Curse priest

さて、ケイト様の生い立ち。
12歳までは普通の人間。それから1ヶ月余りでシャドー化。
て、事はケイト様は自分の顔を当然知っている、両親と違って黒髪なのは髪にシャドーがびっしり取りついていたからとか怖い考えだから止めよう。
シャドー化は指先からだから、髪の色は単純に隔世遺伝かも知れないしー。
煤能力を完全にコントロールできるようになって、顔も自在に出せるようになれば、シャドーハウスから卒業できるし、ばあやの下にも戻れる。
その為には修練の間での修業が意外にも最重要になってしまった。
教えて、スーザン先生！

侍女の出身地はシャドーハウスやミラーサイドがある島の向こう岸にある村。
シャドーハウスは「外」と交易してるそうなので、窓口の一つは当然ここだよね。
侍女以外にも村出身の召使はいたと思うし、大人達は外へ侵略開始してるだろうから、当然この村も恐らくはケイト様や侍女が知らないだけで、もうあなたの知らない世界になってるかも知れない。

繭の件でジャック・フィニィの「盗まれた街」と少し似てるなぁと思う。
あの話は妖精じゃなく宇宙人に入れ替わられる話だけどね。
優しい侍女のいる村が、シャドーハウスに侵略されているかも知れないと、賢いケイト様なら可能性を考えるだろう。
ケイト様が戦っているのは、侍女の為でもあるかも知れない。

ケイト様は人間として育ち、友人とも楽しく過ごしていたのに、シャドー化してしまった為に人間の村では暮らせなくなった。
12歳までは学校へ通っていた筈だけど、その後1年は独学だから余程優秀なんだな、ケイト様。

シャドーである自分が人間世界との違和感に耐えられず、ケイト様は自分自身が何者であるか知る為に、そして居場所を求める為に、ケイト様は侍女に黙って島へ渡る。
老いた侍女が心配するから、せめて置手紙は残そうよ、ケイト様！
まぁ、侍女も昔話をケイト様に話した時点でどこに行ったか察するだろうけど。

だから、ケイト様のモーフ時代の記憶なんてものはないんだ。
ケイト様が知ってるのは侍女に聞かされたミラー家が乗っ取られた一件と自分の出生だけ。
ミラー家の人々は侍女よりもっと館で始まった怪奇現象について知っていたかも知れないし、それに対して対策を練っていたかも知れない。
しかし、召使の侍女には全くその話が伝わってくる事はなかったらしいので（男召使なら旦那様達の助成をしてたかも知れないが残念）あくまで身重の奥様の世話で手一杯だったのだろう。
奥様付の侍女は割と上級職なので、下っ端の女中たちやバトラーとは疎遠なものだから、噂がガンガン伝わってくる訳ないし。
マリーローズが言ってた「モーフ時代の記憶」はケイト様は持っていない。
少なくとも生い立ちの中で、モーフの記憶を母のモーフから引き継いだ描写はない。

マリーローズ、今すぐモーフ時代の記憶を教えてくれ！
模倣する前のモーフ達の生活って凄く気になるんだ。
大きいのとか小さいのとか、何故あんなに大きさに差があるの？とか。
模倣しちゃうと、ジョン様みたいにほぼ全員その頃の記憶が上書き保存されて消えちゃうみたいだし。
あら、でもラムみたくシャーリー様も記憶力凄くて、全部覚えてるんじゃないかしら？
無口だった上に、もうラムとしか念話できんとしても可能性はあるよね！

ケイト様は12歳まで人間だった訳だが、生き人形たちが選定される限界が13歳までという制約と何か関係あるのかしら？
ひょっとしたらショーンは家の都合で優秀でも辞退した可能性はあったかもだし。
ケイト様が13歳でエミリコは２、3歳年下（顔が幼すぎると見抜いたジョン様はカンが本当に鋭い）な訳で、ケイト様の方が栄養事情はよかった筈だし、とりあえず背格好が同じでよかったね。

どうやって、島に密航したのか？　どうやって高山鉄道に（略）
まるでサイレンの春海殿並の傭兵かスパイ並の能力をお持ちね、ケイト様。
侍女にサバイバル能力でも叩き込まれていたのか、ケイト様。

