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photo by shin--k 司馬遼太郎さんの『世に棲む日日(一)』を読んで、一番残ったのは、吉田松陰の母であ... photo by shin--k 司馬遼太郎さんの『世に棲む日日(一)』を読んで、一番残ったのは、吉田松陰の母である杉滝の性格です。 「苛烈ささえ、彼女にとっては陽気な詩のたねになった」とか、「聡明ということのみが本来陽気のためになりうるものであるということを、彼女ほどその一身で具現した婦人はあるいはめずらしかったかもしれない」と評されています。要するに、底抜けに乾いたユーモアを持っていたようです。大河ドラマ『花燃ゆ』では、檀ふみさんが演じる役ですね。私は、その明るさこそが本来の知性ではないかと思いました。 年頭のブログで、よいことは何も起こらない、悪いことはたくさん起こるだろうと不安を煽る予言をするのは、本当の知性ではないと思います。 また、思い出したのは、浅田彰さんか中沢新一さんが言っていたマルクスの家庭の様子です。マルクスの家庭は家計が苦しかったようですが、マルクス独特のユーモアから
2015/01/09 リンク