〔金利マーケットアイ〕夜間で国債先物に戻り売り、岩田日銀副総裁発言は材料視されず

〔金利マーケットアイ〕夜間で国債先物に戻り売り、岩田日銀副総裁発言は材料視されず

東証夜間取引で国債先物は弱含み。足元の中心限月９月限は、日中取引の大引けから４銭安の１４４円２５...概要を表示 東証夜間取引で国債先物は弱含み。足元の中心限月９月限は、日中取引の大引けから４銭安の１４４円２５銭近辺で推移。市場では「日中取引終盤にかけて外為市場での円高一服、日経平均株価の下落幅縮小で、国債先物に戻り売りが出ていたが、その流れを引き継いでいる。巻き戻しまでには至らないが、日中取引中盤に急伸しただけに、高値警戒感も加わり、いったん利益を確定する動きが出ているようだ」（国内証券）との声が聞かれた。 日銀の岩田規久男副総裁は２８日午後に京都市内で講演し、日銀の金融緩和の柱は「物価安定目標へのコミットメント（必達目標）、つまり２％の物価目標を２年程度の期間を念頭に置き、できるだけ早期に実現することを責任を持って約束すること」と述べた。また、「金融政策の実体経済への波及は、半年から１年半かかる」、「消費者物価指数は、実勢より高いため１％ならデフレに戻るリスク」と発言。市場では「発言内容に目新しさ