Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

青の祓魔師 第51話「騙される方がバカだって…」  2

2013-11-02 12:08:10 | é’の祓魔師

今日は映画SPECを観に行くよ!
凄く続きが気になってる!
Dグレの新刊も出てるといいなぁ。
夜は焼き鳥です、うふふ。
ストレスがバリバリ溜まってるんで飲むぞー!!

青の祓魔師 第51話「騙される方がバカだって…」  2

出雲と志摩君のシーンから。

「アンタは…あたしの事、どこまで知ってるわけ…?」
「いやぁ何も?
 俺は最初結社にとって重要な娘やて写真見してもろただけやで。
 出雲ちゃん、かわいかったしィ、監視も楽しかったわ♪」

愕然とする出雲。

「…ちょっと待ってよ…。
 アンタ、いつからイルミナティだったの!?」
「えっと正十字学園入学するちょい前?
 藤堂さんに声かけられてー…。
 入学するなら生徒やりながら出雲ちゃんや他の塾生監視して、
 何かあったら報告しろて、そんだけ?」
「…!!」
「不浄王ん時は内心ハラハラしたわーっ。
 でもそっちの件は俺完全にノータッチやったし、
 役割(ポジション)演じてろてゆわれてそうしてたんやけど」

あのバタバタしてた時に一体誰と接触してたんだろ?
藤堂と裏で密会してたのか。他にスパイがいたのか、式神から命令もらったのか。
「現状待機」だけだから、難しい命令じゃないけどな。

ところで祓魔師になるのは祓魔塾にどーしても通わないといけないのかな?
イルミナティでも充分教育できそうなものだし、敵に預けといて時期になったら引き渡すって、
クリーニングじゃあるまいし(^▽^;)
こんだけ術者が多い世界なのだから、他にいくらでも教育機関ありそうだけどな。
ルシィとメフィのチェス対決みたいなもんだから、コマの扱いは面白ければどーでもいいんだろうな。
まぁ、ここは突っ込んだらいけないのかも。

「どうして…!?」

出雲の詰問に

「何も彼(かん)も嫌で!」

志摩はヘラッと笑う。

「坊も子猫さんも兄貴達も家族も明蛇も何も彼も面倒臭くて。
 ぜーんぶ捨ててしまいたくなってもーてん。
 ま、女の子はそーはいかんのやけどお。

 れれ?
 いーずーもーちゃんっ?」

固まってる出雲に志摩はへらへらと声をかける。

いきなり強烈なビンタ。
出雲は冷たい目で志麻を睨み付ける。
志摩は見る見る紅くなっていく頬と鋭い痛みから目を細めて、出雲を見返した。

「…騙される方がバカだって…知ってる。
 でも、アタシは、アンタ達を…」

祓魔塾はいつもバタバタしてたけど、楽しかった。
明るかった。
あの輪に加わりたかった。

頑なな態度や皮肉な言動をとって、距離を置いていたのは、
気を緩めてしまいそうだから。
誰かを信用したらダメだから、自分を抑え込んで、孤独なんか平気なフリをしてた。
朴がいれば、別に誰とも友達でなくてもそう思っていられたから。

でも、朴は早々に祓魔塾を退塾し、皆と否応に関わる事になって、
自分の殻に穴が開き始めてしまったのは解っていた。
戦いの中で命のやり取りを切り抜けるには、互いの信頼と協力が必要だった。
一旦、生まれた信頼はすぐに消せない。
緩んだ心に手が差し伸べられる。
燐が、しえみが、志摩が殻の外へおいでと促すから。
外が確かに明るいのを、昔の私は知っていたから。

だから、最後にこの男に、志摩に背中を預けてしまった。
信じてしまってたから。
一番してはいけない事を、あの瞬間、忘れてしまってたから。

だからこそ、出雲は許せなかった。
それらをあっさり棄ててしまえた、へらへらと笑うこの男が。
やたらとデートに誘ったのも、明るく話しかけてきたのも、全部自分を騙す為だったのか。

「仲間同士なんだって思ってたのに。
 この裏切者!!」


出雲ちゃんの口から「仲間同士」って言葉が飛び出したのは進歩やねぇ。
昔の出雲ちゃんなら絶対出なかったろう。
それを聞いて、志摩は本心どう思ったろうか。
気になるねー。

でも、志摩は今はそれを口には上らせない。
「ふっ」と笑い飛ばす。
それが志摩のやり方。
笑えば、自分の本当の姿を隠せる。
本心を悟らせない。
笑顔のその下を人は深く追及してこないものだ。
笑顔の仮面の下を覗き見するまでは。

あの聡い子猫丸もそうだった。
不可解に思っていたが、問い詰めたりはしなかった。

「怒るんや!?
 意外やなぁ!」

ははっと笑いながら、出雲を見つめる。

「出雲ちゃんは俺と似たもん同士やと思てたのに」

その言葉に凍りつく出雲。

「あ、せや忘れてた。
 これ!」

志摩はポケットから狐のお守りを取り出す。
宝が出雲に渡した「月雲へのお守り」を。

「出雲ちゃんが着てたメイド服ん中入ってたの
 預かってたんや。
 お守りやろ?」

志摩は呆然としてる出雲にそれを渡すと

「ほなな」

と部屋を出て行ってしまう。
その背を出雲は唖然としたまま見送りながら、改めて志摩の言葉を噛みしめる。

(そう、ピンク頭(アンタ)の言う通り、
 あたしは自分の大事な部分を朴にだって晒してない。

 誰も信用してないもの)

