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「昭和」と同世代の早野ビル。前を走る熊本市電はビル完成と同じ1924年に開業=熊本氏中央区で2024年12... 「昭和」と同世代の早野ビル。前を走る熊本市電はビル完成と同じ1924年に開業=熊本氏中央区で2024年12月23日、津島史人撮影 忙しく行き交う熊本市電を見守るように、くすんだ灰色の壁の建物がたたずむ。市電と同じ1924(大正13)年に完成した熊本で初の商業ビル「早野ビル」(熊本市中央区)は、2年後の改元で始まった「昭和」と同世代だ。高さ16メートルの「背丈」で、新しい高層の建物に周囲を囲まれているが、今も確かな存在感を示している。 市電の線路に面した出入り口から見える段差の大きい石造りの階段、薄暗い廊下、花びらを散らしたような装飾窓はほとんど当初のまま。大正、昭和初期の雰囲気を伝える。 市文化財課によると、設計は県立工業学校(現・熊本工高)出身の矢上信次。東京で関東大震災(23年)に遭ったといい、その経験を踏まえた耐震性と防火性能を、屋上に塔屋を付けた鉄筋コンクリート造り4階のビルに詰め
2025/01/12 リンク