「神鷲」80年前の体当たり攻撃、B29はどこへ落ちた？　東京・亀戸の慰霊祭で調査報告

「神鷲」80年前の体当たり攻撃、B29はどこへ落ちた？　東京・亀戸の慰霊祭で調査報告

熊谷兼一軍曹の慰霊碑で営まれた神事。地元住民や自衛隊関係者らが参列した＝22日、東京都江東区亀戸（...概要を表示 熊谷兼一軍曹の慰霊碑で営まれた神事。地元住民や自衛隊関係者らが参列した＝22日、東京都江東区亀戸（山沢義徳撮影）太平洋戦争末期の昭和19年12月27日、米軍のB29爆撃機を迎撃中に東京・亀戸に墜落して戦死した飛行兵、熊谷兼一（くまがや・かねいち）陸軍軍曹＝当時（20）。体当たり攻撃で敵機を落としたと伝えられ、その献身をたたえる碑が墜落現場近くに建立されたが、相手機の最期は判然としていなかった。その行方を、B29の墜落史実を研究する新井勲さん（90）＝横浜市港北区＝が突き止め、22日に営まれた慰霊祭で報告した。 太平洋戦争終結から80年の節目の年を迎える。当時を知る人が少なくなる中、知られていなかった事実が明らかにされた。 壮烈な空中戦 熊谷兼一・陸軍軍曹（遺族提供）熊谷軍曹は大正13年、長野県竜江村（現・飯田市）生まれ。陸軍少年飛行兵に志願し、埼玉県の熊谷飛行学校で訓練を受けた後、飛行第7

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