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「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン著 ハヤカワ文庫SF ひとまず読了。 感動的な本。 最初、この本を読... 「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン著 ハヤカワ文庫SF ひとまず読了。 感動的な本。 最初、この本を読了できるかどうか、不安になったが、それは杞憂だったようだ。確かに難解だけれど、ストーリー自体が難解なわけではないからだ。この小説を好きではないという人は、多分、SF小説に向いていない人だろう。 この本については、解説で紹介されていた英ローカス誌の発行・編集人であるチャールズ・ブラウンの「これはなんのためにSFがあるのかを雄弁に物語る作品だ」という言葉が、みごとに的を得ているような気がする。大森望氏が言うように、「イーガンはほとんど独力で、現代SFの最先端を支えている」のだろう。この作品は、ステープルドンからクラークを経て辿り着いた、「未来誌」の最先端であることは間違いない。 この作品の素晴らしいところは、「神」あるいは「それに相当する存在」がいない点である。イーガンの短編「祈りの海」でも