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どうせ働くなら誰でもお金は欲しいもの。収入の多さで仕事を選びたくなるのは自然なことです。ところが... どうせ働くなら誰でもお金は欲しいもの。収入の多さで仕事を選びたくなるのは自然なことです。ところが、この考えは、幸福度アップの点では問題があります。給料が多いか少ないかは、私たちの幸福や仕事の満足度とはほぼ関係がないからです。前回に引き続き、『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』(クロスメディア・パブリッシング)から一部抜粋して紹介します。 【図表】共働き世帯の妻の年収はいくら? 世帯年収300~500万円から満足度の上昇が鈍る「年収800万円が幸福度のピーク」との説を聞いたことがある人は多いでしょう。ノーベル賞受賞者であるダニエル・カーネマンの研究で有名になった事実で、あらゆる職種の年収とメンタルの変化を調べると、およそ年収が800~900万に達した時点で幸福度の上昇は横ばいになります。 これは世界中どこでも見られる現象で、アメリカでも日本でも幸福になれる金額