみんなは今すぐ!



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