12月21日、マイクロソフトはアプリケーション仮想化テクノロジー「Application Virtualization(App-V)」が、NTT東日本とNTT西日本の「フレッツ・ソフト配信サービス」の基盤に採用されたと発表した。
フレッツ・ソフト配信サービスは、フレッツ上の配信用サーバにパートナー企業(ISV:Independent Software Vendor)の持つアプリケーションを仮想化の上で保管し提供するサービス。提供されるソフトウェアは、フレッツサービスのユーザーがWeb上で購入可能で、PCにインストールすることなく利用が可能になる。App-Vはこのソフトウェア配信の仕組みとして使われる。
本サービスによってISVは、フレッツサービスのユーザーを対象に自社アプリケーションの販売機会を拡大できるとともに、PC端末認証機能によるライセンスの不正利用の抑制が可能になるという。また、配信基盤をNTT東西が用意するため、運用管理の負担軽減が見込まれるとしている。
また、マイクロソフトは「ISVの誘致を目的とした共同セミナー(2010年1月28日実施予定)を実施するなど、フレッツ・ソフト配信サービスの普及を通して、新たな市場開拓に向けた取り組みを支援していきます」としている。