出雲は自嘲する笑みを浮かべながら呟いた。
薄汚れたきつねのお守りに向かって。

「裏切り者はあたしの方ね…!」

何も彼も嫌なのに、逃げ出したいのに逃げられないから仕方なくいる。
なのに、その場所に馴染んで、その陽だまりを気に入ってしまっていた。
誰も信用してないと繰り返すのは、そうじゃなくなってたから。
隠し事は続けているけども。
自分を裏切者というのはそういう事かな。
自分の本心を裏切ってる。

そして、志摩君の「出雲ちゃんに会うのは俺の役目」と前回売り込んだのは、
このお守りを出雲に渡したかったから。
気の強い出雲が呼び止めるのも計算の内だろう。

大体、後から戦闘に参加したくせに何故この狐の人形を「お守り」だと知ってたんだ?
出雲にとって大事なものだと。
メイド服に入ってたのをわざわざ預かってたのもそう。
宝だけでなく、志摩も、これを出雲に持たせることが重要だと知ってた。
2人揃ってね。
これを持ってれば、出雲の居場所だけでなく、神様が守ってくれるって事かな。
だから、月雲ちゃんも宝を通して、志摩から出雲に託すようにお願いしたんだろ。
燐達が追いつくまでの時間稼ぎ。
「物質に神降ろし」のキーワードは今回何度も出てるし(笑)

今までの会話はそういう役割(ポジション)を演じての事かな、志摩君。
何せ、バッチリ監視されてるもんなぁ、志摩君も含めて。
本心なんか晒せないでしょ(^▽^;)
まぁ、出雲ちゃんはもうその必要がないからね。


ドアから出た後、志摩は「いってー…」と出雲からのビンタの後を摩る。

「へへ」

いつもの仮面をつけようとして、笑いながらゴンと扉に寄りかかった。
だが、難しかった。
出雲とのやり取りが、痛かった。
似たもん同士の会話だからこそ、抉るように痛かった。
その痛みが志摩に素の顔をさせる。
志摩は闇を睨んだ。
何かを想うように。

だが、その時間は殆ど与えられなかった。
眩しい光が志摩の顔を刺す。

「!!」
「何ヲしている。
 …ホームシックにデモかかっタか?」

マッシュルームカットの双子が嘲りの笑みを浮かべて、警備用の灯りを志摩の顔に当てている。
志摩も監視され、スパイとして軽蔑されている身だと、彼は改めて自覚する。

「んな、まさか」

眩しさから手をかざして笑う志摩の顔には、もう人好きのいい笑顔の仮面がかぶさっている。
お人好しのいないイルミナティでは、余り通用しないかも知れないが。
階級社会では、人柄など評価されはしないのだ。


さて、燐達にバック。

狐の神使いは語り出す。

「なに昔々というほどは遡らぬ。
 事の始まりは五年前…!
 ほんの五年前までは、ここ稲生は清浄の地であったのだ!」

幼い髪の長い少女が、稲生大社の参道の真ん中を走っていく。
何かに向かって一生懸命に。

「十一歳の神木家の娘出雲と、この地に起きた話なり」

ちょんちょーん(拍子木)で、次回過去編。

仔出雲ちゃん、かわえええええええ(*´â–½ï½€*)
「ぎんぎつね」で知りましたが、参道の真ん中は「神様が通るところ」なので、一般人は通ってはいけないそーです(^▽^;)
アニメや漫画は勉強になるね!〆(◕‿‿◕。)メモメモ

出雲ちゃんは巫女さんだからいいのかな?

話的には余り進まなかったですね。
クトゥルフミッションでいえば、調査の序盤て感じ。
潜入する舞台が出たり、背景とか調べてるよーな。

志摩君といえば、窮屈なアレコレが嫌になって転職したら、ブラック企業でした…orzなんて事ぁありえんので、
やっぱ二重スパイでしょ?
でなけりゃ、イルミナティ全員から「お前、アヤシーじゃん」「見てるわよ」「明王いるからいてもらってんだからね!」と
精神的にフルボッコにされる環境にいる訳ないじゃん(^▽^;)
要するに「バレてる」けど、上の命令だから仕方なくいてもらってる感じ。
ルシィ様の考えてる事ぁ解らんわーと、メッシュ姐御は雪男のように胃痛持ちかも知れん(笑)

いやぁ、しんどいわー(^▽^;)
でも、女の子の、出雲ちゃんの為だけんね。
志摩君、頑張れ。
あ、ちょこちょこ本音は漏らしてるね(笑)
出雲ちゃんが気づいてくれるといいけどねー。

しかし、真のヒロイン勝呂が気づいて時は志摩は顔ボコボコにされてそーだ(^▽^;)
ルシやメフィは残酷だよなー、悪魔だもんな。
ぐぬぬ…と人間は思ってるしかないのだった。



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