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演奏しない衝撃体験、3Dシンセ「KORG DSN-12」って何だ?

2014年06月25日 17時00分更新

文● 四本淑三

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12台のシンセサイザーを抱えたミニワークステーション(表向きは)

 さあ、どこから手を付けましょうか。説明できないとはいえ、あくまでもシンセ部分は真面目に作り込まれておりますので、ひとまずその機能についてさらっておきましょう。

 DSN-12を平たく言うなら、バーチャル・アナログ・シンセサイザーを12台積んだミュージックワークステーションであり、MS-10/20がモチーフになっています。

シンセパートのメインパラメーター画面。デザインモチーフはおなじみのMS-10/20です

当然ながらパッチング画面も。VCOにPWM(パルス・ワイズ・モジュレーション)が設定されていて、分厚いモジュレーションサウンドが作れます

キーボード入力画面はタッチペンでリアルタイム演奏も可能です

コルグ製品でおなじみのKAOSSILATOR画面もあります。XY軸に任意のパラメーターを設定してスケール通りのメロディーを奏でたり、音色の操作ができたりします

 この12台のシンセパートに、それぞれ最大64ステップ・最大64パターンのシーケンサーがあり、それらをつないで曲にするという構成です。

 リアルタイム操作できる12台分のシンセがフルパート使えるので、音を作り込み、そして曲を作るのに何ら不足はありません。

 でも、この豪華なシンセパートさえ、すぐにかすんで見えるようになります。

シーケンサー画面はいつものピアノロール式

入力済のシーケンスを呼び出すパターン選択画面。リアルタイムでパターンを切り替えつつの演奏もできます

パターンプログラム画面。64あるパターンの進行をここで設定します

メイン画面。シーケンスやパターンの選択、コピー、ペースト、消去ができます

エフェクトはリバーブに加えて、FX1とFX2にディレイ、コーラス、フランジャー、コンプレッサー、キックのいずれかを選べて、計3種のエフェクトが同時使用可。なお 「キック」はアタックと低音を強調するためのエフェクトです。

ミキサー画面では音量のほか、エフェクトのアサイン、パン、ミュート、ソロの操作ができます

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