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米軍旧立川基地の拡張計画をめぐる「砂川事件」で、米軍駐留を違憲として無罪とした東京地裁判決(伊達... 米軍旧立川基地の拡張計画をめぐる「砂川事件」で、米軍駐留を違憲として無罪とした東京地裁判決(伊達判決)を破棄し、駐留を合憲とした上告審判決前の昭和34年夏に、上告審で裁判長を務めた田中耕太郎最高裁長官(当時、以下同)が、面会したレンハート駐日米公使に「(最高裁の)評議では実質的な全員一致を生み出し、世論を揺さぶりかねない少数意見を回避するやり方で評議が進むことを願っている」と語っていたことが7日、機密指定を解除された米公文書で分かった。1審破棄を念頭に置いた発言とみられる。 当時は日米安保条約改定(35年1月に調印)を目前に控えており、公文書には「もし最高裁が地裁判決を覆すなら、安保条約改定を支持する世論は決定的になる」との期待が記されていた。田中長官は34年12月の上告審判決前にマッカーサー駐日米大使と会談し「伊達判決は全くの誤りだ」と伝えていたことが既に判明している。 公文書は34年8
2013/04/08 リンク