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タクシー残酷物語 21時間勤務でも年収250万円 「給料も命も削られて死にそうだ」――17日、大阪の... タクシー残酷物語 21時間勤務でも年収250万円 「給料も命も削られて死にそうだ」――17日、大阪のタクシー運転手5人が国を相手に損害賠償を求め訴えた。「日本一激しい」とされる大阪の運賃値下げ競争、新規参入の連続による客の奪い合いの壮絶さは本当に悲惨だ。 (……)タクシーの労組「自交総連」によると、全国に36万人いるドライバーの平均年収は約250万円。2勤1休だが、労働時間は規制緩和前より3時間くらい増えて1回あたり約21時間に。37道府県で標準家庭(夫婦と子供2人)の生活保護基準を下回り、時給では約600円の地域別最低賃金にも満たない。家賃が払えず車内や駅に寝泊まりする「タクシーホームレス」になったり、借金に追われ蒸発、運転中に急死といった話は日常茶飯事で、自殺者は年間700人以上(規制緩和前の約16%増)。交通事故も規制緩和で約1.5倍というから、利用する側にとっても他人事ではない。
2005/10/28 リンク