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2017年に出た本で、発売当時は出版イベントなども行われ、NHKクロ現プラスでハルキストも特集され話題に... 2017年に出た本で、発売当時は出版イベントなども行われ、NHKクロ現プラスでハルキストも特集され話題になった。2019年に文庫化され、2020年には電子化もされた。「そろそろ読んでおかねば」と思い、重い腰を上げ『騎士団長殺し』を読んだ。ハードカバーだと2冊、文庫だと4冊分ある。分量が多い。だいたい一週間で読んだ。すらすら読める。 感想は、鬼気迫る物語ではなかったし、なかなかコミカルだったとさえ言える。これまでの作品と比べたら特にそう。暗い部分とか、悲痛な展開とかは全然ない。物語は穏やかで落ち着いている。山の上の小屋に住む、画家の生活がよかった。あれはけっこう憧れるんじゃないか。そして、雨田具彦の物語だったら、もっと感動激動スペクタクルだったんじゃないか。ユズはありえない。 村上春樹作品は読みやすいんだけど、直近だと『猫を棄てる』(エッセイ)の方がおもしろかった。著者の態度も本の中身も真に
2021/09/02 リンク