女川原発2号機　前倒しで再稼働もあっけなく停止

女川原発2号機　前倒しで再稼働もあっけなく停止

●前倒しで再稼働も5日後に原子炉停止 東北電力女川原発2号機は、当初予定より4日間前倒しで10月29日に再...概要を表示 ●前倒しで再稼働も5日後に原子炉停止 東北電力女川原発2号機は、当初予定より4日間前倒しで10月29日に再稼働した。しかし、わずか5日後の11月3日にトラブルが発生し、あっけなく原子炉を停止した。報道によれば、トラブルがあったのは原子炉内の状況を示す「中性子検出器」の補助計器。電動での出し入れができなくなり、手動で回収した。原子炉に異常はなく、東北電力は計器本体や出し入れする装置など何らかの問題があるとみて原因究明を進めるという。 地元報道の中には、原因究明には格納容器内へ立ち入らなければならず、原子炉を停止したと解説するテレビがあったが、それは違う。報道では何が起きているのか、まったくわからないので、本稿において詳細について解説したい。 ●「補助計器」はミスリード 「中性子検出器」の補助計器とするのはミスリードである。原子炉内の中性子束（中性子の数=原子炉出力）を計測する計器は、起動時か