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ダイハツ工業は9日、滋賀工場(滋賀県竜王町)で、地元特産の近江牛のふん尿から「バイオガス」をつくる... ダイハツ工業は9日、滋賀工場(滋賀県竜王町)で、地元特産の近江牛のふん尿から「バイオガス」をつくる実証プラントを報道陣に公開した。数年以内の実用化を目指しており、自動車の製造工程や工場の稼働エネルギーとしての活用を見込んでいる。 農畜産業と工業が連携し、気候変動対策に取り組む竜王町のプロジェクトの一環。ダイハツは2021年から準備を進めてきた。現在は近隣の牧場から1日約2トンの牛ふんを集めてつくったバイオガスで発電に向けた実験を始めている。残りかすからは堆肥と液肥を作り、農家に有機肥料として使ってもらっている。 数年以内にプラントの規模を拡大する方針。将来的には1日約20トンの牛ふんからつくったバイオガスで、アルミニウム溶解に必要な燃料ガスの約10%をまかなう。非常時の電源としての活用も考えている。 この日、竜王町内で記者会見した同社の井上雅宏社長は「採算の取れる事業を目指して進める」と意
2024/12/10 リンク