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美術の世界を描いたマンガといえば、細野不二彦『ギャラリーフェイク』(1992年~2005年、12年~不定期... 美術の世界を描いたマンガといえば、細野不二彦『ギャラリーフェイク』(1992年~2005年、12年~不定期連載)、羽海野チカ『ハチミツとクローバー』(2000年~06年)、山口つばさ『ブルーピリオド』(2017年~連載中)が三大ヒット作と言えるだろう。 今さら説明するまでもないが、『ギャラリーフェイク』は贋作専門の画廊を経営する藤田玲司が、さまざまな美術品にまつわる謎や事件に挑むミステリー風味の娯楽作。『ハチミツとクローバー』は、美大生たちの痛切な青春群像劇。『ブルーピリオド』は、藝大受験をテーマに創作の喜びと苦しみを描く。 しかし、それらのほかにも芸術を志す若者たちの苦悩や美術界の光と影を描いた作品はたくさんある。京都精華大学に日本初のマンガ学科が創設されて約四半世紀。美大出身の漫画家も増えてきて、自身の体験をもとに描くケースも少なくない。今回はそんな美術系マンガから選りすぐりの8作をご
2024/02/23 リンク