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文科省はいらない 日本の教育は、硬直している。柔軟な改革が進まない。 その元凶は、文部科学省(旧文... 文科省はいらない 日本の教育は、硬直している。柔軟な改革が進まない。 その元凶は、文部科学省(旧文部省)である。 文科省は、日本中の学校を管理している(同じ教育機関でも、塾や予備校は、学校教育法上の学校ではないので、経済産業省の所管になっている)。さまざまな省令や通達で、現場をがんじがらめにしている。そのやり方をみると、教育のことをまるでわかっていない役人のやり方だと思わざるをえない。 日本の大学はその昔、文部省が設置した。小中高校も、文部省が設置した。文科省は、教育は国が仕切るものだと思っている。 大学はそもそも、国が設置するものではない。大学の起こりは国よりずっと古い。ヨーロッパの大学は、法学や神学や医学や……の教員のギルド(組合)だった。アメリカでは、ハーバードもイェールもプリンストンもコロンビアも……、牧師養成の神学校から始まっている。教会の信徒が資金を持ち寄ってつくった。大学が牧