アクティブサイト全体に対する各Webサーバのシェア
さて問題はここからだ。Netcraftでは別の視点から割り出したWebサイトシェアの推移も出している。図3はそのひとつで、図2で示されたアクティブサイト全体に対する各Webサーバのシェアを割り出したものだ。Apacheのシェアが減少傾向にあることは代わりないものの、一方でMicrosoft(IIS)のシェアがそれほど高くないどころか、nginxに負けている。
この傾向がさらに顕著になるのが図4の「アクセス数の多いサイト上位100万におけるWebサーバシェア」で、アクティブな上位サイトの半数超でApacheが利用されているもののシェアは微減傾向にあり、代わりにnginxがシェアを少しずつ伸ばしているというものだ。
筆者の推測ではあるが、Netcraftによる前述アクティブサイトの定義を考えれば、自動生成サイトでのMicrosoft(IIS)利用率が高く、よりアクティブなサイトでは依然としてApacheの利用率が高く、中でもnginxの人気が日に日に高まっているといった傾向が見て取れる。