120GBクラス最速のmSATA SSDを決定!
NUCで実力をチェック
次は実測テストをしていこう。計測する各SSDは、システム+基本的なアプリとデータを保存でき、手ごろな価格となる128GBまたは120GBを用意。マシンは6Gbpsに対応するmSATAスロットを備えるNUCベアボーンのIntel「BOXDC3217BY」を使用した。
各SSDにWindows 8 Proをインストールし、計測時点のWindows UPDATAをひと通り適用した状態を「CrystalDiskMark 3.0.2e」と「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」で計測する。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i3-3217U」(1.8GHz/オンボード) |
マザーボード | Intel「Desktop Board D33217CK」 |
メモリー | SanMax「SMD-N8G68CTP-16KL-D」(PC3-12800 SO-DIMM 4GBx2枚組) |
電源ユニット | ベアボーン付属 |
OS | Windows 8 Pro(64bit) |
4製品の読み書き速度を計測
「CrystalDiskMark 3.0.2e」と「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」の結果を見ていこう。CrystalDiskMarkはランダム(デフォルト)テストデータの1000MBで計測している。
Crucial m4
「CT128M4SSD3」
Intel SSD 525
「SSDMCEAC120B301」
MemoRight MS-701
「MRMAD4B120GCCM2C00」
PLEXTOR M5M
「PX-128M5M」
ダントツのライト性能を発揮する
PLEXTORのM5Mが最速だ!
イベントでPLEXTORが語っていたとおり、「M5M」がmSATA最速の結果を出している。128GBモデルながらシーケンシャル/ランダム(512K)ライト性能は320MB/秒台と爆速。キャッシュ容量が倍の512MBとなる256GBモデル「PX-256M5M」は、さらなる性能向上に期待できる。最速狙いなら、PLEXTOR「PX-128M5M」ならびに「PX-256M5M」でキマリだ。
「M5M」には負けるがCrucialの「m4」にも注目。2011年登場以降、ファームウェアのバージョンアップで速度を向上させてきた同シリーズの特徴は、しっかりmSATAモデルにも受け継がれており、最新SSDに劣らないリード/ライト性能を発揮している。mSATA SSDでは最安となる価格で、この性能なら文句なしだ。また、「M5M」より3000円近く安くなる容量256GB「CT256M4SSD3」も、コストを抑えつつ容量が欲しい人にオススメできる。
SandForce製コントローラーを採用する「SSD 525」と「MS-701」は、ランダムテストデータのベンチマークだと公称値から大幅にダウンするSandForce製ではの結果に。「MS-701」はランダム(512K)リードが400MB/sを超えているのがグッドだが、割高感は否めないので今後の価格次第だろう。
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