前回はウォークマンがなぜ高音質と言われるのか、その理由を解説したが、今回はPCでの音楽管理やウォークマン本体の再生機能など使い勝手について紹介する。
特に、現在iPhoneとiTunesの組み合わせで音楽を聴いているという人にとって、音楽プレーヤーをウォークマンにするというのは煩雑な手間がかかりそう、と思われるかもしれないが、実はそうでもなく、iTunesとの共存も難しくはないのだ。
ウォークマンもいろいろあります
その前に、これまで「ウォークマン」=「NW-ZX1」的な扱いをしてきたが、実際にはさまざまなモデルが存在し、機能も異なる。本特集では引き続き最上位モデルのNW-ZX1をメインに紹介するが、ここでそのほかのラインナップについても紹介しておこう。
S-Master搭載ウォークマンラインナップ | |||
---|---|---|---|
シリーズ名 | NW-ZX1 | NW-F880 | NW-M500 |
デジタルアンプ | S-Master HX | S-Master MX | |
DSEE | DSEE HX | ―― | |
ClearAudio | ClearAudio+ | ―― | |
ノイズキャンセル | ―― | ○ | |
FMラジオ | ―― | ○ | |
NFC&Bluetooth | ○ | ||
無線LAN | ○ | ―― | |
OS | Android 4.1 | 独自 | |
S-Master非搭載ウォークマンラインナップ | |||
機種名 | NW-S780 | NW-E080 | NW-WH300/W270S |
DSEE | DSEE | ―― | |
ClearAudio | ClearAudio+ | ―― | |
ノイズキャンセル | ○ | ―― | |
FMラジオ | ○ | ―― | |
NFC&Bluetooth | Bluetoothのみ搭載 | ―― | |
無線LAN | ―― | ||
OS | 独自 |
ラインナップはS-Master搭載機と非搭載機の2種類に分かれる。S-Master搭載機でも、ハイレゾ音源の再生に対応した「S-Master HX」採用モデルと、非対応の「S-Master MX」採用モデルがあり、前者はAndroid採用機種のみが搭載している。
シリーズ全体を通して、圧縮音源の高音質技術「DSEE」や、音質を自動で最適な設定にする「ClearAudio+」(後述)の有無などの違いもある。
なお、NW-WH300/W270Sは機能的には少ないが、WH300はオーバーイヤーヘッドフォン一体型モデルとなっている。また、W270Sは防水仕様となっており、泳ぎながら音楽を聴けるという特別なモデルだ。
上記の2機種とNW-M500は映像を表示できるようなディスプレーは搭載しておらず、動画の視聴などは行なえない。
ちなみに、後述の「Content Transfer」(Mac版)や「Media Go」といったソフトウェアは上記の全機種で利用可能だ。
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