とはいえ、エミリコが選考会で選ばれてよかったね。
でなかったら、どうやってシャドーハウスに潜入できた事やら。
もし、今回は3人でいいわだったら、エミリコは外れていたかも知れない。
はっ、て事はケイト様はこっそり選考書類を事前に確認してたかも。
エミリコがやったのは参加者に自分を書き足しただけだしな。
ケイト様はエミリコが確実に当選するよう事前工作をした筈だ。
でなければ、あなた、私と背格好が似てるわねだけじゃ、エミリコがシャドーハウスに招かれる確証がない。
ケイト様は正体がバレたら非常にヤバいし、敵地に乗り込む訳だから、シャドーの私に笑ってくれた、好きっ！ってだけにゃいかないんだな。
ショーン達が知らずにエミリコを巻き込んでしまったのと違い、ケイト様は恐らく自分からエミリコを巻き込んだと思う。

ケイト様はどうしても「顔」が必要だ。
だから、エミリコが必要だった。
列車の中でモーフ達から顔を取られないよう守る必要もあっただろう。
ケイト様が顔を欲しがるモーフからエミリコを抱きしめて「ごめんなさい、この子だけはあげられないの」と守ってたら萌える。

モーフ達は侵入者がいやしたぜ、旦那とシャドーたちに報告できないのかな？
ペットにされたりしてるから、モーフ時代はイマイチ知能指数が低いのかも知れん。
人間と一体化して、頭がよくなるのは大事なのよね。

首尾よくモーフ達がショーン達を模倣して人間になるのはいいが、やっぱりその時は当然全員裸！！！ですよね！？
服まで模倣は出来ないし、まだバカだし、衣装は別室に用意してあるでしょうけどもそれまでは無垢な裸ですよね。
ジョン様とかパトリック様とか、残念ながら自我がほぼない訳だし、そこは妖精さんだし、生まれ変わったばかりで裸でいる事に何の抵抗もないでしょうが、ケイト様は違います。

心は人間ですよ。
エミリコのフリをしてるだけ！！
だけど、ルイーズ様やシャーリー様と同じように裸でいないとおかしいですよね、ふふふ。
残念ながらシャドーだから、真っ黒ですけども、男の前で裸になるって大丈夫かな、ケイト様。
さすがにエミリコ達から服を剥ぐ訳にはいかないし、悲鳴あげて隠してたら怪しまれるし。
シャドーハウスに乗り込む為です。頑張りましょう！

このくだりはカットされるんでしょうねぇぇ（笑）
エミリコがそこらを突っ込んでくれると面白いだけどなぁ。

でも、必死で守って、一緒に館の謎を解いていく筈だったエミリコが人が変わってて、ケイト様はさぞ驚いただろうなぁ。
最初の頃、ケイト様がビクビクし通しで、周囲を疑いまくってたのは解る。敵地に一人ぼっち。
頼りの仲間は目が死んでる（笑）
だから、洗脳が解け始めて、エミリコと心を通わし始めたケイト様はさぞ嬉しかったと思う。
お披露目で一度諦めかけた時もエミリコとなら、と思えるほどに。

後はね、不思議だったのはここが島なこと。それもかなり大きな島。
遠目だと平べったいですが、高山鉄道あるくらい高低差があり、しかも周辺に村が点在する。
ミラーサイドが公開された時、私はてっきりどこかの国境にある山城を想像していました。
スペインとフランスの国境やスイスとイタリアみたいな奴。
あれなら敵襲に備えて作るのは解る。

でも、現実は島。
高山鉄道が必要（しかも傾斜凄ぇ）な山の上に防衛にも向かないし、敵襲に備えるには不向きだし、出入りも大変だし、何故あんな所に館を築いたのかなぁ？
景色がいいかも知れんけどねぇ。統治するなら対岸の村に作った方が余程いいんでは？
夏だけ過ごす別荘とか？
侍女が勤める位だから、あの島だけ独立国って事もないだろうし、自分の領主様に仕えるよねぇ？

島の方が密室になるTRPGのお約束ですもんね、解ります（笑）

さて、ケイト様の昔話はまだ続くのか？
それとも、ケイト様の今後の方針が聞けるのかな？
謎は深まるばかりでございます。