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零戦が三菱重工製であり、堀越二郎技師が設計したことは広く知られている。しかし、堀越氏が零戦の次に... 零戦が三菱重工製であり、堀越二郎技師が設計したことは広く知られている。しかし、堀越氏が零戦の次に開発したのが局地戦闘機「雷電」であることは、大戦機マニア以外にはあまり知られていない。今回は、世界に一機だけ現存する雷電と、そこに搭載されるエンジン「火星」をリポートする。 文/鈴木喜生、写真/藤森篤 【画像ギャラリー】名機雷電の画像を一気に見たい方はこちらで! 日本帝国海軍が発注し、三菱重工が開発した局地戦闘機「雷電」は、カリフォルニア州にただ一機だけ現存している。ロサンジェルス空港からクルマで東へ1時間ほどの場所にある「プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館」には、各国の大戦機が数多く保存されているが、日本軍機が並ぶハンガーの一番奥に「雷電二一型」は展示されている。 残念ながらこの雷電は飛行できない。しかし、私たちはこの機体を詳細に撮影すべく、当館のスタッフに依頼し、ハンガー内のほぼすべての機
2021/09/03 リンク