4月19日、内田洋行はクラウドを活用した“ウチダ・ビジネス・クラウドサービス”(仮称)の構想を発表。その第一弾として、ホワイトボードに書き込んだ手書き文字を“検索可能な文字情報”に変換できるOAボード「書撮りくんEN」を開発した。「Evernote」と連携する機能を持つ。
書撮りくんENに接続した、Androidタブレットのアイコンを押すと、板書した画像がEvernoteに自動アップロードされる。この画像は同時に、クラウド型のデジタル化サービス「O-RID-KYBER」(開発元:オーリッド)を利用して文字認識されるため、検索が可能となる。また、過去の板書情報はクラウド上に格納されているため、携帯端末などで参照したり、必要に応じて印刷し直すこともできる。
内田洋行はオーリッドで共同でAndroidタブレット用ソフトや、画像をテキストデータ化する際の連携機能などを開発した。会議などの情報共有や再利用、プレゼンテーションツールとして有効だとしている。
製品の販売は6月20日に開始する予定(β版は5月10日から提供開始)。価格はOAボード、Androidタブレット、ソフトなどを含めて30~40万円程度になる見込み。文字認識など、クラウドサービスの利用には別途月額使用料が発生し、3年リースの場合月額1万円程度の料金になるという。
