日本たばこ産業(JT)は2月4日、同日開催された取締役会において、飲料製品の製造販売事業から撤退することを決議したと発表した。
具体的には、JT飲料事業部およびジェイティ飲料株式会社で行っているJT飲料製品の製造・販売を、2015年9月末を目途に終了することを予定している。
JTは1988年に飲料事業に参入。「桃の天然水」や缶コーヒー「ルーツ」などに代表されるヒット商品を展開してきた。
しかしリリースによれば、「積極的な販促活動で規模を追求しつつ、高品質・独自性を追求した商品を短期間で開発し続けることが不可欠な厳しい事業環境」にあるとして、経営資源の配分など全体最適の観点から、JT飲料製品の製造販売事業から撤退することになったという。