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不特定多数の「買い手」と「売り手」をマッチングさせ結びつける場所は、市場と呼ばれます。読み方は“シ... 不特定多数の「買い手」と「売り手」をマッチングさせ結びつける場所は、市場と呼ばれます。読み方は“シジョウ”、もしくは“イチバ”ですね。 その歴史は古く、多数の露天商と多数のお客さんが“イチバ”で売ったり買ったりする様子は、どの国の歴史ドラマを見てもよくでてくるし、その風景も非常に似通っています。 現在の日本人には、「売り物には定価が存在する」と考えている人も多そうですが、それら伝統的な“市場の風景”を見ればよくわかるように、定価販売は歴史的に見ても、また国際的に見ても、主要な売り方ではありません。 日本で定価販売が始まったのは、明治半ば以降にデパートができてからでしょうか。だとすると、たかだか100年くらいの歴史です。 それ以前は、モノの値段は需給に合わせて日々変動しており、さらに、店と客が個別に価格交渉をして決まっていたわけです。 今だって、日本中の売買のすべてが定価で行われているわけで