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戦国時代で最強の武将はだれか。歴史評論家の香原斗志さんは「九州の武将、立花宗茂だろう。彼の数奇な... 戦国時代で最強の武将はだれか。歴史評論家の香原斗志さんは「九州の武将、立花宗茂だろう。彼の数奇な人生をみれば、武功に優れているだけでなく、知略、教養のレベルも非常に高かったことがわかる」という――。 「戦国最強武将」の意外なキャリア 戦国最強の武将はだれだったのか。人生のある時期にかぎらず、生涯にわたり最強と呼ぶべき力を発揮し続け、さらには子々孫々まで繫栄させることができたのは、立花宗茂むねしげを措いてほかにいない。 しかも、あの関ケ原合戦で西軍に与し、いちどは改易されながら、である。だが、知名度では必ずしも全国区の武将とはいえないので、生い立ちからざっと紹介していきたい。 生年には2説あるが、有力なのは永禄10年(1567)説で、大友義鎮よししげ(宗麟)の重臣だった吉弘鎮理(のちの高橋紹運じょううん)の嫡男として、豊後国(大分県)の筧城(豊後高田市)に生まれたとされる。幼名は千熊丸で、反