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佐脇嵩之『百怪図巻』より「犬神」 鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「犬神」。左下の童子姿の者は「白児」... 佐脇嵩之『百怪図巻』より「犬神」 鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「犬神」。左下の童子姿の者は「白児」(しらちご)という妖怪。 犬神(いぬがみ)は、狐憑き、狐持ちなどとともに、西日本に最も広く分布する犬霊の憑き物(つきもの)。近年まで、大分県東部、島根県、四国の北東部から高知県一帯においてなお根強く見られ、キツネの生息していない四国[要検証 – ノート]を犬神の本場であると考える説もある。また、犬神信仰の形跡は、島根県西部から山口県、九州全域、さらに薩南諸島から沖縄県にかけてまで存在している。宮崎県、熊本県球磨郡、屋久島ではなまって「インガメ」[1][2]、種子島では「イリガミ」とも呼ばれる[1]。漢字では「狗神」とも表記される[3]。 犬神の憑依現象は、平安時代にはすでにその呪術に対する禁止令が発行された蠱術(こじゅつ:蠱道、蠱毒とも。特定の動物の霊を使役する呪詛で、非常に恐れられた)が民間
2015/08/14 リンク