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堀井憲一郎著「若者殺しの時代」を読み終わりました。 前半は結構面白く、なるほどねー、と思いながら、... 堀井憲一郎著「若者殺しの時代」を読み終わりました。 前半は結構面白く、なるほどねー、と思いながら、 軽快な筆致に引っ張られて読み進みましたが、 後半から、「違うだろ。」と思う部分が増えてきました。 良い所まで行っているけど、詰めの甘い本、というのが感想です。 以下、各論的に個別に論評します。 バブル絶頂の1989年に「一杯のかけそば」が流行った、 これはバブルが貧乏人の祭りだったからだ、 というのは納得です。 1983年頃からクリスマスが若者の祭りとなり、 恋愛を始めとする若者の遊びが、 大人の商売に取り込まれていった、 というのも納得です。 ラブホテルの内装がシンプルになり、 ディズニーランドが聖地化し、 NHK連続テレビ小説の視聴率が下落して行き、 社会党の議席数も下落して行き、 お茶と水が有料になっていった、 という80年代の現象もろもろを、 若い女性の「お姫様化」で説明するのも納得
2010/04/15 リンク