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今年の「#文学」
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英語論文で見られる良くない表現 この文書では,大学院生が最初の英語論文を書く際にありがちな,良くない英語表現をまとめています. set up: 「落とし入れる,嵌める」という意味があるせいか,あまり使われないような気がする. then: 「次ぎに」くらいのつもりで使う例が多いが,厳密に時間的に後にあることにしか使えない. exist: 日本語は名詞主導の言語なので,「...(名詞)が存在する」という表現が多い.しかし,この表現は動詞主導の言語である英語では多くの場合にはまず使えない.特に「...という現象が存在する」とは全く言えない.動詞主導の英語ではoccurなどを使う(単純な置き換えではダメ)のが良さそうである. there is: 上と同じく there is variability などとはできない. could: could は仮定法過去すなわち,「...できたのにそうはしなかっ
一般にそうであるとされているなら,「考えられている」がふさわしい.信ずるに足る十分な理由があって,主張している場合には「である」「であろう」などのより強い表現がふさわしい.「考えられる」は,「そうとも考えられるし,そうでないとも考えられる.」という文が日本語として十分成立していることから明らかなように,本来かなりあいまいな主張であることを示す語であり,科学技術論文にはふさわしくない.
論文の書き方中級編 見延 庄士郎 2002年6月12日 はじめに まず頭に入れよう どういう文章を書くべきか 論理構造と文章 わかりやすい文章 読者をいざなう 重要なものを先に(top heavy) 道標 2.2 指示語・指示代名詞 語句の配置 並列性(parallelism) 力強い文章 具体的に 簡潔に 正確に 能動態で 避けるべき文章 誤った予想・理解の防止 不要な修飾語句 主体が不明瞭な受動態 さあ書こう とにかく書こう 書くことは直すこと 全体の流れを整える 仕上げる その他 引用文献 読んで楽しい文 材料の選択 図表 イントロダクションをいつ書くか はじめに このドキュメントは,投稿論文や修士論文などを書く際に,注意するべき点をまとめたものです.より初歩的な内容は論文レポートの書き方初級編にまとめています.一部重複もあるが,まずそちらを参照してください.また,卒・修論で目に付い
1.はじめに 2. 節・段落・文(Section, Paragraph, & Sentence) 2.1 節(section) 2.1.1 はじめに 2.1.2 データと解析手法 2.1.3 結果 2.1.4 議論 2.1.5 結論 2.1.6 レビュー論文の節構成 2.1.7 レポートの感想 2.2 段落(paragraph) 2.3 文(sentence) 2.3.1 レビュー論文での注意 3.図と表 (Figure & Table) 3.1 図と表の使いわけ 3.2 図・表の説明文の書き方 4.引用(Reference) 5.書式(Format) 6.推敲・書き直し(re-write) 6.1 チェックのポイント 6.2 自己チェック 6.3 他者チェック 見延 庄士郎 1.はじめに 科学技術の論文を書くのは,その扱う内容だけではなくどのような文を書くかという点においても,小説・随筆
なぜ教科書を使うのか? WEBでの情報の提供が一般化した今日では,自前で教科書に代わる授業資料を作る,という手もある.私も昔こんなのを試してみた.しかし,授業や演習の経験から,よい教科書があるならば,それを使うほうが自前の授業資料を使うよりも,学習効果が高いと考えるようになった.自前の授業資料には以下の欠点がありがちである. 将来の勉強の足がかりがない:授業資料として作ると,普通は必要最小限を作るので,それ以上の勉強する必要が生じたときに,足がかりが無い.厚めの教科書ならば,特に重要な部分を授業で扱って,それほど重要ではない部分は,学生が将来必要が生じた時点で,自分で勉強するという扱いができる. 授業資料では図が少ない:コンピュータで良い図を作るのは,相当骨が折れるので,ついつい図を少なくしてしまう.図がある方が,直感的な理解が容易である. 資料は散逸してしまう.教科書は散逸しないというの
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