Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

「進撃の巨人」第22話 「敗者達 ――第57回壁外調査6――」

2013-09-08 14:39:48 | é€²æ’ƒã®å·¨äºº

東京オリンピック決定おめでとうございます!
マドリードでもイスタンブールでもいいやと思ってましたが、決まるとやはり嬉しいです。
これで復興を絶対成し遂げる理由が出来ましたね!(聖火ランナーが復興地を走るので)
きちんを日本を綺麗にして、世界をお出迎えしましょう。

「進撃の巨人」第22話 「敗者達 ――第57回壁外調査6――」

リヴァイ回でした。

さすが人類最強!!
あのミカサをどう上回る作画かと思ったら、最早目視できぬ速さ。
精鋭のリヴァイ班が三人でやってた事を数分でたった一人で!!Σ(゜口゜;

確かにエレンが女型と戦ってる時、思ったようにあの時エレンが巨人化し、全員で戦ってたら絶対勝てたし、
女型を捕獲出来てたかも。
リヴァイが「お前は間違ってない」と言ったのは、リヴァイもその可能性は考えたと思うから言ったんだろうし。
(硬化能力はまだ知らなかったしね)

ただ、それはあくまで結果論で、後でどーにでも言える。
仮にうまくいったらいったで、エレンの暴走フラグが立つし、リヴァイ班との信頼はなくなったし、
「あいつは信用できない」という目でエレンは見られかねず、今のように兵団と協力して戦おうという気にならず、
ピンチになったら、巨人になればいいとエレンがいい気になるだけでいい方向にはならなかった。

エレンはぺしゃんこになるまで、現実を思い知らなきゃいけなかった。
とはいえ、その勉強代は高過ぎたけど(´;ω;ï½€)
ミカサも自分の私怨でリヴァイを怪我させちゃって、今後の戦力に大きな支障をきたす羽目になったし。
新兵である事はツラすぎる。
いい兵士になっても、だから生き延びられるって訳でもない残酷な世界。

で、原作ではそのまま帰還ですが、アニメはここから大きくその途中経過がオリジナルで描かれる。
原作者の諌山さんとちゃんと協力してるそうなので、原作で描かれなかった話なのか、脚本が出した案にOK出したのか。

遺体を馬車に積みながら、これだけは慣れない。自分はどんな死に方をするのかと考えてしまうからと言うジャンと
自分は考えないようにしている。でないと前に進めなくなるからと返すアルミン。
でないと戦えなくなるもんね。

サシャはとりあえず生き延びられたといい、コニーはそれを「よかった」と言えるのか?死者達の前でと詰る。
そういう道を選んでしまったものね。
国にはもう戻れないんだろうな…と思うコニー。
ああ、フラグを立てちゃらめぇ。


死んだ兵士の遺体は出来るだけ収容するが、損傷が激し過ぎるもの、巨人が邪魔で回収できないものは「行方不明」で処理するようだ。
遺族としては、どんな形でもいいからという気があるから、当然、反対する者も出る。特に同郷の友人ともなれば。
だが、二次被害の恐れが大きいので却下するエルヴィンとリヴァイ。
「貴方方には人の心がないのですか!?」となじられながらも、下した命令は翻さないエルヴィン。

これまでも、何度もあった情景なのだろう。
エルヴィン達は5年前から兵団にいるのだから、仲間の死を引き摺る事がどんなに危険か思い知らされている。
上に立つ者として、感情に流されて、これ以上仲間を危険に晒す事はできない。
それが非情に思われようと。

リヴァイに個人的に出来る事はペトラの胸の紋章を形見に持ち帰る事くらい。
彼女を生きたまま連れ帰る事はもう出来ないのだから。

が、反対者は命令を無視して、仲間の遺体を持ち帰ろうとし、巨人の群れを引き連れてしまう。
個人の勝手な行動が、全員を危険に晒す事になるので、やはり集団行動では命令に背いてはいけない。
一人は巨人に食われたが、一人は何とかミカサが救う。平地でも戦えるミカサはやはり凄い。

しかし、巨人の速度は早くしんがりの馬車が追いつかれそうに。
リヴァイは怪我で戦えないので、馬車の積荷、つまり、遺体を全部捨てるように命じる。
その中にはペトラも混じってるのに。
当然、仲間の遺体を捨ててしまう事に拒否感を抱く者もいるが、
「持って帰れなかったのは、こいつらが初めてじゃない」と、リヴァイに説得され、
馬車から、遺体は次々に投げ捨てられる。

栗色の髪が毛布から靡き、リヴァイの目に今、誰が捨てられたか見せつけながら。

巨人の追撃を何とか振り切った面々はしばし休息。
命令を無視したせいで、仲間を危険に晒し、友人の遺体も持ち帰れず、再びもう一人の幼馴染を失って落ち込む反対者に
リヴァイは近付き

「これがヤツラの生きた証しだ。俺にとってはな」

と自由の翼の紋章を渡す。
友人の紋章だと思い、泣きながら紋章を握り締める兵士。

そ、それはペトラの…っΣ(゜口゜;
へ、兵長、あんた、何て何て優しいんや。
それは誰にも渡したくないんと違うんか。

誰よりも仲間想いの優しい人じゃないか(´;ω;ï½€)

これでよく5年以上、心へし折れずに生きてこれたなぁ。
ボロボロになってしまうよ、普通なら。

自分の代わりに涙を普通に人前で流せる人が少し羨ましいかも知れないね。
兵長という責任職についてしまったら、部下の前で感情をあらわにしたり、弱音を吐く訳にはいかないから。

この世界は残酷だ。
でも、とても美しい。

ミカサが心に刻んでる言葉だけど、リヴァイのこのシーンはそれをとても象徴してると思う。
残酷だからこそ、相手を思いやる心の美しさがとても際立つ。
ほんの少しの優しさですら、人を救うのだ。


兵士達の帰還の報に、リヴァイ班の家族達のシーンがそれぞれ描かれる。
恋人。
沢山の家族。
2人きりの老夫婦。

みんな、エルドやオルオの帰りを待っていて、うわあああああああああん(´;ω;ï½€)
ツライ、このシーン、ホントにツライ。

エレンも夢の中で子供の頃を回想する。
「英雄の凱旋」だと胸躍らせた頃。
だが、野次る人々に怒りに胸を震わせたエレンの心を誰よりも抉ったのは、
彼らを英雄だと憧れて見つめる少年の、かつての自分と同じ輝く視線だった。

自分の無力さと悔しさに泣くエレン。

そして、ペトラが不在な事に薄々不安を感じながらも、必死で明るくリヴァイに誇らしく娘の事を語りかけるペトラの父。

ああああああ、兵長の顔があああああああ(´;ω;ï½€)
もうやめて! 兵長のライフはゼロよ!!

敗戦の残酷さ。
壁から出るたび、リヴァイ達は毎回こんな目にあってるのか。
57回目…。

地獄に赴き、また煉獄に帰り、それでも地獄の果てに自由があると信じてやまない。
その為なら命なんか惜しくない。

生命の業の深さはハンパないですね。
壁の中が安全…とは既に言えないのに、真実から目を背けて安全だと言いつのり、だからこそ調査兵団の進撃を「無駄」と非難せざる得ない。

しかし、この敗戦のせいで、調査兵団は失墜。
エレンの憲兵団への引き渡しが正式に決定してしまうのだった…。

そして、次回はアニとの再会。
泣いた女型の理由が解るかな。

本当に深い回でした。
一足先に自由になった兵士達へ黙祷∠(`TωT´)



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