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もう10年以上前。 ある文芸雑誌の上で高橋源一郎が「小説は書いたことがある人にしかわからない」とい... もう10年以上前。 ある文芸雑誌の上で高橋源一郎が「小説は書いたことがある人にしかわからない」というような発言をして、大いに盛り上がったことがある。 「小説」のところには何をいれてもよいだろう。実際に「作り出した人」にしか分からないことがある。それが具体的に何なのかはともかく、作家とはその神秘性を共有する仲間たちなのだ、ということまで含意してしまう発言だった。 すさまじく批判された。そりゃそうだ。文学作品だって「作家」よりも「読者」のほうが圧倒的に多く、作家にしかわからないことを読者が理解してやる義理はないし、読者がカスだと思った作品を作家にしかわからない尺度ですばらしいと言われても困る。 でももう一点。 作家にしかわからないことの「作家」の仕事にはかなりの幅がある。 京極夏彦というホラー(?)作家がいる。彼は本の読まれ方にものすごくこだわりを持っていて、全部のページを字組みからなにからな
2017/11/24 リンク